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投稿者: ガズ (ID:g8vltMPasN.) 投稿日時:2011年 12月 03日 23:05
予習シリーズ5年下130ページに、河岸段丘のでき方
が載っていますが、理解できません。
土地が隆起したあと、また侵食と堆積が繰り返される
とありますが、どうして、隆起が、階段状に起きるのでしょうか?
それも川の両側に?
隆起すると、なぜ、川の表面積が小さくなるのかもよく分かりません。
というところに引っかかるべきなのか、という疑問もありますが
河岸段丘の分かりやすい映像資料もさがしてみたのですが
なかなか分かりやすいものがないのです。
教えてください。
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【2346735】 投稿者: 段々 (ID:RYl8FAuTUDI) 投稿日時:2011年 12月 04日 07:54
繰り返す地震などによる間欠的隆起によって出来た段丘もあるのですが(海岸段丘に多い)、河岸段丘は、主として、日本列島でずっと続いている山地の隆起と、氷河期の気候変動による間欠的な海水面の変化(とそれによる浸食基準面の変化)によるものとされています。
予習シリーズは見た事がありませんが、記述が古いなあ。
まあ、私学では地学教師がいたり力を入れてる所なんてないでしょうから、合否には関係ないのかな・・・。
絵で説明されてるのは
こんなページとか
http://www.hrr.mlit.go.jp/shinano/shinanogawa_info/naruhodo/pdf/design13.p●d●f
(●をとって下さいね)
こことか
http://www.gsn.ed.jp/gakko/tyu/tomikan/1g/tikei/dannaze.htm
お住まいの地域の段丘の分布を調べるには、下のHPから土地条件図と治水地形分類図(オレンジ系で塗られた所)
http://www.gsi.go.jp/bousaichiri/lc_index.html
近所にあれば散歩がてら見に行ってもいいかもしれませんね。 -
【2347197】 投稿者: 段丘 (ID:gk4D0CQUDPc) 投稿日時:2011年 12月 04日 20:58
隆起が階段状に起こるのではありません。河岸段丘の成因のメインは、気候変動であり、海水準変動です。第四紀の後半は、氷期と間氷期が繰り返す著しい気候変動の時代です。気候変動に同期するように、氷河性海水準変動と呼ばれる変動、すなわち海面の高さが現在(間氷期)を基準にすると氷期には100m-120mも低下した時期があったわけです。
河岸段丘は、河原でみられる礫層からなります。つまり、段丘面は元の河川敷だったわけです。それが、間氷期から氷期に移行したとき、つまり海面が低下したときに河床の高度も下がるので、段丘面より低い高度で川が流れるようになります。このようにして河川敷であったところが離水したために、平坦な地形が残されていくのです。
気候変動で、このように河岸段丘が形成される仕組みは説明できますが、ひとつ困った点があります。つまり、気候変動はサイクル的なので、もとの状態に海水準がもどったらどうなるのか?という点です。もちろん侵食されているので完全にもとに戻ることはないでしょうが、どんどん埋積が進めば分かりずらくなってしまいます。実際にそういう場所もあります。
ここで山地側が上昇すれば、侵食はどんどん下方に進むだけですので、河岸段丘面が「保存」されやすくなるということです。
>それも川の両側に?
それは模式図であって、かならずそうなっているとは限りません。
ただ、階段状の図になっていて、新しい時代ほど、川幅が細くなっていることには説明が必要かもしれません。
それは、時代とともに場が変わっているからなのです。
隆起をもとに戻してみてください。山地であった場所の高度をどんどん戻すとそこは低地になりますよね。
低地の川幅が広くなることや平坦な地形が広がることは異論ないですよね。その広い場所を今度は隆起させていってください。
だんだん山地になっていきます。山地では川幅がせまく、平坦な地形が少なくなっていますよね。
という説明で、わかればよいのですが、混乱させたらすみません。 -
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【2367026】 投稿者: ガズ (ID:g8vltMPasN.) 投稿日時:2011年 12月 26日 10:28
早々にお返事ありがとうございました。
しっかり理解してからお返事を、と思ったのですが
やはり、理解できませんでした。
こんなとき説明の動画があれば、ばっちりなのですが。
段丘さんの
>隆起が階段状に起こるのではありません。河岸段丘の成因のメインは、気候変動であり、海水準変動です。
は、ちっとも分かりません。というか、気候変動とか海水準変動などと言われても、分からない言葉が増えるだけで困ります。
段丘が階段状になっているので、どうして階段状になるのかが疑問なのです。
どなたか動画、または、なるべく難しい言葉を用いずにご説明お願いします。 -
【4398489】 投稿者: らいー (ID:LiR7fDPZ2/.) 投稿日時:2017年 01月 15日 13:17
以前予習シリーズで理科を指導した経験のある者です。
基本から押さえていきましょう。
1、まず隆起する前の土地は海底にあり、風や雨の影響を受けないので火山灰、砂、小石といったものが水平に降り積もり、平らになります。
2、地震などで土地が隆起したり、海の水位が下がったりして、海底だったところは陸地になります。
3、陸地は雨や風の力ででこぼこし、低めのところに川が流れます。川は時々氾濫を起こして流れが変わるので、川とその周辺は浸食作用で一段低くなります。
4、低くなることでもっとたくさんの水が流れ込んできます。ここで川の表面積が増えます。
5、たくさんの水で真ん中ほど運搬作用が強くなるのでもう一段川は低くなります。
厳密には少し違うところはありますが、6年生の2学期以降、入試問題の過去問で補うといいです。
図で覚えたければ準拠のサブノートを使いましょう。
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