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inter-edu’s eye
海外大学への進学も視野に入れられる時代となり、近年ますます重要視される英語。学校でも英語教育の早期化をはじめ、英検などの資格取得やコミュニケーションを重視した大学受験改革などに向けて、本格的な英語力の育成を急いでいます。しかし、こうした環境で、将来、グローバル社会で渡り合える英語を身につけることができるのでしょうか?
真の英語を身につけるうえで大切なのは、実践的なコミュニケーションを通した学びです。今回、インターエデュは、英タイムズ紙の世界大学ランキングで30位を誇る名門、ニューヨーク大学(NYU)が有する語学学校「ALI(American Language Institute)東京校」を取材。英語を母国語としない人たちに英語を教えるプロから、グローバルに通用する英語を習得するポイントをうかがいました。
世界から高い評価を受ける語学学校「ALI」とは
1945年に設立されたアメリカン・ランゲージ・インスティテュート(以下、ALI)は、長年、世界レベルの第二言語教育プログラムを提供し、学生や社会人が英語でのコミュニケーション力を習得するための語学学校です。そのプログラムは海外でも定評があり、2013年には初のグローバル展開となる東京校が設立しました。
ALIを擁するニューヨーク大学プロフェッショナル学部は1934年に創立され、世界各国から年間約5,000人が入学しています。
世界に通用する英語力を身につけるための3つのポイント
英語とその背景にある文化の中に身を置ける環境が少ない日本では、どのように生きた英語を身につければよいのでしょうか。ALI東京校アカデミックディレクターのクリス・カール・ヘイル氏に、日本人が英語を学ぶうえでの極意をうかがいました。
ニューヨーク大学プロフェッショナル学部ALI東京校
アカデミックディレクター クリス・カール・ヘイル氏
ハイレベルな講師陣による
完全少人数制の授業
インターエデュ(以下、エデュ):日本の英語教育の問題点はどこにあると思いますか?
クリス氏:私自身、日本の高校でも教えたことがありますが、日本の学校教育は、まだ受験対策を重視している傾向があるため、コミュニケーションを重視した教育が十分にできていない現状があります。一方で、文部科学省はより実践で役立つ英語教育に変えていこうと動いていますので、ALI東京校の授業にもより一層の価値が出てくるはずです。
エデュ:ALI東京校の特徴はどこにありますか?
クリス氏:当校は、ニューヨークのALI本校のカリキュラムをベースにしています。英語を母国語としない人が、世界に通用するレベルまで英語を身につけるための方法論が、しっかりあるわけです。さらに、講師陣も皆、TESOL(英語を母国語としない人に対する英語教授法)や応用言語学の修士号、博士号の持ち主で、実際に日本の学校の先生たちに、英語教授を指導している立場にありますので、そうしたハイレベルな英語教育を受けられる環境なのです。
エデュ:実際には、どのような授業を行っているのですか?
クリス氏:7~12人程度のクラスで、言語習得の学位を持つ講師がさまざまな角度からコミュニケーションしますので、授業内で自然と4スキルが身につく環境が整っています。英語を使わざるを得ない。実際、新しい文法も英語で学んだ方が、理解しやすいこともあります。つまり、ノートをとって覚えるのではなく、聞いて・考えて・覚えるのです。授業では必ず演習もしますから、単語などもそこで使いながら覚えていけます。
将来、世界に羽ばたける英語を身につける
エデュ:英語によるコミュニケーション力は、どのように大学受験に役立ちますか?
クリス氏:コミュニケーションを重視した英語力を向上させたことで、テストの成績もよい結果につながったという研究報告があります。ですから、今の中学生や高校生が、英語でのコミュニケーション力を鍛えることは、将来、大学で求められる英語力をつけることにもつながります。そして、実践的な英語力は、その先の社会に出た時に、必ず役立つはずです。また当校なら、中学校や高校の英語教員に、英語の教え方そのものを教えている講師もいるくらい、質の高い環境で学べます。
エデュ:いま、「社会に出た時に役立つ」というお話がありましたが、具体的にはどのようなことでしょうか?
クリス氏:グローバル社会で本当に必要とされる英語力は、様々なシーンで適切にコミュニケーションできる力です。そのためには、英語の4スキル(読む・聴く・書く・話す)のベースがしっかりと構築された上で、TPOに合わせて英語を運用できる力を身につけることです。この総合的なコミュニケーション力を早い段階から養うことが重要で、ALI東京校には、その環境があると自負しています。
恐れないことが
英語を身につける第一歩
エデュ:英語が苦手だと、ネイティブの講師から学ぶのは難しそうな気がします。
クリス氏:たとえば、移民の多いアメリカの大学の語学学校では、英語のABCもわからない生徒にアルファベットから教えています。英語を知らない人でも、学術的な裏づけがあるハイクオリティなネイティブの講師から教われば、必ず英語力は身につくという経験則があります。だから、心配しないでください。
エデュ:お子さまの英語のレベルを正確に知るには、どうしたらよいのでしょうか?
クリス氏:ALI東京校では、ニューヨーク大学プロフェッショナル学部の英語レベルチェックを実施しています。オンラインテストのほか、講師とのインタビューもあります。本来の英語力を引きだすために、インタビューではその人に合った設問をその場でカスタマイズしています。正解はないテストなので、自分の英語力を計りたい方は、ぜひチャレンジしてみてください。Don’t be afraid to succeed!(恐れることはありません!)
東京にいてもニューヨークの環境で勉強できる!
