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投稿者: 新スレ主 (ID:27IwqUyfjB2) 投稿日時:2017年 03月 06日 19:56
旧版「正しい附高情報」板が書き込めなくなっているので、立ち上げました。
在校生関係者です。旧版は志望者、受験生が参考によく読まれていたようです。学校の好みはそれぞれですので、正確、正直な情報に基づき、それぞれが判断できるような有益な情報板になればよいと思います。校内生でも情報がない人もいるので、場合によっては役に立つこともあろうかと思います。
【荒らし、実在の当事者の傷つくことを慮らない書き込みはお断りします。スレ主としてはインターエデュに削除依頼を出します。が、誰が見ても取り合うこと自体馬鹿げているようなあまりにも低レベルなものはそのままスルーすることもあるかもしれません。】
最近散見される「間違った附高情報」で目に付くのは、下記の二つです。
内部情報をご存じない方が不完全な情報にもとづきなんとなくイメージで書いたものが一人歩きしていると感じます。
1.校則が厳しくなっている。
→なっていません。
『辛夷祭をはじめとした行事や部活にも積極的に取り組み、高校生活をしっかり送ってほしい。しかしそれは勉強をしなくていいということではない』といった自覚を促すお言葉はあります。昔の附高ならそれすら言わなかったということはあるかもしれませんが、世の中全般の高校生の幼児化と関連しているのでは、とスレ主は考えます。校則にはなんら変化はありません。
2.土曜授業で締め付けが厳しくなっている。
→土曜授業は学科授業ではありません。月一度の「探求活動」という課題発見・解決・研究型の取り組みです(一部SSH、SGHに含まれます)。今年度の2年生から本格化したもので、学年全員が1年近くをかけて自由にテーマを設定し、個別に指導教諭について研究を行ないます。今年度は年に数度、講堂での口頭発表、ポスターセッション(英語、日本語)や、学芸大学、早稲田大学等での発があり、他の高校の専門教諭や大学教授によるアドバイスなどが受けられます。研究レベルは生徒それぞれですが、大学の学部レベルに踏み込んでいるものもあり、将来の学会発表にもつながる原体験になる、附高らしい取り組みとスレ主は感じています。今後の展開はスレ主もフォローアップ情報がほしいです。
3.受験指導をしない。
→比較の問題ですが、スレ主は『言われているよりかなりやるな』と感じています。1年生の時からそれなりに問題集等の課題、宿題はしっかり出ていますよね(しっかりやるかどうかは人それぞれですが)。また3年の実力テストは国立入試へのバロメータになっていると思いますが、いかがでしょうか。校内順位、偏差値も出ますし、大手の統一、冠模試とは絶妙に時期が分けられています。
中間、期末などの定期テストは、英語は私立文系入試を想定した長文、国語、地歴特に古文漢文と世界史はかなりの難度なので文系ならそのままで予備校に行かずに国立難関大入試に対応できるように出来ていると感じます。
ですので、ことさらに「受験指導」と謳わず、しっかり取り組んだ者には受験に則した実力がつくようにできているのではないかと思いますが、いかがでしょうか。また、3年になると物理化学の特講がありますが、理系科目はいかがでしょうか。利用法等、先輩方からのアドバイスやフォローアップ情報お願いします。
4.1年から全員塾通いである。
→それはウソです。そのようなことはありませんし、必要もないし、また行事のほか各種レポート、普通の学科の宿題もある忙しい学校生活の中、かえって大変です。Z会はじめとする通信をしている人は多いです。また2年生の途中で何らかの塾に行き始める人は一定数いますが、多くは数学だけとか英語だけとか1科目です。全く塾なしで難関大に合格する人ももちろんいます。もちろん平凡な成績で、学校でも努力しない者が最後まで通信も予備校も何も使わずに難関大に合格できるとは申しません。
5.辛夷祭の3年の演劇でキャストなどをするなと教師が言う。
→これは、ありません。『しっかりやりなさい。ただしメリハリをもって』とは言われます。
6.附属中学生出身者の友達の輪が出来ているので高入生は一人ぼっちになる。
→これも、ありません。3附属中学は別な学校で、高校入学前に友達になる機会はまずありません。各中学の4クラスから入学後ほぼ均等に8クラスに振り分けられるので高校一斉スタートと変わりません。多少『あいつ知ってるな』という人がいる程度です。高校入学後の新しい友人関係の方が楽しいので、ことさらに中学時代の友人とつるんでいる人は少数派と思われます。
