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投稿者: 親馬鹿おやじ (ID:q2LDMvtjiU2) 投稿日時:2015年 12月 16日 13:05
早生まれの息子から、最近こんな質問を受けて、驚きました。もしかしたら、将来見込みありそう?と親馬鹿ながら心はずんでしまいましたが、こうした好奇心にどう応えて伸ばしてやればよいのか?、先輩保護者の皆様にお知恵お借りいたしたく、宜しくお願いします。
1動物にはなぜ眼か二つあるのか?
(遠近感、視野とフォーカスの関係から、進化上必要かと、説明)
2自分とお友だちとどちらが大切?
3地球ができたのはいつ頃?(ガス、ガス球、水、生命の誕生、進化をかいつまんで説明)
幼少時から読み聞かせはしてきたのですが、読書とか最近まで好きではなく、じっくり本を読むより、すぐに知りたいというタイプです。恐竜が大好きで、恐竜の本にはまっています。
どうして、うえのような疑問を抱いたのか、謎です。(苦笑)
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【3935814】 投稿者: 楽しみですね (ID:dWX2YY7b0sw) 投稿日時:2015年 12月 21日 21:40
目の問題、何だか大人のほうが夢中になりますね。
視野や立体視などの機能面で説明したくなりますが、それだとほとんど視力が機能していない原始的な生物にも目が2つあることの説明ができなくなります。
なぜ3ではなくて2なのか、これにも答えられないですね。
発生生物学的に考えると、この問題は多くの生物の器官が身体の中心を軸とした左右対称に配置されているデザインの面白さにたどり着きます。
この辺りから考えを発展させるのも面白いですよ。
じゃあ、心臓や肝臓はなぜ1個?などと悩みが尽きなくなりますが。 -
【3935834】 投稿者: 世の中は不思議だらけ (ID:o.jS2z9e.bk) 投稿日時:2015年 12月 21日 22:05
(1)小生なら遠近感の説明には「敵や災害から身を守る」に加え「食料の確保」のためと付け加えたいところです。ただし、正解は現在誰も現状判らないので君が大人になるまでにぜひ納得のいく説明を考えてほしい。と言うと思います。
(2)どちらが大切か?
これは、人を考える場合は物やお金を考える場合と異なり、軽重比べる対象になりえない事を説明します。君がかけがえのない大切な人であるように誰かもかけがえのない大切な人です。比べる前提は、単位があることが必要であることを説明します。人柄や人の重要性などについては単位が無いので比べる対象になりえない事を説明します。人も走る速さや算数の学力は比べる事は可能です。
(3)地球がいつできたか?
現在は判っておらす、諸説ある事を説明します。これも現在の科学ではこのように言われているが、将来はもっと説が出ることを言います。 -
【3936391】 投稿者: 師走 (ID:yrt77btHO4w) 投稿日時:2015年 12月 22日 13:44
目のお題ですが。
かなり長くなりますので、興味のないかたはスルーしてくださいね!
とても6歳の子供には理解は無理なので、書きませんでしたが。
今年放送された「NHKスペシャル・生命大躍進」という番組で、「そして目が生まれた」というテーマでかなり新しい理論を発表しています。最近のHNKの科学番組の中でも秀逸だったと思います。
生命の最初の「目」は、植物の光合成を行うための細胞でした。何億年もかけて進化してその光センサーとしても細胞はできました。その三日月型の細胞とほぼ同じ細胞が、クラゲにあらわれます。動物が植物の遺伝子を偶然取り入れた事により、可能になった進化です。
次の時代、カンブリア紀に生物は大爆発的に種類が増えます。
そのときの人間の祖先といわれる脊索動物「ピカイア」という生物(これは、今、もっと古い時代の生物が見つかり、諸説あります)が持っていたのは、明暗を
感じることができる小さな目にすぎませんでした。同じ時期に現れた大型節足動物は、巨大な複眼を持ち、視野も広く、圧倒的な力を持っていました。脊索動物は弱い存在でした。
しかし、その後、脊索動物は大きく進化します。
今の人間と同じカメラ眼を持つことになります。これにより、視力が飛躍的に伸び、節足動物の広いけれどぼんやりした視覚に勝つことができたのです。その後の脊索動物の進化は、ご存じの通りです。
進化とは、突然、ただひとつの個体で起こり、それは全くの偶然にすぎません。
昔考えられていたような、徐々に変化していくのではなく、突然一個体において、奇跡的に変化がおこります(と今は考えられています)
今のところ、カンブリア紀にいた目が5つあった動物が滅びてしまい、最初のカメラ眼を持つ動物が偶然2つの目を持っていたため、その後の生物の目の進化は道筋が決まったと、思われています。
なので、3つがだめで不自由で、2つでなければならなかったのではなく、
偶然はじめのカメラ眼の持ち主が、ピカイアに続く2つの目の持ち主だったという事なのだと思いますし、今の目の進化における最新の説みたいですね。
ただ、目がひとつの生物より、2つの生物のほうが有利なのは、やはり遠近感立体感で説明できることだと思います。ほとんど視力のない原始生物にも目が2つあることは、古代の海で光センサーの細胞を持っていた頃のことを考えれば答えは出ます。
光センサーがひとつしかない場合、光がさえぎられると敵が近づいたことがわかりますが、その方向がわかりませんから逃げる方向を決めることができないのです。
2つの光センサーがあれば、方向を察することができます。そして、すばやく逃げたり、えさをとることができるのです。
・・・
細かいところは誤りもあるかもしれませんが、わたしも専門家ではないので、ご勘弁ください。
進化論のなかでも目の進化は、ずいぶん専門家を悩ませてきているもののようです。子供に説明する場合、こういった説明はほぼ不可能かと思います。
なので、簡単に1つか2つかを遠近感で説明することがわかりやすいかなと思いますね。
