コース・カリキュラム

理想的な中高一貫教育を実現したブロック制度

中学高校の6ヵ年は、発達段階において非常に大きな変化を遂げる時期であり、内面的な成長の著しい時期です。
ブロック制の誕生は1970年(昭和45年)。
中高一貫教育の利点を生かし、ギャップの大きな中学生と高校生のスムーズな接続を考えて、ブロック制は生まれました。以来工夫と改良を重ね、常に発展を目指しながら今日に至っています。

カリキュラム

Aブロック(中1・中2)基礎の時

学習
「勉強がわかる」、「自分の才能を発揮し活躍する場がある」。そのためには努力が必要です。Aブロックでは、自分の力で学習に向き合えるように、細やかな指導が行われます。数学・英語は少人数制で、国語では中1から古典の学習を、社会・理科・家庭科等では本物に触れる体験や実験などを通して、知識を増し関心を高める工夫をこらしています。

生活
中1が入学して2ヵ月、通学や授業のサイクルに慣れ始めた時期に、大きな行事、体育祭がやってきます。6月になるとクラブ活動が始まります。学習習慣の定着を目指しながら、様々な活動との両立を目指します。中2では、行事を自分たちで動かし始め、中1を導いていく立場になります。自然と共同生活を柱とする学年合宿を行います。

Bブロック(中3・高1)伸長の時

学習
基礎的な学習習慣の上に、自立的に学習に取り組む力を育てるのがBブロックです。高1では生物・地理で希望者による宿泊合宿が行われます。

生活
中3・高1は学校の原動力です。クラブや行事において、高2が指示役なら、中3・高1の生徒は実行役です。実際に運営していく過程で、色々なことが見えてきます。そんな経験を重ねることで、自分を知り、将来につながるきっかけにめぐりあう時期。卒業生の講演会や、進路適性検査などの様々な企画も、将来を考える時期の生徒にとって、良き“助言”となるはずです。中3は東北、高1は八ヶ岳で自然や文化に触れる体験を積みます。

Cブロック(高2・高3)展望の時

学習
高2・高3の時間割は生徒が自分自身で作成します。各自の進路を目指して作った時間割で授業に臨みます。自分に向き合い、納得できる生き方や職業の実現に向けて、今やるべきことを自分の意志で選択したもの。それが形となって現れたのがCブロックの「時間割」なのです。

生活
高2はあらゆる場面で桐朋をリードし、その責任を果たそうと努力します。高3は受験勉強に励みながら、学年やクラスの協調のもとに集団が結びつく喜びと充実感を味わう1年を過ごします。自分の個性を生かしながら同時に仲間を尊重する体験は、卒業後にも貴重な財産となります。高2の修学旅行では奈良・京都へ行き、日本の歴史と文化を学びます。