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「間違い正し」のほかに、最近のトピックスとして、スレ主も余り知らないのが
「東工大、東京学芸大への連絡進学制度」です。
これから本格化すると思いますが、どのような展開になるのでしょうか。
【個人的には説明会に出ればいいのですが、受験生等に有益な情報があればフォロー情報お願いします】
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【4483342】 投稿者: 新スレ主 (ID:27IwqUyfjB2) 投稿日時:2017年 03月 06日 20:00
「最近目に付く間違った附高情報」 二つではなく六つでした。
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【4483450】 投稿者: のんびりまったり (ID:Xnb9M67Kb6w) 投稿日時:2017年 03月 06日 21:10
スレ主様、スレ立て有難うございます。
前スレは受験前非常に有益で参考になりました。
自由参加の探求授業?のようなものはスケジュールの合う限り参加しています。
最近、東工大連携プログラムような何かがあり申し込み致しました。
追ってご報告できるような内容が子供から聞けましたらコメントさせて頂きます。
通塾に関しては我が子は、ノー塾ノー勉でまずは自学学習の復活からというゆるい状態で過ごしています(親は危機感は持っています)
1年は部活や学校生活に慣れることを最優先課題として2年からかなという感じですね。(1年から鉄というお子様もいらっしゃいますしそれぞれです)
保護者自由参加の年に1度の旅行などで保護者も親睦を深めており、外部生保護者は一様に学校に溶け込めるか心配するが杞憂に終わったと話されています。
我が家ものんびりまったり学校生活を楽しんでいる印象です。
外部受験で入学しましたが、学校外で一緒に遊びに行ったりする学友にも恵まれてマイペースに学校生活を楽しんでいるようです。
有益なお話ができるかどうかは分かりませんが、末席にて参加させて下さい。 -
【4483861】 投稿者: 某内部 (ID:1ZekGPlolus) 投稿日時:2017年 03月 07日 06:14
附高大好き!子どもも親も。
絶対に東大家庭は真剣に附高以外も検討
というのが最近の流れ。
他校は分からん。 -
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【4483971】 投稿者: 某内部2 (ID:svYfPSUXEYw) 投稿日時:2017年 03月 07日 08:40
東大家庭って、親御さんやご兄弟が東大出身の方ですか?あまりにたくさんいますよね。
つまり附属中学からどこの高校に進むかということですか?どこを選ぶかはそれぞれでは。なんとなくの私の感じでは附属中学より附高の方がいわゆる「東大家庭」?率が高いような気がします。
なんのかんの言って子どもも親も附高大好き、な人が多いのはわかります。入学式で校歌を歌える保護者が多いのに驚きました。先生方にも附高→東大パターンの方結構いらっしゃいますしね。 -
【4484135】 投稿者: 校舎・制服については? (ID:UGPCoXrDkVo) 投稿日時:2017年 03月 07日 10:28
新スレ主さま、スレたてご苦労様です。
>正確、正直な情報に基づき、それぞれが判断できるような有益な情報
とのことで、6つの間違った情報とそれに対する反論が掲げられており、たしかに、附高に対する歪んだ認識を正すには有効だと思います。
しかし、古臭いとよく言われる「校舎、制服」については、まったくスルーですね。なぜでしょう。
古くて埃っぽい校舎、昔ながらの窮屈な制服については、残念ながら反論できない、以前から言われている情報で間違っていない、ということでしょうか。
校舎は3年間そこで学ぶ建物ですし、制服は3年間毎日それを着て過ごすので、学校生活にとってとても重要です。
そこで、校舎・制服についても「間違った附高情報」があるのなら、きちんと反論、回答をして、認識を正していただく必要があると思います。
よろしくお願いします。 -
【4484171】 投稿者: 「校舎・制服については?」さん (ID:ZA0xSeyxS..) 投稿日時:2017年 03月 07日 10:53
校舎の文句はここでしても仕方がないですね。文科省の予算自体が削られて、予算配分は大学と一緒になっていると思います?、耐震性はしっかりしていると聞いています。日比谷も西高も横浜翠嵐も校舎はとても古いと聞いています。
災害の場合は学校が避難所になりますから、その前に国としては全ての校舎の耐震性の補強が急がれているのでは?
