中学入試直前情報

国語

問題構成

大問4つから構成され、その内訳は、韻文(詩・短歌・俳句)、小説、随筆、評論となるのが近年の傾向です。

出題傾向

文学的な文章(韻文・小説)
韻文では鑑賞文をともなって出題されることが多いです。小説では登場人物の心情や作品の主題などをとらえる問題を中心に出題されています。また作品の内容だけではなく、詩歌の形式や表現技法も過去に出題されています。

説明的な文章(評論・随筆)
このジャンルの問題では、筆者の考えを的確に読み取っているか、論理的な展開をしっかりつかんでいるかを問う問題が中心となります。また、口語文法、指示語、言葉の意味などに関する問題も過去に出題されています。

漢字
漢字の読み書きに関しては、例年出題されています。小学校で学習した漢字の範囲の中から出題します。読みやすい字でしっかりと書くよう心がけて下さい。また、読み書き以外にも漢字に関する知識(部首・画数・熟語の構成など)が問われることがあります。

その他
基本的な国語の知識(文法、詩歌の形式、表現技法、文学史など)についても過去に出題されています。基本的なもの、重要度の高いものを中心に出題しています。

アドバイス

50分の中でだいたい4つの文章を読んでいかなければなりませんので、短い時間で的確に文章を読んで理解する力が必要となります。1つの文章の読解に手間取っていると、残りの問題に取り組む時間がなくなってしまいます。そのためには、数多く問題演習を行なうことで、文章読解のやり方や文章のパターンを学習し、文章を速く的確に読むという力を培う必要があります。

算数

問題構成

大問が5題あり、すべての問題数は19題程度です。毎年問題構成は変えていませんので過去の問題を参考にしてください。

出題傾向

出題内容に関しては、数量関係や図形、場合の数、規則性、面積、体積など様々な分野から出題されています。特に計算問題は毎年出題されています。また、問題文をきちんと読んで、内容を理解し答えを出すといった、思考力・判断力を問う問題も出題されています。

難易度

難問は出題されず、基礎及び標準問題に重点が置かれています。

アドバイス

問題の難易度は決して高くはありませんが、時間内に正確に答えるには高い計算力や注意力が必要です。過去の問題を利用して、実践的なトレーニングをするとよいでしょう。また、旅人算や倍数算等の「〇〇算」についての典型的な問題はきちんと解けるようにしておきましょう。4日程ともに問題構成、出題傾向、難易度は同じです。

社会

1.試験問題は理科と同一冊子で、社会・理科合わせて60分。解答用紙は別で色分けされている。

2.社会科の配点は50点。歴史的分野・公民的分野・地理的分野の配点はほぼ均等。

3.歴史的分野
①大問は1ないし2問。
②教科書のみの学習では不十分。学習参考書で勉強する必要があります。
③年号の丸暗記は無意味。歴史の流れや内容を理解するようにしてください。
④地域・時代を特定することはないので、各時代をまんべんなく学習しておく必要があります。

4.公民的分野
①大問はおおむね1問。
②教科書のみの学習では不十分。学習参考書で勉強する必要があります。
③今年1年間の世の中の動きをもう1度振り返ってみることが肝心です。

5.地理的分野
①大問は1ないし2問。
②地図・グラフ・表・統計などを読み取れるようにしてください。
③基本的なことが理解できていれば、それをもとに考えを進めて答えられる問題が大部分です。

6.問題の傾向は例年変わりません。過去問を解いておくことをお勧めします。

7.選択問題が主ですが、記述問題および論述問題もあります。人名・地名などは漢字で書けるようにしておいて下さい。

理科

1.理科の試験は社会科と合わせて60分です。

2.本校の入試問題は、「物理」「化学」「生物」「地学」の4分野から各1問ずつまんべんなく出題され、配点は各分野ほぼ均等で、合計50点です。

3.小学校で習った漢字については、「2字の漢字で答えなさい。」など指定する場合があります。

4.原則的には小学校の教科書の範囲内からの出題となりますが、中には日常生活に関わる理科の内容や応用力を問うものもあります。そのような出題の場合は、問題文にヒントになる説明がありますので、問題文をしっかりと読んでください。

5.提示された実験の内容を理解し、グラフや表を読み取り考える思考力も必要です。グラフや表を使って解答する知識プラス計算の問題練習や、記述式で解答する問題の対策をしておくとよいでしょう。

6.各分野バランスよく学習して、苦手科目をなくすことが合格点に繋がります。

英語

難易度

英検4級~3級程度を想定

問題形式

2019年度出題予定の形式

1.リスニング (A)絵 (B)会話 選択式/10問程度
2.文法・語法 空所を補う(日本語つき) 記述式/20問程度
3.構文・文法 語句の並べ替え(日本語つき) 選択式/5題程度
4.語彙 空所を補う(英語のみ) 選択式/10問程度
5.英文読解 英文の内容に関する質問 選択式/5問程度
6.英作文 絵の状況に合うようなセリフ 記述式/2問程度

募集要項とサンプル問題をチェック! ≫