3歳から親子で読める、楽しくわかりやすい性教育の児童書

書影1

inter-edu’s eye

「赤ちゃんはどうしてできるの?」

子どもからのこんな質問に、どう答えていいのか迷ってしまうという親御さんも多いのではないでしょうか。

子どもは成長するにつれ、さまざまなことに疑問を持ちます。当然、性に関することも。男の子は自分にはおちんちんがあって、お母さんにはないことに不思議に思ったり、女の子は胸が大きくなることに疑問を持ったり。

なかなか答えづらい性に関する質問について、子どもにわかりやすくどう伝えたらいいのか、学校では教えてくれない性に関する疑問や悩みについてアドバイスになるような内容が詰まった本です。

「親も悩む子どもからの「性」の質問

エデュナビでは以前、「子どもからの『性』に関する質問、どうしてる?」というアンケートをとった際に、性についてどうやって子どもに伝えたらいいのか、親御さんたちが悩んでいる様子が見えてきました。

本書の著者は性教育アドバイザーとして、年70回以上の講演を行っているのじまなみさん。のじまさん自身も3人のお子さんのお母さんとして、お子さんから性に関する質問を受け、ドギマギするような場面に何度も出くわしたそうです。

本書では、お子さんと一緒に読めるように、かわいいイラストやマンガを使って、わかりやすい言葉で書かれているのが特徴です。「男の子と女の子の体のちがい」「命の成り立ち」「自分を守ること」「こころ」など、3歳から10歳までに知っておきたい体の性の不思議を、親子で一緒に楽しく学ぶことができます。

※本書より

たとえば、

赤ちゃんはどうやってできるの?
どうして男の子は妊娠しないの?
女の子の性器はなんて呼べばいい?
どうして毛って生えてくるの?
おなかの中の赤ちゃんは何をしているの?

など、子どもが「なぜ?」「どうして?」と思うことに対して正しく、わかりやすく書かれています。

自分の体について知ることは自分を守ることにも

本書の冒頭には「のじま流性教育5か条」として次のようなことが紹介されています

※本書より

・まず最初に教えてほしい「水着ゾーン」の話
・お風呂で「パンツを洗う」ことからはじめよう
・子どものドキッとする質問には「いい質問だね!」
・性教育は3歳から10歳までに行うべし!
・明るく、楽しく、正しく伝えよう!

近年はインターネットでさまざまな情報にアクセスでき、またSNSでも個人的なやりとりが増えています。その中には子どもをターゲットにした怪しい誘いなどが紛れることも。そうした情報に子どもが触れる前に、子ども自身で自分のことを守れるよう、親が恥ずかしがらずに、自身の体のこと、こころのことを伝える必要があると感じます。

その中でも、「水着ゾーン」の話については、子どもへの性犯罪が多い中で、「自分の体の中で絶対守らないといけないところ」として教えるのにとてもわかりやすい伝え方だと思いました。

またのじまさんは、「のじま流性教育5か条」の「明るく、楽しく、正しく伝えよう!」において、「『性の話をするなんて恥ずかしい」と思うのは大人だけ。子どもにとって卑猥なイメージは一切なく、『命の誕生の奇跡』『親の愛情』『身を守ること』を知るとても大事な機会です」と伝えています。

お子さん向けに書かれた内容のほかにも、「おうちの方へのアドバイス」として、親御さんに対しても以下のようなアドバイスが掲載されています。

・むく?むかない?男のペニスは十人十色
・「生理は恥ずかしいことじゃない!」お母さんの声かけが大切
・男の子には一人の時間を楽しめる自分の部屋を
・性教育は親からの愛情。自己肯定感を高める方法
・SNS利用による事件から子どもを守るために
・子どもが性的なサイトを見ていたら?

親が性について子どもにどう伝えるか、そういうことを学校では教えてくれませんし、親になってからも習うことはありません。

新入学・新学期を迎える時期は、子どもたちの生活にもいろいろな変化が訪れます。そういう時期に、自分のことや体のこと、他の人のことを知るのはよい機会かもしれません。ぜひ思春期になる前の、まだ親御さんと密に接する時期に、本書を活用してはいかがでしょうか。

書影2

「赤ちゃんはどこからくるの? 親子で学ぶはじめての性教育」
のじまなみ 著・林ユミ 絵、幻冬舎、1,300円+税

親の「まだ早い!」は、いつだって「もう遅い!」

性教育は決してタブーではありません!
いまのインターネット社会においては、3歳から10歳までの性教育が必須!

小さなころから正しい知識を身につけることで、
自己肯定感が高まる!
性犯罪にも巻き込まれない!

本書は、小さなころから知っておいてほしい体と性のふしぎを
親子一緒にかわいいイラスト・マンガで楽しく学べる一冊です。

性教育は、性の話も親の愛情も素直に受け入れる「3歳から10歳まで」に行ってください。
「命の誕生の奇跡」「親の愛情」「身を守る」ことを知る大事な機会となります。
まさに、学校では教えてくれない、性教育実践編!

のじま なみ さん
性教育アドバイザー。
とにかく明るい性教育“パンツの教室”協会代表理事。防衛医科大学校高等看護学院卒業後、看護師として泌尿器科に勤務。夫と3人の娘の5人家族。2016年に「とにかく明るい性教育“パンツの教室”アカデミー」を設立。国内外4000名のお母さんたちに、家庭でできる楽しい性教育を伝える。2018年、「とにかく明るい性教育“パンツの教室”協会」設立。また、幼稚園、保育園、小学校、中学校、行政、企業などから要請を受け、全国で年間70回以上講演。
著書に『お母さん! 学校では防犯もSEXも避妊も教えてくれませんよ! 』(辰巳出版)、『男子は、みんな宇宙人! 世界一わかりやすい男の子の性教育』(日本能率協会マネジメントセンター)がある。
※本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです