プロフィール

東京大学大学院に在籍する“現役東大院生タレント”現在大学院で日々様々な研究に奮闘中。研究に励む一方で、テレビ出演やドラマ監修(問題作成・脚本台詞作成・現場での指導など学習部分での監修)、書籍の執筆活動なども幅広くこなす。

東京大学大学院在学中

インターエデュに心強い仲間が加わります。

東京大学大学院在籍中のタレント木村美紀さん。受験に関連するさまざまなテーマについて、ご自身の体験を連載していただきます。

木村さんは、中学入試、東大入試、そして大学院入試まで数々の受験を勝ち抜いてきました。時にはスランプも経験されたそうです。受験勉強のやり方、受験を支えてくれたお母様のこと、入試当日のことなど、合格に必要不可欠な情報は、きっと皆様のお役に立つはず。

やる気がおきない時、どうする?

志望校の前で万歳をした写真は、自分の原点を思い出すお守り。

多数のご質問いただき、ありがとうございます。
今回は皆様からいただいた質問の中から、ペンネーム・如月さんの質問にお答えしながら前回ご紹介した「オリジナル暗記法」についてお話します。

ペンネーム・如月さん (2008.11.01)
勉強する際、「やる気を出す」「集中力を高める」この2点が出来ません。どうすれば良いでしょうか?

私の「やる気を引き出す」勉強法とは、実は、前回取り上げた学習机を部屋の隅におく話にも関係があります。
なぜ部屋の隅に机をおくのか?
一つは、誘惑を視界から排除するため。
もう一つは、勉強の合間に見上げた「暗記ポスター」をインプットするためでした。
「暗記ポスター」とは、どうしても覚えられない弱点のキーワードを、カラフルなマジックペンで白紙に大きく目立つように書いた、自作のポスターです。

東大受験生だった頃は、部屋の壁は四方すべて「暗記ポスター」で埋めつくされていました。
それを勉強の合間にふと見上げた時に、無意識に視覚情報としてインプットすることができ、「やらなくちゃ!」というモチベーションも上がるのです。

私の場合は、主に理科と社会のキーワードで埋め尽くされていました。
天井にも貼って寝る前に眺めていました。何ヶ月も毎日見続けていたら、自然と映像記憶として定着してくるもので、その定着がさらにやる気に結びついていきました。

ちなみにトイレや廊下には、市販の地図ポスターや、ジグゾーパズルが飾ってありました。
その土地を想像して旅行に行った気分になり、ワクワクしながら地名を覚えていました。家族とも「いつかここに旅行に行きたいね!」と会話が弾みますしね。