自分を信じるしかないのに、何か目に見えるものに頼りたくなるようなどうしようもなく不安定な状態でした。
秋に一つめのスランプの大波が訪れた後、冬にも二つめのスランプがやってきました。それは、年明けの試験直前。ちょうど今くらいの時期でした。その時は、いつも「本当に受かるのか不安で仕方ない」という気持ちでいっぱいでした。
模試の結果も返ってきて、A判定~E判定といった判定が出て、合格の可能性が数値化され、全国受験生の中での順位もはっきり分かります。入試日が迫ってくると、本番までに合格点を取れるだけの実力はつけられるのか、自分は合格圏内に入れるのか、ひたすら考えてしまう時期がありました。
自分を信じるしかないのに、何か目に見えるものに頼りたくなるようなどうしようもなく不安定な状態でした。
そこで、不安を払拭するために私がまずやった事は、今まで読破してきた教科書やノートを机の上に全部積んでみるという事。
「何年間もかけてこんなに多くの事を学んできたのだ」という過去を、目に見える形で具体的に確認する事で、少し自信を取り戻せました。「1年前ならできなかった問題が、今ならできるようになっているから大丈夫」と思い直すように努力をしました。