お子さまの“見方・考え方”で合格! 白梅清修の「見方・考え方」表現入試

お子さまの“見方・考え方”で合格! 白梅清修の「見方・考え方」表現入試

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白梅学園清修中学校・中高一貫部(以下、白梅清修)では言語能力を段階的・体系的に指導し、自己学習力や他者と協働する力などを育成する「言語能力向上プログラム」に力を入れています。こうしたプログラムで伸びる可能性を秘めた受験生を評価するため、昨年度から「見方・考え方」表現入試を導入しました。そこで今回は「見方・考え方」表現入試に注目。実際に入学した生徒に対策法や現在の学校生活についても聞きました。

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白梅清修の入試

白梅清修の入試は、大きく分けて4つの方式に分かれています。従来の教科型の入試は、国語・算数のみの2科受験、またはそれに理科・社会を加えた4科受験の選択が可能です。都立中高一貫校への入学を目指している受験生向けには、適性検査型入試があります。立川国際・武蔵を目指している人向けの「Aタイプ」と南多摩を目指している人向けの「Bタイプ」から選択。さらに英検3・4級レベルの力が求められる英語入試もあります。そして、昨年度から新たに導入されたのが「見方・考え方」表現入試です。生徒の特性や受験勉強方法にあわせたさまざまな入試形式を設けています。

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思考型の入試方式「見方・考え方」表現入試

「見方・考え方」表現入試は、与えられた資料から課題を発見するとともに、その解決に向けた見通しを立て、それらを文章で表現する力を問う思考型の入試です。適性検査型の学習をしている人や自分の意見を書いたり述べたりすることが得意な人向けの入試ともいえます。
試験形式は課題を読み解き文章で表現する「論述試験」で、課題I・IIのいずれかを1つ選択します。

論述試験(50分・100点)

課題I:社会情勢を対象とした課題のとらえ方と考え方について
課題II:学校生活(道徳や学級活動など)から場面設定された課題への考え方と結論について(児童が体験したことがあると思われる場面を設定する)

【観点】
①資料から課題を発見する力(見方=資料をどう見たか)
②課題に対する解決の見通しを考える力(考え方=見通しをどのように考えたか)
③考えた内容を文章で他者に伝える力(論述表現)

課題の資料には文章のほかにもイラスト・図・グラフなどがあり、文章の読解だけではなく図やグラフなどのさまざまな形式の資料から正確に情報を読み取る力が求められます。また、資料から読み取った情報を課題解決するための手立てとして活用し、その考えた手立てを分かりやすく、論理的に表現することも必要です。

この入試を突破したお子さまは、「言語能力向上プログラム」など白梅清修の学びによって、さまざまな事象に対して関心を持ち、批判的な視点を持って課題を見出し、その解決について主体的に考えられるようになっていきます。実際に入学した生徒たちのようすについて先生に聞いてみると「授業に議論が起こりやすく、深い学びへと自ら導いていくことへの“わくわく感”や“探究心”を生徒どうしで共有できている」と導入に手応えを感じているようです。

積極的に議論する普段の授業のようす
積極的に議論する普段の授業のようす

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私の入試対策方法 生徒インタビュー

実際に「見方・考え方」表現入試を突破し入学した生徒は、どのような対策を立てて本番に挑んだのでしょうか。
本番までのようすと入学後の学校生活についてうかがいました。

インターエデュ(以下、エデュ):白梅に入学した理由を教えてください。

Aさん:女子校に入学したいと思っていて、少人数なことと学校の雰囲気がとてもよかったので入学を決めました。

エデュ:本番に向けてどのような対策をしていましたか。

Aさん:適性検査I型(作文)の問題演習に取り組んだことが対策になったと思います。

エデュ:実際の試験は難しかったですか。

Aさん:適性検査I型よりも答えやすい内容だったと思います。テーマも身近なものでしたし、長い文章ではなく漫画や図が多く使われていたので考えやすかったです。書き方も適性検査I型より指示が厳しくなかったと思います。解答も時間に焦ることなく余裕を持って取り組むことができました。私は「見方・考え方」表現入試の方が合格しやすいと感じます。

エデュ:自分にあった入試で入学することができたのですね。実際に入学して学校生活はいかがですか。

Aさん:少人数なので縦のつながりが強い学校なのですが、先輩がとても優しいので毎日楽しく過ごせています。6学年が一緒に取り組むスポーツフェア(体育祭)では、係の仕事内容について分からないことを優しく丁寧に答えてくださいました。
今は「エリアコラボレーション」の活動がとても楽しいです。エリアコラボレーションは普通の部活動ではなく、地域で活躍しているプロの方に指導していただく活動です。もともと茶道や演劇にも興味があったので、今はミュージカルの活動を火・金曜日に行っています。今年の清修フェスタ(文化祭)では先輩をたちをサポートする裏方でしたが、来年は役者として参加したいです。

清修フェスタ(文化祭)のようす
清修フェスタ(文化祭)のようす

受験生へのメッセージ

最後に受験生に向けて先生と生徒からメッセージをいただきました。

先生:受験勉強をしていると、勉強が苦痛に感じてしまったり、やらされている感じを受けてくじけそうになってしまったりすることがあるかもしれません。そのようなときは、どのような学びがあるときに一番自分がわくわくしているのかを振り返ってみてください。きっと予想外の新たな発見があるときに好奇心がぐっと湧いてくるのではないでしょうか。自ら学ぶ姿勢を大切にすれば、納得のいく受験を向かえることができると思います。白梅清修はそのような受験生を心から応援しています。

Aさん:受験勉強で苦しいときもあると思いますが、自分が入りたい学校に入学したときの自分を思い浮かべると、やる気がでますよ。白梅清修で待っています!

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編集者から見たポイント

課題を見つけて自分の意見を表現する「見方・考え方」表現入試。適性検査型の学習をしている受験生は、いつもの学びを役立てることができます。また、今勉強して身につけた力を入学後の学校生活に活かすことができるのも魅力です。「新しいことに挑戦したい、やってみたい」という前向きな気持ちのある受験生にもおすすめの入試です。

イベント日程

イベント名 日程 時間 内容
入試説明会(適性)
~ミニ入試模擬体験もできます~
11月24日(土) 14:00 Aタイプ(立川国際)とBタイプ(南多摩)ごとの入試の特徴を伝えます。
学校説明会⑤ 12月1日(土) 14:00 清修が行っている現在進行形の教育とは~言語教育・英語教育・進路指導・生徒指導~
入試体験会(2・4科) 12月16日(日) 9:30 入試模擬体験と解説授業
入試体験会(適性) 12月22日(土) 13:00 Aタイプ(立川国際)とBタイプ(南多摩)に対応した入試模擬体験と解説授業
入試体験会(適性) 12月23日(日) 8:30 Aタイプ(立川国際)とBタイプ(南多摩)に対応した入試模擬体験と解説授業
入試体験会(適性)フィードバック
【12月22日受験者のみ対象】
12月23日(日) 13:00 体験会での結果(フィードバックシート)を渡し、冬休み中の学習アドバイスをお伝えします。
入試体験会(適性)フィードバック
【12月22日または23日(受験者対象)】
12月24日(日) 10:00 体験会での結果(フィードバックシート)を渡し、冬休み中の学習アドバイスをお伝えします。
適性入試直前講座 1月12日(土) 9:30 残り1か月で、「これだけは!」という適性入試に関するアドバイスをします。
授業見学会+ミニ説明会 1月19日(土) 10:30 「見方・考え方」表現入試 ワークショップも実施予定

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