inter-edu’s eye

ICT教育を早期に取り入れ、生徒がiPadを積極的に活用している桜丘中学・高等学校。先駆者として多くの学校関係者から注目を集める教育現場の現在を体験すべく、オープンスクールへ取材にうかがいました。

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キャンパスナビゲーターにインタビュー!

桜丘中学・高等学校では、説明会や文化祭などさまざまな学校行事の案内役「キャンパスナビゲーター」を設けています。桜丘の代表である生徒の方たちに、学校生活やICT教育の成果をインタビューしました。

ipadで情報共有
高校1年生のTくん(右)とFさん(左)。学校生活のあらゆる場面でiPadを使って情報共有をしているとのことでした。

インターエデュ(以下エデュ):iPadを取り入れた授業を受けてみてどうですか?

Tくん:英語の授業では、iPadで発音を聞くと分かりやすいです。自分が発音した文を先生に送って、その場で評価してもらうような授業もあるので、とても面白いです。また、全授業でiPadを使っているわけではありませんが、授業中に自分の意見を先生に送ることがあります。クラス全員の意見を見ることができるので、授業内容の理解に役立っています。

Fさん:動画が送られてくる時は、授業中だけでなく好きな時間に見て復習することができるので、テスト前に大変助かっています。英語ではTくんと同じで発音が分かりやすいし、新しく覚える単語をすぐに調べられるので、とても便利です。

エデュ:iPadを使っていて一番便利なことはなんですか?

ICT委員
高校2年生のIさん(左)とSさん(右)。二人は、「ICT委員」として学習の実践報告を行っています。

Iさん:授業中に自分の意見だけでなく、相手の意見も見られることで、違う考えを知って視野を広げることができる点です。

Sさん:先生がホワイトボードに書いた内容をiPadで写真に撮ることができるので、ノートに書き写す時間を短縮できるところです。節約した時間の分だけ、先生に質問に行ったりすることができるので、勉強に集中することができます。

エデュ:アプリやiPadの使い方が分からない時はどうしていますか?

IさんSさん:先生に聞くこともありますが、クラスメイトに聞くことが多いですね。どのクラスにも1人は詳しい人がいますので、分からないことを教えてもらっています。そこでコミュニケーションが生まれるところも、iPadの利点かなと思っています。

エデュ:桜丘での学校生活はいかがですか?

Tくん:生徒同士が仲が良いので、毎日楽しく通っています。iPadを使わないと出来ない勉強法を実践しているところは大きな自慢です!

Fさん:先生が個性的で、授業を楽しんでいます。ぜひ一度、学校説明会などで私たちの学校生活を見てもらいたいと思っています。

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気になる「ICT導入後の変化」は?

英語教諭・企画広報部長で、ご自身もICT機器を利用した先進的な授業を行う倉田豊子先生にお話しをうかがいました。

倉田先生
生徒の自発性を引き出すICT教育の可能性についてお話しくださった倉田 豊子先生。

エデュ:iPad導入後の生徒の変化を教えてください。

倉田先生:生徒たちのアイディアを吸い出しやすくなったところですね。例えば、ダンス部ではスケジュール管理をしやすいアプリを部員から提案してくれることがありました。それに、従来の授業は教師主導でしたが、情報の共有化が簡単になったことで、生徒自らが勉強方法の創意工夫を試すようになりました。

エデュ:ICT教育のメリットは何ですか?

倉田先生:これからの時代は、頭の中で考えるだけでなく、社会に対して発信する力が必要になってきます。そのためにも相互コミュニケーションのツールとしてiPadは適していると考えています。現在の目標は、iPadをはじめとするICT教育を通じて、勉強そのものを好きになって成績結果につなげることです。

授業支援アプリを使う生徒
授業支援アプリを使って、競って回答を電子黒板に映し出す生徒たち。

エデュ:生徒たちに培われたITリテラシー(コンピューターなどを使いこなす能力)は、将来の職業選びに役立ちそうですね。

倉田先生:ICT機器を使いこなすことは、生徒にとって自己表現のトレーニングをしているようなものです。進学先の大学で行うプレゼンテーションや、未来の就職活動で大いに役立つと考えています。在学中の勉学だけでなく、卒業後にも活躍できる知識を身に付けられるだろうと私たちは期待しています。

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オープンスクール
近隣の私立校から某県の教育委員会まで、多数の参加者がオープンスクールに詰めかけていました。
古典授業実践報告
iTunesUを用いた古典授業実践報告。参加者の半数が国語の教師をされている方々でした。
ロイロノート・スクール
プロジェクターとロイロノート・スクール(授業支援アプリ)で1次法的式を解く生徒たち。
部活動紹介
合唱部による部活動紹介では、録画したムービーを確認しながらのミーティングを行いました。
英語授業
ネイティブ教師による英語授業で気付いたのは、紙の辞書をしっかりと活用しているところ。
授業で使用するアプリ
授業によっては、生徒自身がどのアプリを使用するか選べる場合も。

質問が飛び交う全体会での質疑応答

質疑応答
生徒自身による学校紹介に、参加者の皆さんが聞き入っていたのがとても印象的でした。

オープンスクールの最後に、授業や実践報告などに行った先生・生徒と参加者との質疑応答がありました。全体会でのやり取りによると、iPadの導入は保護者にも大きな影響を与えているようです。例えば生徒に渡しているプリントの情報を一緒に見ることができたり、学校の様子を親御さんに見せるなどコミュニケーションツールとしても大いに役立っています。

また、中学1年生の英語を担当したネイティブのロビンス先生は「iPadで発音の練習ができるので、私が話す時間は減りましたが、その分生徒が自分で考え、会話する時間が増えた」とおっしゃっていました。ICT教育の導入により、授業を効率化できる部分で限られた時間を有意義に費やすことができるとのことでした。

桜丘中学校説明会 開催日 時間
第3回 8月23日(日) 10:00~12:00
第4回 9月13日(日) 10:00~12:00
第5回 10月3日(土) 14:00~16:00
第6回 10月25日(日) 10:00~12:00
第7回 11月15日(日) 10:00~12:00
第8回 12月12日(土) 14:00~16:00
入試対策会 12月23日(水・祝) 9:00~12:00
最終説明会 1月16日(土) 14:00~16:00

※すべて予約制です。予約するには、桜丘中学・高等学校ホームページから「マイページ」で新規利用登録を行う必要があります。 ※上履きは必要ありません。 ※お車での来校はご遠慮ください。

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