それから、制服ですが、女子は分かりませんが、男子の制服は生徒や保護者に人とても気があります。外で制服を見て声を掛けられ、応援される事も多いようですね。
古臭いって・・・、人それぞれ感性が違いますので古臭いと思わない方も大勢いる事を理解してください。 -
【4484645】 投稿者: 新スレ主 (ID:27IwqUyfjB2) 投稿日時:2017年 03月 07日 17:16
校舎、制服は?さま
ご指摘ありがとうございます。スレ主です。
私のスレ建ての動機は、事実関係が間違ったまま一人歩きするのを正すことでした。
校舎・制服については?さまの言われる「以前から言われている情報」が、具体的に何を指すかわからないのですが、「古臭い」というのは情報でなく感じる人の個人的な知識やセンスの問題なので、取上げるには値しないと思っていました。でもせっかくなので回答?します。
まず「古い」ことと、「古臭い」ことは全く別のことです。
ここ数年、「和服」が格好いいという流行があります。和服には紛れもなく機能的でない部分がありますし、和服を「古臭い」と感じた時代もあったわけで…しかし今そう言ったら、その人の感性のほうが「古臭い、センスがない」と思われるでしょう。
宇治の平等院は、見た瞬間、その古さに衝撃を受けますが、それを「古臭い」と言う人は「教養がない」と思われるでしょう。東京駅の駅舎もしかり。
ファッションや、デザイン(建築もその一部)は常にそのリスクをしょっていて、今最先端のものほど、10年もたつと、恥ずかしいほど、俗っぽくて古臭くてどうしようもなく見えるということはよくあります。
一方、昔から変わらないものが、最先端、最高機能ではないながら、意外と時代の変遷を耐え抜いたりします。少しの機能不足をやりすごしながら、工夫して大事につきあっていく時間の積み重ねから「伝統」が生まれます。
共通するのは、ある歴史や美意識を代表し、それ自体がなにか品格を持つといえる形にまで結晶していて、ゆえに普遍性がどこかにひそんでいること。
だから「古く」はあっても「古臭く」はないのだと思います。
「伝統」になりうる「結晶」や「普遍性」を感じ取るのがセンスや教養ですので、附高の校舎や制服を「古臭い」としか感じない人が本当にいるなら、その人のセンスがその程度なのだと思います。ユニクロの服、軽くて安くて着易くていいですよね。あのデザインが時代を超える普遍性を持つとは思えませんが。
正直、古臭いとか言っている人は、本当は古臭いかどうか判断できるセンスはないだろうと考えます。スタイルを持っている人は、自分と異なるスタイルについて、無意味に否定しないものです。さらにその先の個人の好みは、本当にそれぞれですから否定しません。
…と、なりますが、これでは実も蓋もありませんから、少し事実関係のポイントを上げ、ヒントになるサイトをご紹介します。
スレ主の気づかないポイントもあると思うので、校舎・制服については?さま、「校舎・制服については?」さんさまはじめ、「別のポイントがある」とお感じになる方は、ぜひフォローアップをお願いします。
<間違った附高情報>
7.校舎が古くて、地震の際など危険だ。不衛生だ。冷暖房もない。ほこりっぽい。
→本館、講堂などの古い建物はしっかりした耐震強度を持っています。
3.11後、専門機関の耐震調査が入り、「強度は問題なく、改修・建替え等の必要なし」とお墨付きをもらったそうです。
あの校舎は、昭和10年(1935)に学芸大学の前身である青山師範学校の校舎として建てられました。当時は関東大震災(1923)の記憶もまだ生々しく、公共建築は強度や構造に腐心してしっかり設計、施工されたものが多く、現在も近代日本の粋を伝える「歴史的名建築」として存在意義を発揮しています。ちなみに現在東大の本郷キャンパスに独特の風格を放つ法学部、医学部、工学部等の代表的校舎も概ね同時期の建築です。
