学校説明会
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早稲田中学校
10月8日 13:00
【式次第】
- 学校長挨拶(菊池校長先生)
- 学校説明 (中村副校長のお話)
- 写真による学校紹介
- 海外帰国生入試の説明
- 一般入試の質疑応答(個別質問会)
【説明会会場】
早稲田大学125周年にむけて大隈行動が80年に一度の大工事中のため、九段下にある九段会館で説明会が行われた。 そのため、校舎を実際には見ることが出来ず、スライドで写真による学校紹介が行われた。
会場は開始前30分以上前から人がぞくぞくと集まり始め、20分前には一階席が満席になってしまい、2階、3階席にぞくぞくと人が吸い込まれていった。他の学校説明会に比べて受験生の姿が目立った。小学校低学年らしい子供の姿もちらほらと見かけた。この学校に入りたいが為に受験勉強を始める家庭もかなり多いのであろう。応募倍率8倍強、実質倍率でも4倍強のこの学校の人気が伺えた。
【校長挨拶】
早稲田大学の建学の精神「学問の独立」に対し、早稲田中学校では「人格の独立」を主張しているとのこと。 そのためには誠の精神(言うこととやることが一致する)を養う必要がある。 中学では特に男女間で成長の差が大きく出るときである。男子校であるということの意義としては、男子の発達過程に沿った教育をしていくことにあり、青春の重要な時期を過ごす生徒に対し、中学・高校6ヵ年一環教育の特色を学習・生活の両面で活かした独自の教育実践を行っている。
早稲田中学校は早稲田大学の係属校であって付属校ではない。 約半数強が早大に推薦入学するが、他は東大をはじめ他大学の医学部などを受験する。受験する生徒と推薦で進学する生徒が交わることによって、適度な緊張感があり、勉強をするのに良い環境にある。
最後に、本校を選んで欲しいが最終的にはその子にとって本当に会う学校を選んで欲しいとおっしゃっていて、学校としての誠実さを感じた。
【入試について】
入試問題の傾向は変更なし。学校は大学進学の実績の為に生徒を集めるのではないので、バランスの良い頭脳を求めている。そのため基本問題を中心として問題を出題し、難問、奇問の類は出題しない。科目による足きりはしていないので、4教科総合で6割強の問題が解ければ合格することができる。
【学校について】
週6日制を採っている。高校受験がないので学校でしっかりと将来に役立つ勉強して欲しい。法廷訪問、証券取引所訪問などを実施し、実際に働いているOBと交流することによって頭の中だけではなく、実際の経験に基づいた知識を身につけて欲しい。大学受験に通用するだけではなく、30年後にしっかりと役に立つ知識を色々体験させることによって身につけさせたいとおっしゃっていた。
担任は6年間持ち上がり制である。これは生活指導がしやすいためである。家庭での生活指導が親にとって義務であり、権利であるというのが学校の持論ではあるが、思春期の自立の時には身近な人を否定することから始まるので家庭での指導が難しいことがある。そんな時、中1からずっと同じ教師が第3者の目でサポートすることが有効であるときがある。
クラブ入部率は中1、中2では100%である。強い選手を育てるのを目標としているのではなく、より良い人間関係を作り人として成長し、社会に出てから役立つバックボーンを作るためのクラブ活動をしている。校庭が狭いので各運動部は郊外活動場所をもっている。
修学旅行では京都に行くが、徹底的に京都について英語で説明できるくらいの勉強をする。旅館などではなくホテルに泊まり、将来どんな5つ星のホテルに泊まっても萎縮することのないように、ホテルライフに関するマナーを叩き込む。 すべての行事においては本物主義であり、大人のマナーを覚えさせる。お金はかかるが有意義な体験となるであろう。
中学校から高校にいけない生徒が毎年5,6人いる。中学でついていけなくなった生徒を高校に連れて行ってしまうと、高校生活に支障をきたし、不登校などになってしまうため、あえて本人のためにも外部受験をすすめるようだ。
塾や予備校は本来必要ない。大学入試は学校の勉強だけでクリアできると多くの卒業生が言っているにもかかわらず、中1では15%、高3になると90%の通塾率になる。高2になると文系と理系に分割する。この段階でどちらを選ぶかを生徒に迫ることによって将来の自分の進むべき道を考えさせ決定させる。6年間同じ敷地内の早稲田大学を見ていたので、他の学校に行きたいという生徒もいる。
慶応からも指定校推薦があり、今年は2名決まったそうだ。東大は20名ほど受験し、約半数の11名が合格している。早稲田実業は100%近く早大に進学するので、どうしても早大に行きたい人は早稲田実業に行ったほうがよい。将来、早大以外の可能性を残すには、推薦枠を約半数にすることが望ましい。そうすることによって、他大学受験生がマイノリティーにならないからだ。高校3年生の2学期までは、受験という扱いをし、その後推薦組みと受験組みとに分かれていく。早大枠は毎年埋まっていない。早大ならどの学部でもよいという進学の仕方をしないせいである。
【その他】
最初のうちは緊張感が漂っていたのだが、副校長先生の面白く、わかりやすい思春期の男の子について、早稲田中学校についてのお話が進むうちに会場から笑い声が聞こえてくるようになり、最後には身を乗り出して保護者も受験生もお話に聞き入っていた。常に子供の立場に立って温かくも厳しい姿勢で生徒に向き合ってらっしゃることを感じさせた。
ヘルプではなくサポートをしろという言葉についてのお話の中で、生徒の本質的な部分を信じてすることがサポートであり、ヘルプというのは信じていないのではないか、とおっしゃっていた。本当の意味で出来ない子はいないという姿勢で生徒に向き合っているというお言葉に胸が熱くなった。
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