筑駒・東大合格率７割超え！｜掲示板スレッド

開成との２トップなどと言われる現在よりも、いわゆる教駒の頃の方が、一極集中度合や東大（現役）合格率は圧倒的だったと思うが、学校の教育あるいは教育の場としての学校という意味では、現在の方がはるかに洗練されているように思う。
いろいろ見聞きする筑駒の近年の教育は、コミュニケーション能力や課題発見・問題解決能力の育成を学校側が明確に意識して３大行事を学校運営の中心に据えていること、あるいは国際的な視野を持たせ、その後の（英語に限らず）自己研鑽の契機となり得るような国際科学オリンピックなどへの参加の慫慂や海外の学校との交流、さらには自分の人生をどう切り拓いていくべきか考えさせる契機となる、社会の各分野で活躍するＯＢなどによる講演会や交流会の設定、大学以降を見据えた筑波大学との協力による大学の研究室訪問などなど、まさにトップリーダーの育成と呼ぶに相応しいシステムが構築されてきているという印象だ。
学校として成熟してきたと言ってもよい。
その入口となる中一では、それまでのサピックス的な詰め込み・演習・あらかじめ設定された正解にたどり着くスピードの訓練などに慣れた子供たちの思考と志向を一旦解体し、学問に通じる姿勢を身に着けさせることを意識しているとも聞く。
さらに意識的に加えるとすれば、人生、生きること、社会、歴史などの意味や意義を深める「哲学」（洋の東西を問わない）に取り組む要素であろうが、それは今後に期待したい。
いわゆる東大模試の高得点に結びつくような日々の授業ではないので親は焦るかも知れないが、長い目で見れば、この学校での生活が社会に出てからの高出力・高機能のエンジンとなるだろうと思う。
もちろん、そのような環境が与えられようとも、もっとも重要なのは個人（つまり個々の生徒）の自覚に基づく努力であることは言うまでもない。
・・まあ、上記のような時間を捻り出すために、入試用の勉強などはさっさとこなすという意味で鉄緑会に通うことを否定するものではないが（笑）、鉄にわざわざ通わなくてもそのくらい自分でさっさとやってしまえばいいのにとは思う。

ですね。
ただ、最近はもっと受験型の教育を望む親が増えてきている、とも聞いています。そんなことしなくても素材が良ければ東大くらい何とかなると思うのですが、つい焦ってしまうというか。

へーすごいね。
社会に貢献してね。

意味のないコメントではあるが、このようなコメントが出がちなのが「世の中」というもの。
従って、これもまた勉強の材料である。

筑駒は素晴らしい学校だと思うし、こういう国立中学は失ったら２度と新たに作ることはできないから大切にしてほしい。
一方で、最近の国の教育行政（国立大学人文社会科学系廃止、再編案等）を見るにつけ
筑駒だけが永遠に聖域とはならないだろうと漠たる不安も感じている。国にマージンを確保する余裕がどんどん無くなっている。

筑駒の連中がどれだけ勉強ができるかは、俺が書くまでもないので書かない。
俺が書くのは、筑駒らしくない筑駒の話。
少し前の話だが、仕事の関係でいくつかの学校の高校生にインタビューをしたことがあった。
俺は物見遊山でついていって、みんなにコーヒーをおごるぐらいしかしなかったが、インタビューを受ける高校生の中に筑駒生がいた。
インタビューが終わって会議室から出ると、ひとりの女の子が廊下にいる。
鼻筋の通った、「正統派美人」というタイプの女の子だ。
その子が筑駒生のところに駆け寄って、腕を組んだ。
「え？君の彼女なの？」
「ふふふふふふ」
「やるなあ！凄い美人じゃないか！」
「へへへへへへ、クラスメイトなんです」
「？？？？？？」
種を明かせば、この「正統派美人」はクラスメイトの女装。筑駒の文化祭でのミスコンにも出たとのこと。
（これで優勝できなかったんだから、どんだけレベルが高いんだと思ったね。）
雑誌のインタビューということで、大人たちをからかってやろうと考えたらしい。
他の高校の連中も手を叩いてウケてたよ。

その女の子（？）は、「歩くのが何しろ大変。ここまでくるのがしんどかった」とこぼしていたが、
敢闘賞ということで下の喫茶店でみんなにケーキを食べさせた。
それぐらいは価値のあるイタズラだったぜ。

いや、筑駒らしいです。非常に。

この学校は、全体的にお笑い基調。いかにウケるかこそ、学校行事での大きなポイントです。
文化祭は言わずもがな、エデュでも、吹き出せる文章は、相当なレベルであるように、校内誌の文章も、ウィットに富んでいて、本当に面白い。
駒親が間違いなく許さないだろうけれど、その道に進んでも十分やっていけるんじゃないかと。

基本頭がいいと、人の笑いまで支配できるのか、とすら感じます。

偏差値で選んでいる人ばかりですね。
数年後に日比谷に抜かれれば、あっという間に凋落していきそうです。