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学校説明会

上野学園中学校・高等学校は、ユネスコの世界文化遺産に登録された国立西洋美術館をはじめとした美術館や博物館、動物園が集まる上野にある学校です。その“地の利”を活かしたアクティブラーニング「上野公園フィールドワーク」の詳しい説明が行われるということで、「文化・芸術の杜、上野で学ぶ!」と題された第2回上野学園中学校説明会をチェックしてきました。

疑問→仮説→調査→考察のサイクルで学ぶ

上野学園中学校で、昨年から始まった「上野公園フィールドワーク」。“グローバル”、“サイエンス”、“ソーシャル”、“アート”といったキーワードがすべて揃っている上野公園を通じて、生徒たちが教室の中ではできない学びのスキルを身につけていく、上野学園だからこそ実現できた取り組みです。生徒は、「どのように」疑問を持ち、「どのように」解決するのかを、公園内の様々な文化施設を活用して学んでいきます。

フィールドワーク

1年生は科学の視点を養う「サイエンスプログラム」、2年生は歴史や文化に目を向ける「ソーシャルプログラム」に取り組むこのフィールドワーク。説明会では、昨年、1年生が取り組んだ「サイエンスプログラム」の成果が紹介されたのですが…なんと、ここで突然、生徒が作ったクイズが出題されました。

「Q.イランド(別名「オオカモシカ」)は水の少ない砂漠でどのように水を飲んでいるか?」

これはある生徒が、国立科学博物館で疑問に思ったことを調べ、クイズ形式にしたものだそうです。このように生徒たちは、まず疑問を持ち、仮説を立て、それを調査し、結果を導き考察するというサイクルを繰り返し、学ぶ力を身につけていきます。

フィールドワーク

そして1年生の2学期、3学期には班を作り、上野公園にある不忍池の水質調査や桜並木の調査をしたとのこと。この研究成果は、全国の中高生が研究発表を行う「サイエンスキャッスル」の関東大会で発表しました。さまざまな人たちからアドバイスをもらい、新しい課題へとつなげているそうです。
また生徒たちは、博物館や科学館、美術館を10回以上見学し、国立科学博物館が認定する「博物館の達人」の認定書獲得を目指していきます。学んだことがきちんと認められることは、生徒の達成感や学習意欲につながりますね。

ちなみに、先のクイズの答えはというと、イランドは、バオバブの木の幹を鋭い歯や爪でひっかき、水を得ているそうですよ!

卒業生が「わが子を通わせたい」と思える学校

給食体験

サックサクの衣でお肉もやわらか。「人気メニュー」の看板に納得の味だった唐揚げ。

説明会では給食体験もあったので、お食事中の親御さんやお子さまに突撃取材をしてきました。
説明会の感想をうかがうと「子どもがいろいろなことにチャレンジできると思いました。」「楽しく勉強ができそうですね。」とお母さま方。お子さまからは、「博物館の達人を取ってみたい!」という声も。
給食については、「味付けがしょっぱくなく、ちょうどいいです。」「胚芽米で栄養バランスもとれていると思います。」と感想をいただきました。

ご自身が卒業生というお母さまが多かったのが印象的だった今回。上野学園は、卒業生がわが子を通わせたい、と思える学校なのだと実感しました。

イベント名 日程 時間
オープンスクール(中学) 7月30日(土) 9:30~
オープンスクール(中学) 8月27日(土) 9:30~
桜鏡祭(文化祭) 9月24日(土)
9月25日(日)
9:00~16:00
学校説明会「保護者から見た上野学園」 9月24日(土) 10:00~11:00