学校長からのメッセージ

次なる一歩へ

高橋公三子校長

芸術・文化の香り高い上野の地に位置する上野学園中学校・高等学校は、2019年に創立115年目を迎えます。長い歴史と伝統のもと、豊かな感性を育む音楽教育と、グローバル化が進展する社会で求められる21世紀型スキルを磨く、上野学園独自のプログラムを展開しています。

中学校では、美しい音を求め、友とハーモニーを奏でる「ひとり一つの楽器」、主体的に学び、探求心を育む、アクティブラーニング型授業「上野公園フィールドワーク」など、それぞれの個性を育む教育が行われています。また、高等学校では、大学入試改革を見据え、論理的に物事を考える力や、他者の考えを理解し、意見を互いに述べ合い、伝える事ができる「思考力・判断力・表現力」を育てる授業を展開しています。

グローバル化が進み、絶え間ない技術革新や情報化が進展する社会だからこそ、自己を深く見つめ、人間として自己の真の価値に目覚め、自己を知る力が求められます。上野学園の建学の精神「自覚」は、そのことを生徒に問い、人が生きる礎、「自覚」する心を教育理念として歩みを進めています。自分の良さを理解し、自己肯定感をもって生きる事、その先に輝く個性を見い出すことを求め、それぞれの生徒が持つ才能や可能性を伸張させる教育を行っています。

また、本校では、校訓として実践徳目「親切・努力」を示しています。本校に学ぶ生徒は、実践徳目「親切・努力」を心がけ、他を思いやる優しさと、寛容さを備え、自己に対しては厳しく不断の努力を続け、毎日をいきいきと過ごしています。

男女共学制へ移行し、2019年で13年目を迎えます。生徒は、学習にクラブ活動に、音楽実技の練習に励み、それぞれの個性を生かし、互いを尊重し、未知なる世界に向けて、しっかり歩みを進めています。

上野学園中学校・高等学校
校長 高橋公三子