この辺「新しければいい」といえない典型例です。むしろオイルショックで建材が高騰した1970年代や2000年代に低予算で施工されたビルなどに、強度上問題があるものが見られるのはよく知られているところです。街中によく「表面はピカピカだけど、裏はなんとなく安普請のビル」あるでしょう。
→附高の建物はアール・デコ様式とスパニッシュ、インターナショナルスタイルの折衷デザインで独特な美しさを持っています。附高のHP「学校概要→施設紹介」に写真がありますが、多くの建物探訪サイトなどでも取上げられています。
「校舎・制服については?」さんさまが校舎については予算がないと書いていらっしゃいますが、必要なものがあるとすれば、スタイルを変えてしまう「改修」ではなく、スタイルはそのままに「修繕」する費用と思います。
施設整備については、同窓会が動き出しているという話も聞きますので、今後の情報を待ちたいところです。
→トイレなどの水周り設備は近年設備改修を行い、きれいです。
→冷暖房は、全ての教室に整備されています。
→シックハウス、ハウスダストアレルギーのあるスレ主は埃に敏感なのですが、附高が勉学の場としてことさら埃っぽいと感じたことはありません。緑と土が豊かな広大な敷地に建っているので、土ほこりの季節もあるかもしれませんが、密閉空間の生活埃と違って体へのストレスを感じません。使うところは生徒がきれいに掃除していて基本、衛生的です。
いかんせん広大なので人が行かない「物置チック」なところはありそうです。
8.制服が古臭く、時代錯誤だ。生徒に人気がない。機能的でない。
→古臭い、時代錯誤 については、冒頭に書いたとおり、感じる人の問題です。そういう方は、多くの私立伝統校の詰襟やセーラー服にも同じイチャモンをつけるのでしょう。
→今の生徒にははっきり言って「人気がある」制服です。
あの制服に憧れた、あるいは好きだ、という生徒は多いでしょう。
中学から詰襟に慣れた男子はそうでもないかもしれませんが、女子の場合、生徒の多くを占める東京、神奈川の中学校、高校の制服のおおかたはブレザーですから、憧れのセーラー服という生徒も多いです。独特のリボンの形、鮮やかな紺のラインが3本も入った襟など、シンプルな割に意外と派手なデザインは、女子生徒の間では「可愛い制服」と愛されているようです。
→機能については、これは私服に勝るものはありませんね。
また詰襟もセーラーも、冬服は太っている人にはちょっとつらいかも。しかし大騒ぎするほど窮屈でも、暑い寒いものでもありません。中にシャツを着るので衛生的にはブレザーと変わりません。工夫しだいです。
校舎、制服など、現在の附高の個性をなす要素の正確な歴史は、同窓会報「泰山木」の記事にヒントが多くあります。毎回の特集記事がおもしろく、読み応えがあるので、興味のある方はご覧ください。こういうものを見ると、きちんと後輩に歴史を継承しようと努力される先輩のありがたみを感じます。
附高HPトップ→卒業生の方→同窓会→組織と活動→会報誌 (下記URLのそれぞれ最後に、.htmlを入れてください)
◆校舎についての記事
泰山木 No.21 特集 母校創立50周年 → 学び舎を知ろう
http://www.taizanboku.gr.jp/kaihou/21/kaihou21_manabiya
筆者は卒業生。文化庁に勤務、文化財保護の仕事に携わっている
◆制服についての記事
泰山木 No.33 特集 制服 ―着こなしの変遷60年― → PDFダウンロード
http://www.taizanboku.gr.jp/katsudou/kaihou/taizanboku/index
筆者は卒業生。日本古代史、服飾史専門の歴史学者