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学校訪問記 |
【第41回】駒込中学校・高等学校「理不尽も時には必要なのですよ」 多くの学校がひしめく文京区。「一隅を照らす」精神を教育の中心にすえ人間教育を行っている駒込学園。その学校見学会にお邪魔してきた。 冒頭の言葉は見学会に先立って校長先生とお話をさせていただいた際のもの。確かにこの世は“理不尽”と思うことが多々ある。社会に出た際に多くの若者が戸惑うのも実はこの点だ。合理的であり、効率的であることを良しとする現代の風潮とは相容れないような“理不尽”を高一の比叡山研修(2泊3日)で体験させる。まさにカルチャーショックだ。実はこの行事、別の時期に学園職員や保護者も参加できる(2006年で13回目)。何でも10回以上も参加されているつわものも居られるとか! さて、いよいよ見学会が始まった。まず一通りの説明があった後、家庭科のクッキング教室と理科の実験教室の2箇所に分かれた。 まずはマフィンを作るというクッキング教室へ。昨年発足したという同好会の生徒たちが各キッチンについて小学生たちのアシストをする。男女半々くらいという男の子の比率の高さに少々驚いた。(既に駒込中学にご子息が通っているというお母様が「早速このクラブに息子を入れたいわ!」とうらやましそうに見ていた。彼らの運命やいかに・・・)硬い表情の女の子たちを相手に初めてのイベントに臨む同好会の面々もつられて緊張気味。ところがそこは子どもたち、いざ調理が始まってしまうと周りを見渡したりお姉さん・お兄さんに教わりながら、先生に導かれながらとなんとか作業を進めていく。後半になると笑顔も見られ、いつの間にやらオーブンからはいい匂いが。この時間帯はじっとオーブンの中をにらめっこの子が続出。きれいに膨れてきたマフィンに驚き顔。 一方、男の子が集結した理科実験教室。覗いてみるとテーマは発電だろうか、各自がミニ扇風機を改造して豆電球を光らせる実験を敢行。みな真剣に取り組んでいる。自然科学というものはなかなか思ったとおりの結果が出るとは限らない。うまく出来たつもりでも光らない。手伝っている生徒たちも一緒になって原因追求だ。そこへ颯爽と先生が登場して「どう?うまくいった?」とやさしく声をかけていた。「つかない人は言ってねぇ~」と机の間を歩き回る先生。手伝いの生徒に突っ込みを入れる男の子。理科離れが言われて久しいのが嘘のようにワイワイやっている。 あっという間の2時間。最後は片付けもしっかりして給食の試食で日が終了。試食しながら親御さんといろいろ話す小学生の顔がにこやかだった。最後にマフィン作りを手伝っていた男の子に聞いてみた。「どうだった?」「はい、(小学生が)喜んでくれてうれしかったです!」と相手の喜びを自分の喜びと出来ているのが心強い。人を育てるとはこういうことだろうと感じられた。 Written by ニワトリ |
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