わが子を理系に、と願う親はどれくらい?:エデュママアンケート第115回

エデュママアンケート
2015年11月27日

第115回 理系に進んでほしいと思う親はどれくらい?

inter-edu’s eye
「リケジョ」が流行語になっています。そこでわが子は理系に…と願う親御さんはどれだけいるのかアンケートを実施。大学受験前の高校生の理系・文系意識もチェックしてみました。

親の半数が理系を望んでいる!

わが子は理系に…と願う親はどれくらい?アンケート

「理系と文系、お子さまには、どちらに進学してほしいと思いますか?」とズバリ聞いてみました。その結果、ほぼ半数(51%)の方が「理系」と回答。その次が「どちらでもよい」で37%です。「文系」と回答した方は、たったの6%。なお残りの「その他」6%には、「芸術系」などが含まれています。

お子さまの進路ですから、最終的には、お子さま自身が中学・高校と進むうちに自分で決めることになるはず。とはいえ昨今は、「リケジョ」が流行語になるくらい「理系」に注目が集まっています。年収は理系のほうが100万円高くなる、いや生涯収入だと社長が多い文系が高いなど、さまざまな話題があります。親としては気になってくるのも当然でしょう。

では、子どもたち自身はどう思っているのでしょう? 国立教育政策研究所のプロジェクト「中学校・高等学校における理系進路選択に関する研究」が「理系文系進路選択に関わる意識調査」(2012年)という報告書を発表していました。

まだまだ「リケジョ」は少数派?

それによると、自分を「理系」「どちらかといえば理系」と考えている生徒は、高校1年で36%、高校3年で30%となっています。反対に、「文系」「どちらかといえば文系」は高校1年で42%、高校3年で56%です(残りは「わからない」)。1年と3年の違いは、理数系の科目の勉強が大変なためでしょうか? また、ここには男女差がずいぶんあります。男子は3割~半数が自分は「理系」と回答しているのに対し、女子では、3割以下です。「リケジョ」は、まだまだ少数派のようです。

これに対して、大学生の人数はどんな割合か、「学校基本調査」の平成26年速報値を見ると、学部学生の場合、「社会科学」が32.4%と最も多く、次いで「工学」が15.2%、「人文科学」が14.4%と続きます。ここまで見ると、文系が圧倒的に多いように思えますが、理系は「工学」以外がだいぶあります。「理学」3.1%、「医学・歯学」2.8%、「薬学」3.0%、「農学」3.0%など。これらを足すと、「工学」とあわせて26.9%。さらに理系文系に分けられない「教育」(7.4%)といった分野もあるので、理系もそれなりの割合になっていることがわかります。

また、理系の中の「薬学」は過去10年間で、1.8%から3.0%へと倍増しています。もしかしたら、これが「リケジョ」の実態なのでしょうか。ちなみに、「教育」は年々比率が上昇し、反対に「人文科学」「社会科学」が低下してきています。大学生もゆるやかに「理系」のシフトしてきているといっていいでしょう。

親子で理科の自由研究を

理系文系に関連して、大学受験前に認識しておきたいことは何か? それは、理系か文系かで大学を選ぶ基準が大きく変わってくるということです。理系と文系の偏差値を同列で比較することはできません。また実験が必要な理系では、研究施設の充実度や指導環境もきわめて重要な確認項目です。さらに私立の場合、入学後にかかる費用が高くなってきます。また理系の専門を生かして就職するなら大学院修士までは行く必要がある、ということも常識になっています。

最後に、前述の「理系文系進路選択に関わる意識調査」の中に気になる調査結果があったのでご報告しておきます。大学志願者が9割以上の進学校には、小学生のときに保護者の指導で理科の自由研究をした経験のある子が多く、そうでない高校には少ないというものです。もちろん進学校ほど理系に行く子が多いということははっきりしています。理系に行ってほしいと思う親御さんは、ぜひ、親子で理科の自由研究をしてみてくださいね。

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