お子さんのSNSの利用、スマホのセキュリティについて対策していますか

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今の子どもたちは家族の連絡用として当たり前の様にSNSを利用しています。しかし、家族以外の人とも簡単につながれるのがSNS。利用者の増加に伴い、子どもが巻き込まれるトラブルも増えています。そこで小中高生のお子さんをお持ちの親御さんに、お子さんのSNSの利用状況について把握しているか、セキュリティ対策はどんなことをしているのかなどを調査しました。

お子さんのSNSの利用状況

【調査概要】

◆調査方法:インターネット調査
◆対象者:小学校高学年、中学生、高校生のお子さんがいる 男女 300名
◆調査エリア:全国
◆調査時期:2019年12月4日

【質問項目】

Q1.お子さんが普段よく使っているSNSはどれでしょうか。
Q2.SNSを利用するときのルールを設けていますか?
Q3.(Q2で「ある」と答えた方)どんなルールですか。
Q4.これまでお子さんがSNSでトラブルに巻き込まれたり、問題になったことはありますか。
Q5.SNSに関係する事件が起こった際に、SNSの利用についてお子さんと話しあうことはありますか。
Q6.スマートフォンのセキュリティ対策についての情報は、何で知りますか?
Q7.お子さんのスマートフォンにはどのようなセキュリティ対策をしていますか。

LINE、Twitter、Instagramが高い利用率。SNSには年齢制限があることも念頭に

お子さんが普段使っているSNSについて、Twitter、Tiktok、MixChannel、Instagram、Facebook、LINEの中から複数回答で答えていただきました。

1番多かったのがLINEで52%。多くのSNSが年齢制限を設けている中で、LINEは年齢制限もなく、家族、友人間でのグループチャットがやりやすいことからダントツの使用率でした。その次にInstagram、Twitterがともに20%となっています。その他ではYouTubeという回答が多くを占めました。
一方で知らないという回答も26%見られました。

普段使っているSNSについて

ちなみに今回選択肢にあげたSNSの中で年齢制限を設けていないのはLINEとMixChannel(ただし未成年の場合は親権者等法定代理人の同意を得る)で、Twitter、Tiktok、Instagram、FacebookやYoutubeは13歳以上となっています。

※ただしTwitterのiOS版アプリはペアレンタルコントロール設定が17歳以上と設定されていれば、それに準拠。

利用ルールで1番多いのは時間制限。投稿内容についてもルールがある家庭も

こうしたSNSの利用にあたり各家庭でルールがあるか質問しました。
「ある」という回答は45%、「ない」が55%となり、半数の家庭ではルールがない状態でした。

食事中はスマホを触らない

さらに「ある」と回答した方々に、どんなルールを設けているか聞いてみました。
「自分の部屋に持って行かない。スクリーンタイム(※)は親が管理。内容はその都度相談」「いつでも親が見てもよい状態にしておくこと、食事中は使わないこと」「顔が写っている写真は使わない。個人攻撃をしない」「勉強中や食事中はスマホを触らない」といった回答が108件寄せられました。

※iPhoneやiPadの使用時間の確認や使い方の制限を設けることができる機能。

そこで、寄せられた回答について、どんなルールがあるか種別で集計したところ、もっとも多かった8つのルールが以下となります。

SNSの利用の各家庭でルール

1番多いのは時間制限。SNSを利用する時間というよりもスマホを使う時間そのものを制限しているのでしょう。また「知らない人と通信しない」「個人情報をのせない」というルールもありました。

また5番目に多かったルールでは「投稿する内容(文章含む)に注意」というものがありました。書き方や内容によっては誹謗中傷の対象になることもあります。寄せられた回答には「メッセージはちゃんとよく考えてから送る」というルールを設けている人もいるほど、慎重になっている様子がうかがえます。

さらに8番目にあるように、あらかじめ非公開アカウントにして、不特定多数の人に見られないようにする、アカウントを知っている人同士だけでつながるようにするなど、あらかじめ限定公開にしておく家庭も見られました。

SNSきっかけのトラブル。少数だが怖い目にあったという声が…

次にSNSがきっかけでトラブルに巻き込まれてしまうことがあったかについて質問しました。

7割以上は「特にない」という回答でしたが、少数ながらも「SNSで知り合った人に会い、犯罪被害に合いそうになった」(3%)、「名前や住所を知られた」「家の近くや学校で待ち伏せされた」という回答もあり、深刻な事態を経験した家庭も見られました。

その他にも「我が家のルールと、友人宅のルールの齟齬」という回答もあり、ルールの違いからのトラブルもあるようです。また「勉強中も気になりそわそわしている」「夢中になり過ぎて人の話を聞かない」「炎上した」という声も寄せられました。

SNSがきっかけでトラブルに巻き込まれてしまうことがあったかについて
グラフ2

また近年増加しているSNSに関係する事件が起きた際、SNS利用についてお子さんと話すかについては、「ある」が56%と半数以上のご家庭で話しているという回答がありました。

セキュリティの情報は得ているものの、実際に対策はしていない?

今回のアンケートでは、スマートフォン自体のセキュリティについてもお伺いしました。

まず、「セキュリティ対策の情報をどこで知るか」についてですが、44%の方が「インターネットの記事から」という回答でした。次に多かったのが「テレビ」で24%、「友人から」が21%でした。

スマートフォンのセキュリティ対策の情報をどこで知るか

さらに、お子さんのスマートフォンにはどのようなセキュリティ対策をしているのか、について聞きましたが「特に何もしていない」という回答が44%と、前の質問での回答でいろいろ情報を得ているものの、実際に設定しているという数が意外にも少ない結果に。

セキュリティを施している家庭では「携帯各社の安心フィルターなどのアプリ(フィルタリングサービス)」が41%と最も多く、「アプリの使用状況を定期的にチェック」が20%でした。

スマートフォンにはどのようなセキュリティ対策をしているのかについて

今回のアンケート結果について全体を通して見ていくと、セキュリティ対策の情報や、SNSに関連する事件が起こった際にお子さんと話題にする家庭があるものの、ルールを設けていたり、スマートフォン自体へのセキュリティ対策はしていないという結果が現れました。

平成 28 年におけるコミュニティサイトを通じて児童買春や児童ポルノ等の犯罪被害にあった子供は 1,736 人。平成20年が787人だったころから比べると2.2倍に増加しています(警察庁・文部科学省「夏休みを迎える君たちへ~ネットには危険もいっぱい~」(平成29年6月27日公表)より)。

「総務省インターネットトラブル事例集」には、ネット上で起こるトラブル事例だけでなく、セキュリティの設定方法なども掲載されています。また保護者自身が意識しておくべきことについてもチェック形式でまとめられています。

SNSはコミュニケーションを深めることができる場でもあるとともに、さまざまな人が存在する場でもあり、残念なことに決して安全な場とはいません。まずはお子さんとSNSの利用方法について確認し、SNSやスマホの使用ルールを話し合いながら決めていくなど、なんらかの対策が必要になってきているのではないでしょうか。


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