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伝統ある男子校 聖学院中学校・高等学校が育てる「人間力」

聖学院中学校・高等学校

inter-edu’s eye

キリスト教精神に基づき、男子教育に取り組む伝統校「聖学院中学校・高等学校」。1906年の創立以来、社会で活躍することのできる人間の育成を目指して、生徒の成長をサポートし続けています。今年4月に着任した角田秀明学校長は、「体験を通して、社会で生き抜く力を身につけてほしい」と、ボランティア活動や海外研修など、数々の体験プログラムを導入。思考力や国際力、社会で役立つ「人間力」を育んでいます。「男の子だけで自由にのびのびと成長していく中で、自分では気づかない潜在的な能力を発見することができる」と話す聖学院の魅力に迫ります。

「我が子を聖学院に通わせてよかった!」保護者座談会

中高6年間の男子校生活で生徒たちはどのような成長を見せるのでしょうか。今春卒業した生徒のお父さま、お母さまと角田学校長、学年主任の権頭先生とで座談会を開催。子どもたちが立派に成長する姿を見てきた皆さまに「聖学院中学校・高等学校」の魅力について語ってもらいました。

プロフィール
  • 小池一正さん(左)

    お子さまは小学校から「聖学院」 今春、青山学院大学に進学。頑張る姿を見守ったお父さま。

  • 安藤由理子さん(中央左)

    お子さまは中学受験で入学。中高で鉄道研究会の部長を務める。北海道大合格を支えたお母さま。

  • 権頭先生(中央右)

    小池さん、安藤さんのお子さまが在学中の6年間、学年主任として成長を暖かくサポート。

  • 角田学校長(右)

    1974年から聖学院に勤務。聖学院一筋で生徒の成長に尽力し、今春から学校長として着任。

6年間、子どもの成長を細やかにサポート

──まずは聖学院を選んだきっかけについて教えてください。

小池さん小学校から息子二人を聖学院にお願いしました。小学校のとき、当時の中高の校長先生が通学路である駒込駅前を毎朝掃除していらっしゃって、息子にも校長先生の背中を見て育ってほしいという思いがあり、中高も聖学院でお世話になることを早い段階から決めていました。

安藤さん私自身が女子校出身で、女子教育の良さを知っていたこともあり、息子には男子校に通ってもらいたいと思っていました。数ある男子校の中でも聖学院を選んだのは、学校に足を運んで感じた雰囲気の良さや、在校生のお母さまとお話ししたとき、居心地がよかったので、息子が通っても違和感なく過ごせるだろうなと感じたことですね。

角田校長・権頭先生

角田校長実際に中高6年間を過ごされていかがでしたでしょうか。

小池さん息子は本当に大きく成長しました。先生はどなたも素晴らしい方々で、父親のように時には厳しく、愛情をこめて息子に接してくれたことがありがたかったです。特に権頭先生には、息子が大学進学で悩んでいるとき、「前を向いて頑張れ」と熱い言葉で息子の背中を押してくれました。そのおかげで息子にスイッチが入り、青山学院大学への推薦を決めることができました。

権頭先生生徒に応じた進路のアドバイスができるのは、学校と親御さんの距離が近いからだと思います。保護者会や行事など、親御さんが学校に来る機会は多いので、様々な声や思いを受け止めることができるのだと思います。親御さんのまなざしをいつも感じています。

安藤さん権頭先生をはじめ、ほかの先生方にも6年間ずっと子どもを見てもらえるので、とてもありがたいことだと思います。担任の先生だけではなく、ほかの先生方も息子の長所、短所を理解し、先生同士で共有してくださるので、保護者として安心して6年間をお願いすることができました。

角田校長教員たちは皆、生徒には幸せな大人になってほしいという思いがあります。幸せというのは、学校で作る「過去の良い思い出」、そして「未来に向かっていく力を持つ」ということ。大学は通過点であり、大事なことは社会で何をしたいのかを考えることです。社会に出てからも幸せでいられるような教育を目指しています。

