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新たな教育が求められている 2020年大学入試改革に向けての注目校新たな教育が求められている 2020年大学入試改革に向けての注目校新たな教育が求められている 2020年大学入試改革に向けての注目校

inter-edu’s eye
大きな変化が次々と起こる時代に生まれ育ってきた子どもたち。彼らが迎えるこれからの社会で求められるスキルはどんなものになるのでしょうか。そんな次なる世代の人材育成を担う教育改革が始まっています。

憶える知識から、活かす知識へ

大学入試改革で求められるのは、学力の三要素。三要素とは「知識・技能」に加え、「思考力・判断力・表現力」と「主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度(主体性・多様性・協働性)」と言われています。
グローバルな視点に立つことは当たり前となり、さらにはAI(人工知能)の飛躍的な進化など、ドラスティックな変化の中で、従来の「知識・技能」重視の入試スタイルでは、求められる人材を育むことはできないということでしょう。
センター試験に代わり、「思考力・判断力・表現力」をより重視した「大学入学希望者学力評価テスト(仮称)」が導入されるのもそのためです。三要素をいずれに偏ることなく多面的・総合的に評価する多様な選抜方法が求められていくことになりそうです。
では、それをふまえ学校ではどんな取り組みがなされているのでしょう。私学の多くは、人間形成の一環として、総合的な学習に力を入れているようです。今回は、ゼミ形式の授業、アクティブラーニングや、フィールドワークでより深い探究と、コミュニケーション力を磨いたり、ICT機材などを授業に取り入れ、社会で必須のスキルを身につける、さらには伝統的な作法を通して、協調や協働が学べるといった、さまざまな試みをしている学校に焦点を当ててみました。

私学では始まっている新しい教育

東京電機大学中学校・高等学校では昨年から、「TDU 4D-Lab(ラボ)」(TDUは東京電機大学の略称)という課題探求型の学習を始めました。中1から高2が対象で、約40のテーマから1つを選択し、大学のゼミのように学年を横断する形で研究を進めていきます。指導する教員はファシリテーター(意見や指示はしない、中立的な立場)として、生徒たちの研究をサポートしているとのこと。各研究テーマは理系分野だけでなく、文系や芸術分野など多岐に渡り、そのテーマの中で何を研究し、どう進めていくかは生徒自身が考えていきます。

「見えない学力」と名付けた、教科にとどまらない幅広い教養と発信力を育むことを教育の礎に掲げる成立学園中学・高等学校。日経ナショナルジオグラフィック社と連携したアクティブラーニングも取り入れ、自ら課題を発見し、解決策を探求できるように、フィールドワーク(校外学習)では身近な事柄に関わっていきます。人に言われることなく、自身の判断で行動できるようになること、それらの課題を日常的に人前で発表することにも重点が置かれているようです。また、盛んな部活動や行事が一体感を育み、主体性や協働性を養うことにつながっています。

聖徳大学附属女子中学校・高等学校は「ICT を自分のものにし、自ら考え、調べ、課題解決をする。そして発信し、共有し、創造する」が教育目標。社会に出た際にはICTを使いこなすことが必須であることを念頭に、iPadをはじめ、学校生活のさまざまな場面でICTを取り入れています。英語でのプレゼンテーションや、週1時間の小笠原流礼法においては協働学習を円滑に行うために必要な他社の立場に立ち、他社の考えを理解しようとする力を育成しています。

「平成の教育改革」ともいえる大きな教育現場の変化は始まっていますが、すでに多くの学校で「新しい学びの取り組み」がなされているようです。