中学受験、学校説明会での見極めポイントとは?

inter-edu’s eye
9月から11月は、私立中高一貫校の学校説明会が最も多く開催され、文化祭や体育祭などの行事もあり、学校へ足を運ぶ機会も多くなる時期です。そこで今回は、中学受験を終えた親御さんに「学校説明会」についてアンケートし、学校選びにおける見極めのポイントについて考えてみました。これから中学受験を目指す親御さん必見です!

中学受験を終えた先輩たちが学校説明会で参考にしたポイントは?

Q1:【中受を終えた方へ】学校説明会に参加してみて、受験校を選ぶ上での決め手となった、上位3つを教えてください。

中学受験を終えた先輩たちが学校説明会で参考にしたポイントは?

アンケート結果の上位3つは、生徒の雰囲気 27.0% 、進学実績 14.0%、先生の雰囲気 13.3%となりました。

自由回答では、

「生徒さんを見て、我が子がここで学校生活している予想図が無理なく描けた。また今現在の我が子に合うと思っただけでなく、今後の成長や伸びしろを鑑みて、この学校なら得意も不得意も含めてバランスよく伸ばして行ってくれると確信した」
「質問をした時の先生の反応。返答内容は勿論、仕草や話し方など」
というコメントも。

実際学校へ行かないと分からないのは、学校に通う生徒と先生の様子。お子さまの性格と合うかどうか、6年間での成長の姿をそこで思い描けるどうかを知る上で、人を見るのは大切な見極めポイントですね。

Q2:【中受を終えた方へ】学校説明会に、合計何校行きましたか?

3校~5校 :38.1%、6校~8校 :21.0%と、全体の59%が3~8校という結果です。

以前に実施したアンケート、「これから中学受験の方、何校を受験予定ですか?」の結果を見ると、受験校は、3~5校が全体の61%を占めていることからも、 受験校数+2~3校の学校説明会に参加する方が多いように思われます。

もう少し多い印象でしたが、受験校がすでに絞られる、難関校を目指す親御さんが多いエデュならではの結果なのかもしれません。

生徒の雰囲気はどのように確認する?

学校説明会では、生徒たちが校内を案内したり、学校紹介をしたりと、保護者、お子さまたちと接する機会を多く設けています。そこで生徒の雰囲気を知ることもできますが、親御さんとしては普段の様子も見たいとところ。先輩たちはどのような工夫をして見ていたのでしょうか?
掲示板のコメントに詳しい内容がありましたのでご紹介します。

※掲示板からの引用文は、一部の編集をのぞき、原文を尊重して、そのまま掲載しています。

【4595146】重視すべきは先生?生徒?

生徒はその学校での指導の結果なので、生徒の様子を重視しました。
はじめのうちは説明会や見学にいっても、留意して見る部分がわかりませんでしたが、数をこなすうちに自分の中で比較チェックポイントが出てくると思いますよ。(中略)
学校の指導方針について知るには説明会、生の生徒たちの様子を知るには見学会や文化祭・運動会、登下校の様子を見るのが良いと思います。
さらに、文化祭などで在校生を捕まえて、いろいろ質問してみるのもオススメです。学校生活を楽しんでいる生徒は、喜んで質問に答えてくれますよ。
また、これは私個人の感想ですが、数多くの学校説明会に行ったところ、先生方の説明の中で生徒たちの姿が見えて来る学校と、学校が与える環境や指導方針と場合によっては学校の自画自賛しか伝わらない学校がありました。
【投稿者: やっぱり生徒ですねさん 】

学校説明会で先生が話される教育方針と、生徒の姿にギャップがないかどうかは重要ですね。なるべく普段の様子が垣間見られるようなシチュエーションを選んで見にいくのもいい方法です。

【4697394】学校説明会でチェックすべきポイントは何ですか?

重視したのは、生徒の雰囲気です。 なるべく、先生方が見せたがらない休み時間の教室の隅っこを見ました。目立つ子ではなく目立たない子を。共学なら男女が仲良くなさそうな学校は対象から外しました。
生徒さんをつかまえて、いろいろ質問してみるのも良いですよ。説明会の広報の先生が絶対言わないようなリアルな生徒から見た学校の姿が見えてきます。
楽しそうに爽やかに受け答えしてくれる生徒が多いと、印象も良くなりましたね。あと、登下校の際に通行人のふりをして一緒に歩いてみるのも生徒の生の姿が見えてきておすすめです。
【投稿者: 生徒さん】

少し勇気がいりますが、実際に生徒に質問してみると、その受け答えで雰囲気が伝わります。ですが、いきなりの質問には生徒さんもびっくりするので、漠然とした質問よりも、知りたい内容を具体的に伝えるといいでしょう。

掲示板では、10校、20校学校を見学したという投稿もありました。上記のコメントのように数をこなすことで見えてくることもあります。全く気が向かない学校でも、行ってみると思っていた印象と異なり、志望校の候補になるかもしれません。

わが子に合う学校選びに悩んでいる親御さんへ

わが子に合う学校選びに悩んでいる親御さんへ

エデュナビで多数取り上げている「学校選びのポイント」。総合してみると、大きくは

・親が子どもに与えたい教育環境
・子どもが望む、子どもに合う教育環境

の2つに分けられます。その2つにぶら下がるのが、校風、教育方針、偏差値、大学進学実績、通学時間などの条件。それぞれの条件において、希望のすべてを満たす学校はなかなか見つからないでしょうし、悩みすぎると方針がブレてしまいます。これって何かに似ていませんか?

おおたとしまささんは、はじめての中学受験 Vol.6後半「中学受験はかわいそうか?」 で、以下のように話しています。

「どの学校がわが子にいいのか、迷いますよね。でも、受験する学校を選ぶのは結婚相手を選ぶようなものです。つまりフィーリング。よさそうだなと思って結婚しても嫌なところが見えてくる。それでも、いいところがあるから好きになるわけで、悪いところをあげたらキリがない。受験も同じで、学校のいいところと受験生のいいなと思う気持ちが合致すればいいのです。メリット、デメリットをあげつらってもしかたがないような気がします。」

そういう意味では、学校説明会は「出会いの場」。条件は合うけど何かが違うと思ったら、その感覚を大切にしてください。また、条件を細かく設定しすぎて、それに縛られてしまうと、感覚を見失ってしまいます。

下調べは重要ですが、あまり気を取られすぎず、できるだけ多くの学校説明会に参加することをおすすめします!


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