第一志望の学校の偏差値は?:エデュママアンケート第119回
第119回 第一志望の学校の偏差値は?
inter-edu’s eye
エデュママファミリーの場合、中学受験でどのくらいの偏差値の学校を第一志望としている人が多いのでしょうか? 偏差値を3段階に分けてアンケートしてみました。
◆偏差値70以上が第一志望の人が35%も!
中学受験で、どのくらいの偏差値の学校を第一志望にしているかうかがってみた結果、偏差値70以上の学校を志望している方が、約35%、60~70を志望している方が約41%。あわせると76%。つまり4人のうち3人が、第一志望を偏差値60以上の学校にしていることがわかりました。
偏差値70以上の学校といえば、男女御三家、御三家と同等の私立共学・別学、国立大付属校など数えるほどしかありません。これらの学校を受けるのは、塾でもいちばん上のクラスの生徒たちがほとんどでしょう。偏差値60以上というのも、名門の伝統校と躍進著しい新興校のオンパレードです。
偏差値は、全体の中のばらつきをあらわす数値ですから、70以上というのは、全体の2.3%(1100人中の約2人)。60以上でも全体の約16%(100人中約16人)にすぎません。この場合の全体とは何かといえば、模試を受けた生徒全体です。模試によって多少の差異はあるので、65なのか、68なのか、70なのかといった数値そのものを絶対視することはできませんが、それにしても、エデュママのお子さまたちの多くが、進学塾の中でも上のクラスにいて、最難関校、名門校を目指しているということがはっきりしました。
偏差値ではわからない学校の特徴を大事にしたい
ちなみに今回は、それぞれの偏差値の中で男女別学か共学かも伺っていますが、この結果は、偏差値70以上で別学75%・共学25%、偏差値60~69で別学72%・共学28%となっています。私立の名門校には別学が多いことからこういう結果になっているのだろうと思います。偏差値60未満では、別学55%・共学45%でした。昨今、共学校の人気が高まっているようですから、別学を選択したほうが多少受験しやすいのかもしれません。
ところで、首都圏模試センターの偏差値一覧のページを見ると、偏差値60未満の学校の中にも、評判のいい学校、古くからの伝統校、大学進学率が高くなってきている学校がだいぶありました。部外者はついつい学校を一律に輪切りにできる偏差値に関心を抱いてしまいますが、実際に通うことになるお子さまにとっては、それぞれの学校の特徴や相性のほうがより重要なポイントになると思います。偏差値ではわからない、それぞれの学校の運営方法や取り組みにも十分関心をもって志望校を選んでください。
■参照サイト
●首都圏模試センター「偏差値一覧」
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