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【第18回】獨協中学校・高等学校

http://www.dokkyo.ed.jp/

JR池袋から有楽町線で二駅。
駅から護国寺とは反対方面へ行くと高台に獨協中 学・高等学校はある。

お話を伺ったK教頭先生は個性の重要性を仰っていた。
私学である以上、獨協に 入学する生徒は皆受験を戦ってきている。そのなかで、勉強のために我慢せざるを得ないこと、結果として失ってしまったかも知れない経験があるものだ。
もちろん個人差はあるが、やはり皆一様に座学に多くの精力と時間を費やしている。

そこで獨協ではまず座学に向いていたものを、他の対象へも拡大させる機会を与えている。
人間関係の構築をめざすことで、個人の閉じた世界観から周囲も含め た広い世界観へと思考の成長を促している。

教頭先生は「どこの学校でもやって いるありきたりのことですよ。」と仰っていたが、「自ら考え、自らの意志を持つことを意識させています。」それは実験重視、社会科見学の積極的活用にも表れているが、特徴的なのは1年の臨海学校と2年の林間学校だろう。

学校案内を 見ても臨海学校の全体写真というものは全く写っていない。それもそのはず、獨協では臨海・林間はクラス単位で計画を立て実行されるため実施日も各クラスで異なる。
管理する観点から言えば学年一括の方が楽である。しかし敢えてこの様な形態をとっているのは、管理でも放任でもない面倒見の良さを追求しているからである。

もう一つ、特徴的なことと言えば中3の研究論文だろう。
なんと一人ひとりに担当の先生が付きじっくりと指導してくれる。一人の先生は毎年3〜4人の生徒を担当する。
つまり、全学年の先生が毎年担当をしているのである。
ここだけ見ても、学校全体での面倒見のよさが感じられる。

指導方針も自分からやろうとする姿勢を待つことにしており、研究論文の内容より、生徒各人が将来何をやりたいか、どの方面に進みたいかについてじっくり話しながら進める点を重視している。

ほとんどの生徒が大学進学をするため、進学に向け高校時代何を学ぶかをより意識化する手助けともなっている。

「そう言えば面談の多い学校ですね、うちは」と教頭先生の弁。
毎年4月、中3の研究論文、高校の科目選択や進路と確かに多い。
“面倒見”=システム
として管理するのではなく、面談を通じてその人その時にあったアドバイスを繰り返し行う。

面倒見の良さの本質はこの様な対応にあるのだろう。

Written by ニワトリ


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