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学校訪問記 |
【第42回】日本工業大学駒場中学校・高等学校http://www.nit-j.ed.jp/general/ 渋谷駅から京王井の頭線で二駅。駒場東大前からほど近くに日工大駒場はある。 現在、次年度からの共学化にともない工事中の校門付近を抜け校舎へ。入ってすぐ感じることは明るいということ。なんと吹き抜けが4カ所もあり、自然光が入る仕掛けになっている。1階のギャラリーにはものつくりに関する偉人の功績や先輩の作品が展示してある。生徒を見かけなければ、校舎と言うよりむしろオフィスビルといえるのような建物である。 そんな日工大駒場は今日晴れて校名変更の申請が正式に認可された。日本工業大学付属中学校から日本工業大学駒場中学校へ生まれ変わったのである。ちょうど今年で創立100周年を迎える日工大駒場では校名だけではなく、高等学校の一部学科でのみ行われていた共学化を中学へと押し広げる。周到に用意されてきた共学化へ向け先生達の士気は高い。さらには他大学進学を念頭に置いた普通科にあたる特進・進学コースと伝統の工学工業教育を引き継ぐ理数マスターコースに編成替えが行われる。 お話を伺ったT先生は非常に気さくな方で「若い頃、雪が降った日の授業中にクラス全員で雪合戦しましてね、楽しかったですよ」と笑っておられた。「怒られなかったのですか?」と水を向けると「それは怒られましたよ、当然呼び出されました。そんな私が教室に帰ってくるまで『先生クビになるのかな』なんて生徒は心配してくれていたそうです。先日遊びに来た卒業生も『それが一番の思い出ですよ』と言っていました。」まるで小説の中かと思う良い意味での破天荒さを感じる。生徒にとって大切なモノはたくさんあるが、この様な体験こそ社会に出た時の様々な選択場面で活きてくるものである。その意味でも、中高の6年間をどの様な方針の中で過ごさせるか。保護者の皆様にとってこれほど大きな命題は恐らくないことであろう。日工大駒場では子どもの変化やご家庭との連携を考え“PT−net”というシステムを構築し、メールや動画を通じて担任・家庭・生徒の3者が緊密に連携が取れるよう工夫されている。例えばカナダに短期留学している子どもからの画像がすぐさまご家庭で見ることが出来るのだ。「子どもが普段学校でどうしているのかが心配」という向きには非常に有り難いシステムだ。緊急時の連絡等にITを活用する学校は今では珍しくないが、更に一歩進めた活用の仕方はさすが工学系に強い学校ならではである。そしてファイト・ノートといういわば基礎学習付き交換日記(こちらはアナログ)も同時に活用し、日々机に向かう癖とここでもノートを通じてのご家庭との連携が計られている。ご自分で日記や家計簿をお付けになっている方ならお分かりだろう、1クラス分の日記を読みコメントを付ける作業が実はかなりの労力と時間が掛かることを。この点一つを見ても非常に細やかな学校といえるだろう。 新しい100年に向け更なる進化を遂げようとして学校全体が動き出している日工大駒場。これからが楽しみな学校である。 Written by ニワトリ |
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