inter-edu’s eye

梅雨の晴れ間をぬって開催された、日大明誠の文化祭「誠祭」。例年、秋に行われていましたが、今年はひと足早い6月20日(土)、21日(日)に実施のため、準備は新学期からスタート。そして、迎えた当日は17店舗にもおよぶ模擬店やカラオケ大会、お笑いコンテストなどの楽しいイベントが盛りだくさん。さらに、文化祭の名物である生徒全員が力を合わせて作る「巨大壁画」も必見の出来栄えでした。

全校生徒をつなぐ、段ボールのピース

「誠祭」では毎年、生徒全員の手による巨大壁画が披露されます。今年は記念すべき20回目で、994名の全生徒が伝統を引き継いで作りました。校舎の全面に掲げられる巨大壁画は、原案を元に壁画委員の指示に従って1人ひとりが約50cm×40cmの段ボールに色を塗り、それをひもでつなぎ合わせて1枚の絵を完成させるという壮大な企画です。 まずは1クラス90枚をつくることで1人ひとりがつながり、クラスがつながって学年をつくる、そして学年がつながることで学校が構築されることを現します。まさにこの巨大壁画は、全校生徒がつながっていることの証なのです。


壁画オープニングセレモニーの後には、クラスや部活動ごとに分かれて模擬店やさまざまなイベントが催されました。

茶道部

茶道部の梅ジュースは、学内で採れた梅で作ったもの。

水鉄砲合戦

クラス対抗の水鉄砲大会は、童心に返って大盛り上がり。

せいだのたまじ

上野原市PRのため、市と提携して郷土料理の甘辛いじゃがいもの味噌煮「せいだのたまじ」を振る舞う。

わたあめ

2年10組の模擬店。50円で提供したわたあめは本格的な味。

日大理工学部

日大理工学部の大学生がブースを設け、液体窒素による状態変化をマシュマロで実験する様子を見せてくれた。

吹奏楽部

多目的ホールで行われた吹奏楽部によるミニコンサートは大盛況。

自然科学部

自然科学部による石鹸づくり体験は、親子連れに人気。

チュロス

2年1組の自信作はチュロス。昼過ぎには売り切れ寸前に!

写真部

写真部の松村くんは県内のコンクールで入賞した作品を展示。

「自分が文化祭を変えたかった」〜誠祭実行委員長・二見僚亮くんインタビュー〜

エデュ(以下、エデュ):今年の文化祭のテーマを教えてください。

誠祭実行委員長の二見くん

二見くん:「パズル〜みんなでつながる文化祭〜」です。美術部3年生の村上健介くんが考えてくれました。これはクラス1つ1つ、あるいはクラスメイト1人ひとりが1ピースと捉え、それがパズルを完成させるように団結することによって、文化祭をつくることができるという意味がこめられています。

エデュ:なぜ実行委員長をやろうと思ったのですか?

二見くん:「実は、実行委員をやること自体が初めてなのです。正直にいうと、去年まで見たいイベントが見られなかったり、中止になったりして、文化祭をあまり楽しむことができませんでした。そこで3年生の最後の年、自分が文化祭を変えて誰もが楽しむことのできる文化祭をつくりあげようと思い、思い切って委員長に立候補しました。

エデュ:委員長になって、みんなが楽しめるように工夫したところはどこですか?

二見くん:まず、タイムスケジュールに気を配りました。去年まで、いくつかのイベントの時間が重なってしまい、見たいものを諦めなければならないという状況が発生していたので、見たいものがすべて見られるようにスケジュールを綿密に調整しました。また、日大明誠の見学に来た受験生や保護者の方にも楽しんでいただけるように、生徒会役員による個別の学校案内も始めました。

エデュ:実行委員長をして成長したと感じるところはありますか?

二見くん:開催直前まで、すべきことができていないことに気づいたり、いろいろなハプニングがあったのですが、時間のない中、それなりに冷静に対処する判断力がついたのではないかと思います。

エデュ:開催当日を迎えての感想を聞かせてください。

二見くん:まずは、大きなトラブルもなく無事に初日を迎えられたことにほっとしています。実行委員は、企画、模擬店、広報などに担当が分かれていますが、それぞれの担当者をまとめるのにとても苦労したのを思い出します。今の気持ちは、この2日間を頑張って、生徒のみんなに楽しんでもらいたいです。そして、見学に来た受験生にも、「この学校に入りたい!」と思ってもらえるように、精いっぱい学校をアピールしたいと思います。

生徒がつくりあげる文化祭〜生徒会主任・菅原由紀子先生より〜

菅原由紀子先生

エデュ:文化祭準備は、どの程度、生徒に任せているのですか?

菅原先生:日大明誠の方針で、他校の先生にも驚かれるほど、企画からそれに伴う準備、当日の運営までの大部分を生徒に任せています。教員がすべて指示を出すほうが楽に進められるのですが、生徒から相談などをされない限り、教員からは口を出さないようにしています。それは、先を読む力や判断力を身につけてほしいからです。

エデュ:今年の実行委員の活動ぶりはいかがですか?

菅原先生:昨年、一昨年は9月に文化祭を行っていたのですが、今年は9月に日本大学の推薦試験が行われる関係で、6月に実行することになりました。6月開催だと準備期間が短いために大変なのですが、そのような状況でも準備が滞ることなく、無事に開催することができました。よくやったと感心しています。

エデュ:文化祭を行う意義はどこにあると思いますか?

菅原先生:自分たちの力で大きなイベントをつくりあげていく過程では、必ず失敗も出てきます。逆に、頑張って成功したときには大きな喜びを感じることができます。そういった体験を高校生のうちからすることはとても大切なことです。また、積極的にいろいろなことにチャレンジする姿勢を学ぶこともできるため、生徒の成長には役立つと思っています。

エデュ:日大明誠への受験を考えている受験生や保護者の方へメッセージをお願いします。

菅原先生:素直で一生懸命な生徒が多いので、ぜひ行事などに足を運んでいただいて、生徒たちと直接触れ合っていただきたいです。そしてこの自然の豊かさ、広い敷地でののびのびとした雰囲気も感じていただきたいと思っていますので、教員、生徒一同お待ちしております。

編集者が見たポイント

タイムスケジュールがきちんと管理されていたので、とても効率よく各イベントを見てまわることができました。実行委員の工夫が生かされた結果だと思います。 見学に来ていた保護者の方にお話をうかがうと、「生徒たちが本当に楽しそうで、見ている私たちもワクワクします。よい学校です」と、語ってくれました。生徒が自分たちの力を出し切ってつくりあげた文化祭だからこそ、訪れた方たちに感動を与えることができるのだと感じました。

イベント日程

オープンスクール
8月1日(土)
8月9日(日)
8月22日(土)
入試説明会
10月17日(土)
11月7日(土)
12月5日(土)

※事前予約制。日大明誠高等学校のサイトからご予約ください。