都立日比谷高校卒業後、海外大学を目指すために英語を勉強している受講生のHさんに、授業の様子についてインタビューしました。
Q1 授業ではどのようなことをしますか?
A1 ディスカッションが多く、宿題として視聴してきた動画について意見を交わしたりしますね。授業でも、普段から自分の考えを言えるように先生が会話を誘導してくれます。また、アメリカの文化を学ぶ授業や、アメリカの大学で求められる「Class Participation(授業中の積極性)」を学ぶ授業などもあり、文化の違いで生まれるコミュニケーションの難しさを勉強できます。
Q2 宿題はどのくらいありますか?
A2 入学当初は英語レベルチェックの結果が低かったので、1つのクラスの宿題に最低でも2時間はかかりました。授業も初めはついていくのが難しかったのですが、十分な時間をかけてきちんと勉強を続けたら、半年ぐらいでレベルが上がり、「大学留学準備プログラム」に参加できるまでになりました。今の目標は、アメリカの名門イェール大学への入学です。
Q3 ALI東京校での学びを続けられた秘訣は何ですか?
A3 ニューヨーク大学のキャンパスが丸ごとやってきたかのように、あらゆる場面で英語を話す環境が整っているところです。伸び悩んだ時期もありましたが、先生方やスタッフの皆さんも優しく声をかけて応援してくれたり、分からないことも授業中に気軽に聞けたりしたのもよかったです。
学校でも差がつくALI東京校だけの英語学習
ニューヨーク大学による上質なプログラム
◆ニューヨークのALI本校で提供されている、実績ある英語カリキュラムをベースにした高品質な英語プログラム。
◆ただ英語を聞いたり話したりするのではなく、他の人の意見を尊重しながら自分の意見をしっかりと発言する力が身につきます。
専門性の高い優秀な講師陣
◆TESOL(英語を母国語としない人に対する英語教授法を専門的に学ぶ学問分野)や応用言語学、またはビジネス分野などの修士以上を卒業した、優秀な講師による授業。
ウェブサイトを使った授業外学習
◆受講生専用サイトには、学べるツールや受講している講座のシラバス、参考図書、授業内容を掲載。専用サイトで予習を行うことで、「受け身」にならない効率的な授業を受けられます。
◆ニューヨーク大学のオンラインライブラリーにもアクセス可能。多角的な学びを支える体制が整っています。
高校生向け「ALI Academy Courses」
4月入学生も募集開始!
日本国内のグローバル系大学への進学や、海外留学を目指す高校生向けのプログラムです。「リーディング・ライティング・リスニング・スピーキング」の英語の4スキルを、基礎からしっかりと身につけ、英語コミュニケーション力の土台を養成するコースがスタートします。
プログラム | 開講期間 | 内容 |
---|---|---|
English Foundations for Students (ALIレベル2) |
2/17~5/20 | クラスでのディスカッションやワークを通して、進学や留学という目標に近づく英語力を養います。 |
4/6~5/20 | ||
Academic Reading/Writing (ALIレベル3-4) |
2/16~5/19 | 海外大学の授業にも対応できる「読む・書く」の英語スキルを身につけます。 |
4/5~5/19 | ||
Academic Speaking/Listening (ALIレベル3-4) |
2/17~5/20 | 簡単なディスカッションからプレゼンテーションまで、「聴く・話す」の英語スキルを身につけます。 |
4/6~5/20 |
※講座の詳細は、ALL東京校にお問い合わせください。
ALI東京校入学までの流れ
世界基準の高い英語学習を実現するALI東京校。海外の大学にも通用する、本物の使える英語を学ぶ貴重なチャンスです。
資料請求・各種お問い合わせ
資料請求・各種お問い合わせフォームまたはフリーダイヤル(0120-265-212)から、お気軽にご連絡ください。
無料で参加できるALIオリジナル英語レベルチェックのお申込み
英語レベルチェックは、現在の英語コミュニケーション力に最適なプログラムを見極めるために、受講いただく前に必ずお受けいただくALI独自のレベル判定チェックです。講師からのアドバイスも受けられますので、ぜひお気軽にチャレンジしてみてください。
NYUプロフェッショナル学部
ALIオリジナル英語レベルチェックって?
お子さまの英語レベルが、世界標準でどれくらいなのか、知りたいと思いませんか? ALI東京校の英語レベルチェックは、世界トップレベルのニューヨーク大学プロフェッショナル学部が、世界各国から入学を希望する学生の英語力判定に実施している英語力テストです。
STEP1
オンラインテスト(50分)ライティング
STEP2
講師とのインタビュー(20分)リスニング・スピーキングチェック
※オンラインテスト結果のフィードバックや学習アドバイスが受けられます。
具体的なコースやプランのご紹介
英語レベルチェックチェックの結果に合わせて、講師またはカウンセラーより、ご希望やスケジュールに応じた具体的な学習プランをご提案します。
お申込み・授業開始
入学申込書をご記入いただき、入学金・受講料をお支払いいただいた後、受講目的・目標に応じた最適な講座で、受講を開始していただきます。
編集部からみたポイント
インタビュー時に「英語を学ぶもう一つの大切な要素は、英語に触れる時間を増やすことです。」とおっしゃっていたクリス氏。英語に触れる時間が多いほど、英語力が伸びるというお話は、受講生のHさんが上位クラスに上がれたことでも証明されていると納得。そして、努力が実を結ぶのも、やはりニューヨーク大学プロフェッショナル学部がニューヨークの地で長年蓄積してきた高品質で実績ある英語教育をベースにしたALIのプログラムと、英語を教えることに長けた大学レベルの講師陣がいるからこそだと実感できました。