inter-edu’s eye

吹奏楽だけでなく、マーチングバンドや演劇といった、幅広いクラブ活動で全国大会レベルの実力を持つ京華女子中学・高等学校(以下、京華女子)。普段の取材ではなかなか目にすることができない“いつもの授業風景”や“生徒の素顔”、そして、強豪クラブの練習風景に注目した密着取材を通して、「京華女子」流のスクールライフを紹介します。

メリハリ授業でクラブ活動が強くなる

歴史(中学3年生)

歴史

少人数に分かれたグループワーク形式で、歴史上の人物について調べた結果を、グループの代表が発表するという授業内容。

各自が意見を出し合い、それをまとめて発表するという全員参加型の授業では、みんなが積極的に協力し合う姿勢がとても印象的でした。

化学(中学2年生)

化学

教室に入ってすぐに気づいたのは、一人ひとりがとても集中しながら授業を受けているということ。先生が黒板に書く化学式を、全員が黙々とノートに書き取りしていました。

理工系大学に多数の進学実績を出している近年の理由が、とても納得できる風景でした。

理科(中学1年生)

理科

英語の映像教材を使用した、銀河系の成り立ちを知る授業内容。ブラックホールや星の誕生といった壮大なテーマについて興味津々な生徒たちから、先生がたくさんの質問を受ける一幕も。

好奇心旺盛な1年生らしい、元気いっぱいな授業のようすを見ることができました。

高校生の授業

高校生の授業では、センター試験に向けた具体的な入試対策講座(数学)や、有名女子大の入試問題解説(国語)など、より実践的な内容に取り組む生徒たちの姿を見ることができました。

いつもの授業でしっかり勉強をして、学力面でも余裕をもつことが、クラブ活動に打ち込む原動力につながっているのではないでしょうか。

生徒が答える「どんな学校?」

上昇志向を持ってクラブ活動で活躍する生徒たちに、入学したきっかけや勉強のようすなど、学校生活について質問に答えてもらいました。

インタビューフォト

マーチングバンド所属の鈴木さん(中3・左)と、バレーボール部所属の君島さん(中2・右)

インターエデュ(以下、エデュ):京華女子に入学しようと思ったきっかけを教えてください。

鈴木さん:兄が京華中学、姉が京華女子に入学していたので、楽しく学校に通っている話を聞いていて、私も絶対に京華女子にすると決めていました。実際に、入学してからは私も毎日が楽しくて仕方がないくらいです!

君島さん:私も兄が京華中学に通っていました。オープンキャンパスで家庭科の料理体験が面白かったことを憶えています。双子の弟も、男子京華に入学したくらい、京華学園が好きなんです! この思いを皆さんに知ってもらいたくて、公開行事のお手伝いもしています。

マリンバの練習

みんなとリズムを合わせることが大事な「マリンバ」の地道な練習に励む鈴木さん。

エデュ:授業とクラブ活動の両立は大変だと思いますが、どのような工夫をしていますか?

鈴木さん:なんでも一生懸命に頑張れる性格なので、両立は大変だと思ったことはありません。授業中は、ひとり一人が勉強を楽しく学べるように工夫されているし、苦手科目の数学では、先生によく質問するようにしています。それに、マーチングバンドでは、一番やりがいのあるポジションを目指しています。どちらも充実しているので、ただ頑張るだけです。

バレーボール部の練習

ハキハキとした声掛けで熱気が伝わってくる、バレーボール部の練習風景。

エデュ:英語の授業はどのように取り組んでいますか?

君島さん:使える英語を学んで、来日する外国人の皆さんを助けられるようになるのを目標にしているので、第二外国語のフランス語も頑張って勉強しています。
でも、実は英語が苦手なんです。だからその分、授業で分からない内容があったら、その日のうちにすぐ先生に質問して、苦手をそのままにしないように気をつけています。

二人にとっての京華女子

二人に共通しているのは、「人の心に感動を与える」演奏や試合がしたいということ。

エデュ:二人にとって、京華女子はどんな学校でしょうか。

鈴木さん:クラブ活動の中で初めて、先輩との上下関係や気配りが意識できるようになりました。勉強はもちろんですが、社会とのつながり方も学ぶことが出来る大切な場所です。いろんな難しいことも楽しく学べます!

君島さん:生徒全員に先生の目が配られているので、とっても安心できます。みんなが明るく元気で、誰でも受け入れられる学校なので、ぜひ遊びに来てほしいと思います。

編集者が見たポイント

数あるクラブ活動の中でも、特に人気があるというマーチングバンドや演劇部。どんな練習をしたら全国大会レベルの成績を収めることができるのか、秘訣を知りたくて今回の取材に臨みましたが、授業でも練習でも、真剣に打ち込むその姿に答えがあるような気がしました。

ICTを利用した授業の見学や、クラブ体験ができるオープンキャンパス、そしてKeika Girls’フェスタといったビッグイベントが目白押しの夏、ぜひとも生徒たちの活躍を学校で確かめていただきたいと思います。