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【241403】学習塾対象学校説明会

投稿者: ラジアン   (ID:7GyiIdZcvY2) 投稿日時:2005年 12月 04日 18:48

Inter-eduの掲示板にはこんなものも掲示されているんですね。今の戸山の教育の特徴がわかりやすく説明されていると思います。

【都立高の復権〜注目される都立高 説明会レポート〜】

戸山高校 学習塾対象学校説明会

今回の説明会の冒頭、校長の佐藤徹氏は、戸山高校に他の都立高校とは違う独自の魅力・特徴を持たせる必要性を述べた。

例えば、都立高校改革に伴い進学指導重点校各校が取り入れた難関大学進学対策は、結果的にどこも似た内容となっており(1・2年次に各科目を満遍なく学習する国公立対応型の授業カリキュラム、土曜授業・長期休業期間中や放課後における補習・補講の実施、自習室の設置・土曜自習室、卒業生によるチューター制度の導入等、戸山高校も既に導入済み)、これをもって差別化を図るのは難しい。

また同氏は、中高一貫私立校が超難関国公立大学受験の主役である現状では、60年代のように戸山高校から100名超の東大合格者を出す事には無理があり、やみくもに大学進学実績を追うだけでは不十分だと述べた。

差別化の選択肢として戸山高校が選んだひとつが、スーパーサイエンスハイスクール(SSH)の指定だ。SSHとは、文部科学省が指定する科学技術・理科,数学教育を重点的に行う高等学校であり、戸山高校は都立高校でただ1校指定を受けた。

SSHについて詳しくは
http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/14/04/020416a.htm
http://www.nokai.ne.jp/k-column/kcolumn-22.html

SSHは、希望する生徒に対して行う「プラスαの理・数系教育」であり、生徒全員が履修する訳ではない。ただ校長佐藤氏が同校サイト内 http://www.toyama-h.metro.tokyo.jp/annai/f_koucyou.htmlで述べるように、「一部の生徒対象ではあっても都立高校として最も先進的な教育活動を展開することは、本校の理数以外の他教科の授業のあり方も刺激し、授業全般の改善の契機」となり、他校との明確な差別化手段となる。

また、平成15年12月に完成した新校舎 http://www.toyama-h.metro.tokyo.jp/annai/f_koucyou.htmlは都立屈指のハイテク校舎で、SSHの指定と共に戸山高校に「最先端」のイメージを与え、他校との差別化に役立っている。

他の進学指導重点指定校との差別化が難しい難関大学進学対策においても、戸山高校は健闘している。学生は高校2年及び3年時の2回、自分が希望する国公立大学見学に行かなければならない。学生が自主的に大学見学に行くのを期待する事は難しいので、学校が強制的に大学見学を実施し、志望校に対するモチベーションを高める目的だ。また生徒が、進学指導冊子に含まれる先輩の合格体験記を熱心に読み、勉強法等を研究している事に注目。今年度はなんと100名分の合格体験記を載せるという。これらは非常に地味な努力であるが、生徒の視点に立つと最も有効な進学対策かもしれない。

戸山高校は、都立普通科では日比谷に次ぐ歴史を持つ伝統校であり、大学進学実績も都立屈指だ。他の進学指導重点指定校に劣る要素はもともと無い。にもかかわらず戸山高校は他の指定校との差別化を志向しており、このような努力は他の指定校には見られないものだ。
戸山のカラーが好きで戸山を志望する学生にとっては、他に代替の無い学校だ。

平成17年7月13日

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