卒業式MOVIE

幾多の困難を、仲間や教員と乗り越えた濃密な体験は、男子の感動的な成長へと昇華していきます。
元生徒会長の前田君の感動的な感謝の言葉を是非お聞きください。

好きなことに熱中できる男子校の良さ

──社会で役立つ「人間力」は、体験学習から培われることが多いかと思いますが、印象に残った体験学習について教えてください。

小池さんタイの研修旅行ですね。旅行といっても「メーコックファーム」という孤児院を訪れ、現地の少数民族の子どもたちとの交流や社会奉仕活動を行います。息子はカルチャーショックを受けた様子で、将来の方向性が定まったようでした。ボランティア活動にも目覚めたようで、帰国後は、北区の養護施設に自ら行くようになりました。

権頭先生息子さんは、タイの研修をきっかけに、貧困問題について考えるようになり、小論文でも素晴らしい意見を出していました。

安藤さん好きなことに熱中できるのは男子校だったからだと感じています。異性の目を気にせず自分を素直に出せますから。息子も鉄道研究部部長を務めたことで、本人も自信を持つようになり、ほかのことにも自信を持って取り組むようになりました。

権頭先生安藤さんの息子さんは鉄道研究部の部長として、後輩たちを上手にまとめている姿が印象的でした。

安藤さん・小池さん

小池さん男子校では何をやっても否定されずに見守ってくれるから、自己肯定感が強くなったと思います。先生方も生徒の良いところを見つけて、褒めて伸ばしてくれた印象があります。

権頭先生男子の成長に合わせて、段階を踏んだ指導を行っているのが男子校の教育の良さです。中学生は自我が芽生え始めた時期なので、生徒同士で衝突することもありますが、高校生になると豹変して落ち着くようになりますね。物事を考える基軸がしっかり出てくる時期が必ず来るので、見守るのが教員の役割だと感じています。

小池さん毎朝の礼拝も心を落ち着けるのに役に立っていると思います。知識だけを学ぶのではなく、心も豊かにすることができますから。

安藤さんキリスト教が人生の羅針盤になってくれると信じています。グローバル化する社会で、教養の一つとして世界的な宗教であるキリスト教を皆さまにも知ってもらいたいと思っています。

──最後に受験生を持つお父さま、お母さまにメッセージをお願いします。

小池さん聖学院は、子ども自身が気づかない才能を先生方が見つけて伸ばしてくださる学校です。学校の良さはパンフレットだけでは分からないものなので、ぜひ学校に足を運んで、先生方の言葉や態度、学校の雰囲気を見てほしいですね。

安藤さん聖学院の学校説明会に行ったとき、「あきらめないことが大事」という言葉をいただきました。最後の最後まであきらめずに頑張ってください。

これから行われるイベント

プログラム 日時 対象 内容
第1回学校説明会
授業・施設見学
6月10日(土)
10:30〜12:30
小学生・帰国生・保護者 ■聖学院のOnlyOne教育
■体験教育・学習指導・進路指導について
■2018年度入試について
■帰国生説明会
第1回プレミアム説明会
施設見学
7月7日(金)
10:30〜12:00
保護者 ■AdvancedClassの教育について
■2018年度入試について
※昼夜の説明内容は同じです
第1回イヴニング説明会
施設見学
7月7日(金)
19:00〜20:15
保護者 ■AdvancedClassの教育について
■2018年度入試について
※昼夜の説明内容は同じです
帰国生ミニ説明会
授業・施設見学
7月19日(水)
10:30〜12:00
帰国生・保護者 ■聖学院のOnlyOne教育
■体験教育・学習指導について
■2018年度入試について
レゴキング選手権
施設見学
7月29日(土)
9:00〜12:00
13:30〜16:30
小学生(5・6年生) レゴは仮説を立てて学ぶ教育に相応しい教材とされており本校でもレゴを使った教育を促進する一環として、毎年「レゴキング選手権」を実施しています。制限時間内に与えられたテーマの中で作品を創造・製作しお互いに投票します。

※すべての会終了後「個別相談」「校内見学」を実施いたします。校内見学には上履きが必要です。
※説明会は予約制です。開催日の約1か月前から学校サイトにて受付を開始いたします。
※内容は一部変更になる可能性があります。

企画・編集:インターエデュ・ドットコム
提供・取材協力:聖学院中学校・高等学校