中学受験、午後入試を受ける?受けない?

inter-edu’s eye
いよいよ中学入試が始まりました。新小学6年生の受験生がいるご家庭では、残り1年と受験を身近に感じてきたのではないでしょうか。そこで、今年受験のご家庭にうかがった「午後入試を受けるかどうか」のアンケート結果と中学受験専門の人気プロ家庭教師、安浪京子先生からのアドバイスをお伝えします。ぜひ受験予備知識としてお役立てください。

午後入試を「受ける」が半数以上

【中学受験生(小6年生)】午後入試を受けますか?迷っている方は理由を教えてください。

午後入試

アンケートは、「受ける」…56.0%、「受けない」…25.1%、「迷っている」…18.9%という結果になりました。

迷っている方も含めて、多くのご家庭が午後入試を検討していることが分かります。

迷っている理由ですが、

・試験だけでなく、電車移動などで疲れてしまい、翌日の入試にひびくと思うから。
・1日から3日まで連続なので、体力を温存したい。
・受験生の体力面等の負担が大きい。

と、受験生の体力面を心配する声がありました。

他にも、普段の模試では緊張しないタイプのお子さまが、本番の午前入試で緊張してしまい、試験後どっと疲れがでて午後の入試がうまくいかなかったという話も聞きます。受けるか受けないかの判断は難しいところですね。

最近の午後入試の傾向とは?

午後入試は約20年前に始まりましたが、その当時評判はあまり良くなかったようです。しかし今では、すっかり定着しています。

最近の特徴としては、より多くの受験生にチャレンジしてもらうため、受験の負担を少しでも減らせるように考えられています。

入試の回数を増やす中で、午後入試を導入する学校も増えてきました。実施している学校は、生徒の体力・気力面を配慮し、2科型としているところも多くあります。また、開始時間を15時と遅めに設定し、なおかつ、15時半までに会場に入ることができれば受験可としている学校もあります。 (「2019年中学入試【新設】日程と入試トレンド解説!」より)

また、「2019年中学入試【新設】日程と入試トレンド解説!」では新設の入試をする学校をピックアップしていますが、その中でも今年話題となっているのは、巣鴨中学校と世田谷学園中学校で2月1日午後に実施される算数1科入試です。同じ男子校で偏差値帯が近いということもあり、注目されています。

このように、午後入試を行う学校が増えているため、「午後に併願校として魅力的な学校があれば、ぜひ受けよう」と積極的に考えているご家庭もあるでしょう。しかし、午後入試を受けることを前提に進めると、お子さま自身が無理そうだと感じていても、受けたほうがいいと思ってしまうかもしれません。

受けるか受けないかを見極めるためには、どう考えたらよいのでしょうか。

中学受験、年末年始・1月の過ごし方はここに注意!」にて、アドバイスをいただいた、中学受験専門の人気プロ家庭教師、安浪京子先生に午後入試についてうかがいました。

安浪京子先生:午後入試は塾がおすすめすることも多いようですが、子どもによるので、判断がとても難しいです。わたしも実際迷います。

午後入試で受かったところに行かない、単なる安心材料だけと考えるのであれば、1月の前受け校の合格だけで十分ということもあります。それでも午後入試を受ける意味は、2月2日の午後までにどこか合格を取っておきたいということ。つまりお守りのようなものなんです。「受かることによって弾みがつく」ということもあります。

午後入試が癖のある問題を出す学校だとすると、対策が必要となり負担になります。また、午後入試は第3・4志望になるケースが多いため、より癖のないところを選ぶのが基本となります。午後入試は、対策がさほど必要なく簡単なところを受けるのが良いでしょう。

これらのことを踏まえた上で、受けるか受けないかの判断に最も大切なのは、「子どもの体力があるかどうか」です。子どもは午前中の入試で体力を使い果たしているので、午後まで気力が持たなかったりします。風邪をもらってくるようなこともあります。結局子どもの体力がすべてですから、しっかり見極めていただきたいと思います。

併願戦略を考えていくうちに、親御さんの気持ちがどんどん強くなっていき、判断を誤ってしまうこともあります。客観的な視点が大事です。お子さまの前向きな気持ちも大切ですが、お子さまの性格や体力をよく分かっているのは親御さんです。午後入試も含めて入試が多様化する今、親御さんの知識や判断力が重要になってきますので、塾以外のさまざまな情報にも目を向けてみてはいかがでしょうか。


現在回答募集中!エデュちょこっとアンケートにご協力ください。

Q.中学受験で夫婦げんか!原因は何ですか?(複数選択可・自由回答)

  • 夫・妻が中学受験に反対している
  • 夫・妻がヒステリックになっている
  • 夫・妻がサポートをしてくれない
  • 志望校で意見が異なる
  • 勉強のやり方で意見が異なる
  • その他

投票後、現在の結果がご覧になれます!