学校長からのメッセージ

日本工業大学 駒場中学校 学校長 大塚 勝之 先生
日本工業大学 駒場中学校 学校長
大塚 勝之 先生

校長の大塚勝之と申します。どうぞよろしくお願い致します。
本校は現在新たな取り組みとして、特に普通科を拡大して、進学型の学校の完成を目指していることについて是非お話したいと思います。

2018年の中学校入学生は、4年連続で増えて83名になりました。高等学校でも普通科261名、工学系学科145名の合計406名となり、2年前の普通科拡大・進学型の運営方針にしてから、順調に普通科を加増して参りました。特に、高校の特進系コースは今までの最高で合格97名となり、4クラス編成としました。

一方、2008年度の普通科併設から中高一貫コースの生徒が中心となり、急速に大学合格実績を伸ばし、G-MARCH合格は最高で57まで伸びましたが、2018年に初めてブレーキがかかりました。これは文科省の指導による大学側の入学生数制限が大きく影響したと思いますが、このことは他校も本校と同じ条件ですから、改めて対策を講じて参ります。幸い現高3、高2の模擬試験結果を見ると、明るい展望がありますので、これからについては心配ないと考えています。
さらに2019年は、普通科拡大・進学型の新たな運営方針を掲げてから、いよいよ3年目となります。

この3年目にどのように入学生を迎え、次のステップにつなげるか。本校の将来展望を考えるとき、2019年は非常に大切な年度になります。そこで、次のように目標を捉えて、皆さんを迎え入れたいと思います。

①中学入学生を100名以上に拡大して、進学型の運営をさらに進める
②大学合格目標は、早慶上理30、G-MARCH100の実現をめざす
③『高い自己目標の実現』と『楽しい学校生活』の調和をめざす方針は大切に守っていく

2019年は、中学入学生が108名となりました。これは中高一貫コースを中核に据えた普通科拡大・進学型の運営方針を更に進めるためですが、今まで以上に、すべての学力レベルの生徒に学習支援をしていきます。特に中学での学習プログラムは『圧倒的な基礎学力の養成』と『将来に向けた応用力の育成』で本校らしく成果を積み重ねてきました。これからもさらに成果向上に繋がるよう進化させて参ります。
大学合格者数は、早く2017年春のG-MARCH合格41名の水準に戻し、その上で、早慶上理30名、G-MARCH100名を達成したいと考えています。そのために、最難関大学の合格を目指す学習支援システム“光風塾”の運営強化、レベル・単元など細かい講座設定をした大学進学支援講習会などを、さらに充実させて取り組みます。

『高い自己目標の実現』と『楽しい学校生活』の調和をめざすことは、私たちが長い間大切にしてきた教育運営方針です。特に楽しい学校生活の基本があって、皆さんらしい進路の実現に繋がるはずですから、何と言っても、毎日楽しい生活を心掛けることが一番です。
ここ数年、新しい日駒像を求めて新たな教育構想の検討を重ねてきました。本校の教育の根本をどこにおくか、改めて考えることが多くありました。しかし詰まるところは、教員の姿勢、向き合い方に帰着する。私たちの学校は「生徒諸君一人ひとりの良さを見い出し、育む、教員は懸命に応援していく、応援する先生も、生徒もいつも活き活きしている」、その気概に溢れている学校でありたい、と願っています。
“変わる日駒”に、ぜひご来校ください。一同でお待ちしております。

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