inter-edu’s eye

春と秋に行われる、3年前から始まった東京家政学院中学校・高等学校(以下、東京家政学院)の「ばらフェスタ」は、“カセリーヌ(在校生の愛称)”を体験できる学校説明会です。希望者が定員いっぱいになる体験授業があるほど人気のイベントを、編集部がたっぷり取材してきました。気になっていたご家庭のみなさまは、要チェック!「秋のばらフェスタ」に向けて、予習していきましょう。

「どれを体験しようか迷っちゃう」体験授業を全部見せ!

校長の長尾宏先生が指揮を執る吹奏楽部の演奏をBGMに、高校ソングリーダー部の息の合った演技で幕を開けた「春のばらフェスタ」。今年は、6つの体験授業から2つを選ぶ形式で行われました。どのような授業が行われたのか、早速レポートしていきます!

オープニング風景

とても素敵な歓迎をしてくれた高校ソングリーダー部と吹奏楽部のみなさん。

併設大学への案内

廊下には併設大学への案内がたくさんありました。大学への関心が高くなりますね。

学びに積極的になれる! 教科編

英語体験授業
英語 ~元気いっぱいに手が挙がるクイズ~

英語では、ネイティブスピーカーの先生と受験生による動物当てクイズが行われていました。プロジェクターに動物の一部が映し出され、先生が「What animal is this?」と問いかけると、元気良く手を挙げるみなさん。英語に臆することなく、積極的に授業に参加していたのが印象的でした。

国語体験授業
国語 ~卒業生が親身にサポート~

大きな黒丸が描かれた紙に、思い思いの文章を書いて本を作っていた国語。1枚、1枚、ページを糊で貼りつけていきながら、小学生たちは自分だけの物語を紡いでいきます。作業をする机には、4人に一人、卒業生や先生が付き、親身に指導。少人数制ならではの授業の丁寧さを実感しました。

理科体験授業
理科 ~小さな“リケジョ”がいっぱい~

理科の授業は、身近なものから酸素と二酸化炭素を作る実験でした。集気びんに漂白剤や入浴剤などを入れ、火をつけたお線香を入れてみると…。ポッと燃え上がったり、火が消えたりする様子を、受験生たちは興味深く観察。“リケジョ”という言葉が似合う授業でした。

学校伝統の花道も体験できる! 教科外編

家庭科体験授業
料理 ~初めて同士でも仲良くなれる~

家庭内でのお手伝いの「腕の見せ所」が料理です。今回のお題目は昔懐かしい「たまごぼうろ」。初めて会う参加者同士が、仲良く協力し合えるのも料理の魅力です。材料を混ぜ合わせ、かわいらしい「たまごぼうろ」をたくさん作っていました。

ダンス体験授業
ダンス ~プロの卒業生がレッスン!~

ダンス教室の先生をしている卒業生が指導するダンス体験は、本格的。今回初めて開催されましたが、多くの受験生が集まりました。お母さま方が講演会の聴講でいないにもかかわらず、恥ずかしがらずに、のびのびと体を動かしていました。

花道体験授業
花道 ~“カセリーヌ”の伝統を知る~

大和花道は、毎回人気の体験授業。学校の花「校花」があるほど、花を大切にする東京家政学院では、大和花道が中学1年生の総合学習で必修にもなっています。今回は4種類の中から好きなお花を選び、活けました。花道が初めての受験生も多い中、なんと経験者がいたのにはびっくり!

ランチタイムは大学生気分も味わおう

KVAランチ

「ばらフェスタ」では、併設大学の東京家政学院大学も体験できるのをご存知でしたか?
お昼に食べられる「KVAランチ体験」がそれです。東京家政学院大学は、管理栄養士の資格を取得できるのが強み。栄養バランスが考えられた食堂のランチを体験することで、大学生気分まで味わえるのです。
今回の「春のばらフェスタ」でのメニューは、“ふわとろ”のオムライス定食!女子大生らしいオシャレなワンプレートでした。「ばらフェスタ」で「KVAランチ」を食べながら、親子でどんな大学生になりたいか、ちょっと先の将来まで、夢を膨らませてみるのもいいですね。

「学校が好きだからお手伝い」卒業生が戻りたくなる学校

卒業生の学校紹介

保護者向けの講演会では、卒業生が東京家政学院の魅力をお話していました。少人数制の授業だからこそ、先生の目が行き届き、一人ひとりをしっかり親身に指導してもらえたといいます。そのため、中高の6年間は、中身の濃い時間を過ごせたそうです。また、卒業後も友だちとの親交が続き、「入学して本当によかったです。」と話していました。

卒業生が参加するばらフェスタ

「ばらフェスタ」を訪れるたびに、卒業生たちの「学校が大好き!」という思いが伝わってきます。なぜなら、「ばらフェスタ」のお手伝いには、在校生だけでなく卒業生が、体験授業のサポートなどにたくさん参加しているからです。お手伝いしていた卒業生に編集部が声をかけてみたところ、『在学中から「ばらフェスタ」のお手伝いをしていましたが、今でも母校が好きなので、卒業してからも手伝っているんですよ。』と笑顔で答えてくれました。

生徒会メンバーを引率していた仲田先生に「秋のばらフェスタ」の見どころについてうかがったところ、『学校に来てもらえたら、中学生になった時のイメージが持てるようになります。そして、本校ならではの、優しくて明るい生徒たちを見てほしいと思います。』というメッセージをいただきました。

編集者が見たポイント

東京家政学院がよく分かる体験授業を通して、“カセリーヌ”になった自分を想像できる「ばらフェスタ」。娘さんはお手伝いをしている中高生を見て、入学後の自分をイメージできますし、親御さんは卒業生を見ることで、わが子のロールモデル(将来像)を想像できるというのもポイントです。9月22日(木・祝)に行われる「秋のばらフェスタ」では、英語・算数・社会の入試に役立つ情報を交えての体験授業、さらに、適性検査型入試(作文)の対策講座も行われます。また、在校生と一緒に仲良く、レゴを作ったりするコーナーも企画中です。この「秋のばらフェスタ」に足を運び、ぜひ親子で“未来の姿”を見てみませんか?

イベント日程

イベント名 日程 時間
秋のばらフェスタ 9月22日(木・祝) 10:00~12:00
ライフキャリア教育 説明会 10月15日(土) 14:00~15:30
中学校キャンパスツアー 11月5日(土) 11:00~12:00
授業見学会(中高共通) 11月14日(月) 11:00~12:30