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【1219803】茂木健一郎さん

投稿者: 受験生   (ID:VCA9xGeK2OY) 投稿日時:2009年 03月 10日 11:44

附高卒業生の茂木さんが 朝日新聞 「暮らしの風」に ご自身の卒業式の時のエピソードや高校生活について書かれた文が載っていたらしいので読みたいのですが、いつ発行されたものかわかりません。 何月号に載っていたか、またその文のタイトルなどご存知の方 教えて下さい。 よろしくお願いします。

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  1. 【1219905】 投稿者: 3月号ですね  (ID:x8NNK3BDRXs) 投稿日時:2009年 03月 10日 13:31

    「ありがとうもいわずに」
    2年3年の時の担任の数学の先生のお話です。
    もし手に入らないようでしたら暇な時に書いて差し上げますよ。
    先生は実名なのでイニシャルにしますね。

  2. 【1221228】 投稿者: あ  (ID:2n4OIQBPsFk) 投稿日時:2009年 03月 11日 13:43

    保護者会のときに副校長先生が読み上げてくださいましたので、自宅に帰って探していましたが、次の日に読むことができました。何度読んでも、副校長先生の声と重なって胸に響いてきました。

  3. 【1222066】 投稿者: 3月号ですねさんへ  (ID:eqSIuv26WNA) 投稿日時:2009年 03月 12日 03:39

    朝日新聞は購読しておりますが、海外在住の為、「暮らしの風」を入手することができません。
    もし差支えなければ、内容を書いて頂けますでしょうか?

  4. 【1222778】 投稿者: 受験生  (ID:VCA9xGeK2OY) 投稿日時:2009年 03月 12日 16:51

     スレ主です。 3月号ですね 様  早速のお返事頂き有難うございました。
    今年の3月号ということは 最近配布されたのでしょうね。すぐに朝日新聞に 問い合わせてみます!

  5. 【1222971】 投稿者: 3月号ですね2  (ID:x8NNK3BDRXs) 投稿日時:2009年 03月 12日 19:53

    4月号は今日配布されましたので先月来ました。
    海外の方も観ているそうなので一応書いておきますね。


    「ありがとうもいわずに」

     高校の2年と3年の担任は、ちょっと色の浅黒いS先生(実名)だった。
    数学担当。確か海の近くに住んでいて、
    校舎のある世田谷まで通っていらしたのだと思う。


    しゃべり方に独特のリズムがあった。
    時々ぬっと顔を上げて、私たちの方を見つめた。
    「なんじゃ?」
    ぎょろりと大きな目。迫力のある眉の表情。真摯でいて、どこか余裕がある。
    その口調の魅力によって、数学の奥深い世界に引き込まれていった。
     S先生は、情熱をもって教えてくださった。
    それは、時に高校のカリキュラムや、受験のための技術を
    超えた数学の精神そのものにも触れていた。


     一度、「調和級数」について語って下さったことがある。
    2分の1、3分の1、4分の1、・・・・。
    一つひとつは急速に小さくなっていく数の列を、加えていくと
    やがて無限大になってしまう。
    「この事実を知った時、私はびっくりしたね。本当に
    不思議だなあと思った。一生、数学にかかわって生きていきたいと
    決意しました。」
     力のこもったS先生の言葉が、まるで昨日のことのように
    浮かび上がる。


     子供というものは、「ありがとう」と言わずに成長していってしまうもの。
    私たちも、例外ではなかった。


     やがて迎えた卒業の日。あんなに愛した高校生活だったはずなのに
    それから開放され、新生活へと入っていくことに
    私たちの胸の中はざわざわと浮き立っていた。

     白く塗られているので「ホワイトハウス」と呼ばれていた
    高校の講堂。
    私たちは、つい口数が多くなっていたのだろう。
    遠くの演壇から見ているS先生の顔が、少し曇っていたような気がする。


     やがて式が終わり、教室に戻った。最後のホームルーム。
    私たちを前にして、S先生は静かに、
    しかし一言一句に力を込めてお話された。

     
    「お前らいいか。いつか今日の卒業が、どれくらいありがたいことか、
    わかる日が来るから」


     大きなS先生の目は、いつもよりもさらに見開かれていて、
    心なしか、その奥がしっとりと湿っていたようにも思う。


     それにしても、私たちはうかつだった。
    失って初めて、何げない日々のありがたみがわかる。
    何もそんなに変わりはしないと思っていたが、同じ仲間と、
    一年中机を共にして学ぶあの濃密な空間は、
    もう二度と戻ってこないのだと悟ったのは、
    大学のキャンパス生活に慣れてから、だいぶたったころの
    ことだった。


      以来、時折S先生のことを思い出す。
    あの日、S先生の胸には、どのような哀しみがあったことだろう。


     卒業して以来、お目にかかる機会もない。
    ずっと言えずにいたから、今こそこの場を借りて申し上げたい。
    S先生、本当にありがとうございました。


    以上です。

    4月号は「桜の理由」
    幼いころからなじみの公園に桜の木が植えられた理由を
    お母様から聞いて知ったというお話。
    リクエストがあればまた暇な時に書きます。
    いいのかどうか・・わかりませんが。

  6. 【1223126】 投稿者: うわぁ~  (ID:4lHE.41MNDs) 投稿日時:2009年 03月 12日 21:59

    ありがとうございます。先日の保護者会の講堂で、「ここがホワイトハウスだったのかぁ。」などと思ったのですが、肝心なお話の内容が分からなくなっておりました。私も探していたのでとてもうれしいです。
    3月号ですね様 お忙しいでしょうに、本当にありがとうございました。

  7. 【1224001】 投稿者: 受験生  (ID:VCA9xGeK2OY) 投稿日時:2009年 03月 13日 15:02

     3月号ですね 様  書き込んでくださって有難うございました。 朝日新聞に問い合わせたのですが、購読者以外には配布できないとのことで(我が家は朝日新聞とっていないのです。) がっかりしていたんです。  長い文を書いてくださった3月号ですね様には感謝! 感謝です!。  「ありがとうもいわずに」とても胸に残る文章ですね。 茂木さんが附高でとても充実した学校生活をおくられていたことがよくわかります。 茂木さんは「脳を活かす勉強法」の中でも高校時代のことに少しふれていらっしゃいますが、それ以外にも今回のように附高についてよく書かれているのでしょうか? ご存知の方いらっしゃったら教えて下さい。

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