中学受験に夫が反対、無関心、非協力的!どうしたらいいの? 

inter-edu’s eye
中学受験は「親の受験」と言われるほど、親のサポートがとても大切です。特にお母さまの方が熱心に取り組むことが多いので、父親である夫の理解を得られず、反対される中で中学受験を目指すというご家庭も少なくないようです。
そこで今回は、夫が反対している、または無関心や、非協力的であるような悩みも取り上げながら、どのように前向きに考えていったらよいかを探っていきましょう。

夫が反対でも、理解してもらうための糸口は?

中学受験する・しないで、ご家族の意見は合いましたか?

中学受験する・しないで、ご家族の意見は合いましたか?

中学受験への意見は「合っていた」が約7割を占めていますが、残り3割は家族の反対がある中で、中学受験を目指していることが分かりました。決して少なくない割合です。

そして、夫の反対が全体の約2割を占めています。反対する理由の一つには、公立中学、高校出身で難関大学に合格した夫である場合、小学生のうちからあえて受験勉強する必要はないと考えていることがあげられます。

ではそのような場合、夫に理解をしてもらうには、どうしたらよいのでしょうか。

解決法については、このような意見がありました。

小学生が受験のための塾に通うこと自体不自然だと思っていた夫は、当初あまり積極的ではありませんでしたが、頻繁に説明会に行く私、頑張っている子の姿を見ているうちに、いつの間にか応援してくれるようになりました。それからは、第一志望になるだろう学校の説明会には一緒に行ってもらったり、最終決断を任せたり、「頼りにしている!」という気持ちを夫に示しました。
ただ、男性はあまりのめり込み過ぎると、受験する本人より気持ちが強くなって暴走しがち。程よく応援し続けてもらえるよう、家族で出掛けたり遊んだりする時間も削らずに、最後まで「普通の小学生」「普通のお父さん」でいられることを意識しました。

子どもが一生懸命に取り組んでいる様子を見せることは、効果が期待できそうです。また、お母さまが主導権を握りつつお父さまをうまく立てる。これは、家庭の円満の秘訣でもよく言われることですね。中学受験という状況においても、同じように考えるといいかもしれません。

夫が中学受験に無関心…でも考え方しだいで悩み軽減!

夫が中学受験に理解を示しているご家庭でも、子どもの成績に無関心であったり、大変なときに手助けしてもらえないことに不満を持つケースも。特に受験が近づくにつれてプレッシャーが高まってくると、のほほんとしている夫の姿にイライラを感じる方も多いのではないでしょうか?

掲示板【2756067】中学受験に対する夫との温度差では、受験間近のお母さまが、夫の中学受験に対する温度感が自分と異なることに悩み、協力してもらうにはどうしたらよいかを相談しています。

投稿の中から、考え方を2つご紹介します。

考え方…その1

ご主人が受験勉強の大変さを知らずに無理難題をいうのなら困りますが、ただの無関心なら問題ないと思います。「船頭多くして船山に登る」という言葉があります。下手に今から目覚めさせると、にわかじこみの中途半端な知識を振り回して横やりをいれるなど、かえってややこしくなると思いますよ。うちも主人はお金を出すだけで中身はノータッチでしたけど、困ったことはなかったなあ。むしろ、ついヒートアップしてしまう私をどうどうと鎮めてくれたり、娘と共通の趣味の話題で盛り上がることで息抜きさせてくれたり、第三者的でいてくれて助かったことの方が多いです。
【投稿者: 無関心歓迎さん】

精神面なサポートとしては、お父さまには第三者的な立場にいてもらったほうが、お子さまへのプレッシャーもかからず済むのかもしれません。

考え方…その2

人は自身の体験から完全に自由になれないものですが、そんな夫が少しずつ変わり、私立中の学校説明会に参加するまでになりました。ポイントは、子ども本人が勉強や受験にひたむきに向かっている、また塾の先生や友人のネタを本当に楽しそうに話し、クラス落ちした時は真剣に落ち込む…といった、子ども自身の主体性を夫も感じていたからだと思います。誰が誘導したかなんて関係ない、大事なのは、息子さんの中受に対する主体性が、少なくともご主人には伝わっていないことでは? 要因は、本当に息子さんに主体性が不足しているか、それ以前の親子関係の希薄さか、どちらかだと思います。
【投稿者: 土曜日さん】

今回のアンケートへのご意見と同じように、子どもの主体的な中学受験の取り組みに気持ちが動いたようです。その様子をお母さまがさりげなく見せるように気配りするといいですね。

夫が非協力的でイライラ…この気持ちどうしたら?

中学受験期、夫婦喧嘩は禁物。気持ちをコントロールして!

夫が中学受験に無関心でも、ここぞというときに協力してもらえるよう、子どものやる気を見せることが大切だと分かりました。

ところが、子どもの状況を理解してもらえても、お母さまがして欲しいと思う協力が得られず、イライラしてしまうことも多々あるのではないでしょうか。

例えば、家事、育児でやることが多く行き詰ったとき、夫に対して「大変なんだから、空気読んで動いてよ!」と思ってしまうことはありませんか?
中学受験期では、お子さまの成績が上がらないときに「勉強するようパパからも言って!」と言うような場面が考えられます。

そんなときには、男性心理を活用しましょう。感情的には伝えず、協力してほしい理由を明確に伝え、具体的に何をしてほしいかを示すのです。少し立ち止まって冷静に考えてみると、本当に伝えたいことが見えてきます。ただ自分の愚痴を聞いてもらいたいだけだった…なんてこともあるかもしれません。

そうは言っても、感情的にならざるを得ないほど、切羽詰まることもあります。しかし、中学受験のことで夫婦の仲が悪くなっては、子どものやる気にも影響してしまいます。言い合いは極力子どもに見せないように心がけたいものです。

夫が中学受験に対して、反対、無関心、非協力的であっても、そこはお母さまの考え方、やり方しだいです。ぜひ掲示板で相談しながら、前向きに考えてみてください。そんなお母さまの姿は、お子さまにもよい影響を与えることでしょう。


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