ちなみに、うちの子供達は、小学生のころから、こういった番組を親と一緒にすべて見ていました。親があんまり楽しんでみて、「NHKスペシャル生命」などの漫画を買ってきて読んだりしていましたので、自然と好きになりましたし、博学にもなりました。親が本気で楽しんでいることは子供も自然に興味を持つと思います。 -
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【3942962】 投稿者: 親馬鹿おやじ (ID:kb9RhtY0yB.) 投稿日時:2015年 12月 29日 11:56
師走忙しく、暫く覗けず、お返事遅れてすみません。他の方には帰宅後にお返事させて頂きく予定です。
>師走様、詳しく教えて頂いてありがとうございます。NHKの番組もすごいですが、それを詳しく覚えてらした師走様もすごいなあ、と思いました。知らないことばかりで、子供より大人の自分がはまりそうです。
カメラが好きなので、カメラのレンズ(一眼ですが)と比べると、いかに人間の目が素晴らしいか(光線の状態に左右されないオートホワイトバランス、合焦の速さ、視野の広さと解像度の両立、遠近感)痛感させられます。
>実は目のことで、学生時代からおおきな疑問があるのですが、お分かりの方おいででしたら、教えて頂いても宜しいでしょうか。
目のレンズの画像は物理的には倒立画像のはずが、なぜ、正立画像に見えるのでしょうか? -
【3943012】 投稿者: 好奇心いろいろ (ID:GjOlHu5Qnq.) 投稿日時:2015年 12月 29日 12:40
目は本当に不思議、というか脳の機能とも組み合わさってびっくりするような能力を持ちますよね。
私が本当にすごいと思うのは、ビデオ撮影だとカメラを大きく動かすとブレがひどいのに、頭を大きく動かして視点移動する際、途中がうまい具合に省略されていること。だからブレた画像がほとんど挟まらないのがすごいと思います。
こういうことも、子供の知的好奇心をくすぐりますよ。
ところで、師走さんのとても高尚な書き込みの後では、レベルが低すぎるのですが、好奇心はいろいろな形で出てきますし、すべてに意味があると思っています。
例えば、子供は小学校受験をして電車通学でしたから、電車のつり広告をよく目にしていました。
すると、男性週刊誌などの、かなりHな広告文も平気で目にしてしまいます。
家に帰って来て、それを聞かれた時の対応がとても重要。
決して、うやむやにしてはいけないと思っていましたので、出来るだけ丁寧に言葉を選んで詳しく説明するようにしました。
男と女の摂理、などについて話をしたこともありました。
場合によっては、そのまま性教育につながる場合も。
性教育って、タイミングが難しいのですが、子供から聞いてきてくれるタイミングが一番のチャンスなのです。
それから、低俗なテレビ番組は見せない、という親御さんもいるかもしれませんが、うちの場合は、基本的にどんな番組も見せる方針でした。
先の電車のつり広告のように、大人が話しにくいことも子供と話せるきっかけになることも多かったですし、親が選別しない分、いろいろな方向から飛んでくる情報が子供の脳の活性化につながると思っていたためです。
テレビが大好きになった子供と接していて、「ちょっとすごいかも」と思ったのは、ニュース番組で紋切り型のニュース原稿が読まれた際でした。
「A局のニュースでは、こういう場合よく○○と言うんだけど、B局では別な言い方をする」と言ってきたのです。確かに聞いているとそうなっています。
子供の言語感覚というは、すごいものだと思いました。
どうしても数学的、理科的な好奇心に話題が行きますが、こうした人文的なテーマも十分好奇心につながります。
お笑い番組を見ていても、芸人さんの「間」の取り方が気になったようで、まねをするようになったら、クラスで発言するとみんながシーンと聞いてくれるようになったと言っていました。
あらゆることに、すごいヒントが隠されています。
生きていること、それがそのまま好奇心につながっていると思っていいと思います。特に小さいお子さんの場合は。
規範は常に必要ですが、あまりお子さんに入る情報を遮断しない方が、結果としてはいい方に行くかもしれません。 -
【3943239】 投稿者: アッセンブリー (ID:3DXaq0TN.bU) 投稿日時:2015年 12月 29日 17:28
村上 密
murakamihisoka.web
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【3943358】 投稿者: 師走 (ID:yrt77btHO4w) 投稿日時:2015年 12月 29日 21:19
お節料理に奮闘しておりました。
お褒め頂きまして、恐縮至極にございます。
とにかく、こういったスペシャル番組が大好きで、録画を繰り返し見ますので、
老化の進んだ私の脳でも覚えているようです。しかし、子供達の方があきらかによく覚えています。
眼の倒立画像の件ですが、これは、ずいぶん前のやはり「NHKスペシャル人体」でやっていたように思います。
レンズから入った画像は光の情報として網膜に写り、視細胞で電気信号に替わります。電気信号は脳に入ります。そして、脳がそれを修正するのです。(すみません、さすがに少々いいかげんです。だいぶ前の番組なので)脳は、それまでの知識を総動員して「左右上下」を修正して認識するのだそうです。
いわゆる「錯視アート」という目の錯覚を楽しむ画像がありますが、それで、書いていないはずの線が見えたりするのも、脳が勝手に「ここには線があるはず」という認識をして補正してしまうわけです。
片目の視野が欠けてくる病気の場合も、脳が上手に補正してしまうので、
視野欠損はなかなか本人にはわかりにくいのだそうです。
他にも、遠くにある物体を見るとき、右目と左目の画像は少し違っています。
その2つの画像の誤差を瞬時に「違いが大きいと遠くにあるもの。小さいと近くにあるもの」と認識します。遠近感や立体感はここからうまれるわけです。
おもしろいですねえ。