inter-edu’s eye

入試本番までのカウントダウンが始まる時期。今回は、“出口”の合格実績が伸びている日本工業大学駒場中学校・高等学校の、“入口”に注目しました。2016年、入試とクラス編成がガラリと変わるのです! そのポイントをご紹介するとともに、入試広報の堀口先生から詳しくお話をうかがいました。

変化ポイントはこの5つ!

入学手続き期間をグンと延長

第1回一般入試の入学手続き締切日が、2月2日から6日に延期されます。入学する中学校の選択は、これから過ごす6年間を決める、大切な選択です。後悔することのないよう、ご家族でよく話し合って検討してください。
また、この期間に、受験生本人がよく考えることも大切です。「自分でよく考えて決めた!」という実感へとつながるでしょう。

適性検査型入試を新規に導入

適性検査型入試
◆日時
2016年2月1日(月) 午前
2016年2月7日(日) 午前(特別選抜)
◆試験科目
適性検査I – 国語作文
適性検査II – 総合問題
◆入学手続き
2016年2月10日(水)まで

詳細はこちら

既存の2科型・4科型の入試に加え、新たに適性検査型入試が導入されます。チャンスは2月1日の午前、7日の午前(特別選抜)の2回です。

試験問題は、適性検査I(国語作文)と適性検査II(総合問題)で構成されており、東京都中高一貫校入試の共同作成問題に準ずる内容です。公立中高一貫校との併願を考えている受験生にもチャンスが広がります。

得意科目で特別選抜入試にチャレンジ可能

特別選抜入試を新たに導入し、得意な2科目で受けられるようになります。1科目めは国語・算数から選択、2科目めは国語・算数・社会・理科から1科目めに選んだ科目以外を選択。試験当日に選べるので、本番ギリギリまで考えて、そのとき一番調子のいい科目で挑むことが可能です。もっている力を最大限に活かせる機会となるでしょう。

特待生になるチャンスが豊富

すべての入試において、特待生を選抜することになります。授業料が1年間免除になる「D特待」、2年間免除になる「C特待」のほか、3年間+入学金が免除される「B特待」、6年間+入学金が免除される「A特待」など種類も豊富。「A特待」は特待入試のみですが、そのほかはすべての入試が対象です。枠が拡充された今こそ、このチャンスを活かしましょう。

新年度からのクラス展開

授業の様子1

これまで、中2から英語・数学・国語の3教科において習熟度別授業を、中3から「特進クラス」と「標準クラス」の習熟度別クラスを展開していた日駒。これを前倒しし、中1の段階から特進クラスを編成することになります。
目的は、生徒それぞれのレベルに合った授業を早期から展開すること。両クラスともに、これまで以上の学習効果が期待されます。

従来のクラス展開
新年度からのクラス展開

なぜ、日駒の入試は変わったの?~入試広報の堀口先生にインタビュー~

生徒の“芽”を見逃さないように

授業の様子2

堀口先生:適性検査型入試の導入は、大学入試改革に向けて行いました。世の中から求められる思考力・判断力・表現力の育成を強化していくにあたり、生徒の“芽”を見逃さないようにしようと考えたからです。

中1から習熟度別クラスを編成することによって、平成29年度から本格始動する「日駒新教育構想」における改革へとつながっていきます。この構想は、「カリキュラムの全体的改革」「本校らしい理数教育の新たな開発」「新コミュニケーション教育の構築」「キャリア教育の本格化(平成28年度から順次スタート)」の4本の柱からなるもの。現在、慎重に検討が重ねられています。

チャンス! 特待生枠をねらおう

授業の様子3

堀口先生:本校を受験されるみなさんには、過去問題などにより出題傾向をつかむことから始めていただけたらと思います。本校の試験問題は、基礎基本を大切にした問題です。6割正解できるようになったら、ぜひ特待生の枠をねらってください。すべての入試で選抜されるようになります。

今、がんばっていることは、入学後、必ず力になるはずです。本校では、入学してすぐに友人関係を築く「フレッシュマンキャンプ」に行ったり、生活・学習習慣を身につける「ファイトノート」の活用など、楽しい学校生活が始まります。進化する日駒で、ぜひ希望を叶えてください!

編集者が見たポイント

受験生のみなさんの“可能性”を広げる今回の“入口”の変化。12月20日には入試プレテスト、1月17日には「10点アップのポイント」が聞ける説明会が開催されるとのことなので、チェックしてみてはいかがでしょうか。