第66回 教育の一環として何をしていますか?

見て・知って・答えて!エデュママアンケート調査

教育の一環としてしていることは何?2013/10/24

「教育の一環として家庭でしていること」のアンケート結果グラフ

小学生以下のお子さまのいるママを対象に、「教育の一環として行っていること」を選んでもらいました。

その結果がこのグラフ。「博物館へ行く」「キャンプなど自然体験」「美術館へ行く」がトップ3となりました。

それに比べると、「一緒にものづくり」「地域行事への参加」「一緒にスポーツをする」などはトップ3よりもぐっと下がりますが、それでも100名以上の人が選んでいます。エデュママのみなさまの多くは、体験型の活動に熱心だと言えそうです。

多彩な体験をした子ほどやる気があり学歴も高い?

体験型学習の効果について調べていたところ、興味深い調査結果がありました。独立行政法人国立青少年教育振興機構が平成22年に発表した調査結果で、それによると、子どものころの体験が豊富な人ほど、やる気や生きがいを持っている人が多い、最終学歴も高い、収入も多い、といった結果が出たのだそうです。

また、同機構が平成23年に発表したレポートでは、多くの体験をしている青少年ほど他者への思いやりがあり、積極的で自己肯定感も高い傾向にあると述べられています。

一言で「学ぶ」と言っても、机に向かう勉強だけでは学べないことがたくさんありますから、子どものころの豊富な体験が視野を拡げ、好奇心を育み、ひいては勉強にもやる気が出るというのは、頷ける話です。

このレポートには、他にも興味深いデータがさまざま掲載されています。pdfファイルでダウンロードに少し時間がかかりますが、ぜひ一読をおすすめします。

昔と同じは無理でも、できることはたくさんある

子どもにさまざまな体験をさせたくても、環境的に困難なこともあります。地域共同体の変質や崩壊、核家族化が進んだことにより、それぞれの家庭だけでできることには限りがあるでしょう。

それでもできることはある--今回のアンケート結果からは、エデュママのみなさまの、そんな声が聞こえてきそうです。厳しい状況の中で、ずいぶんと頑張っているのではないかと思います。

同じ体験でも、子どものころにしたことと、大人になってしたことでは、ずいぶん印象が違うもの。また、子どものころにしかできない体験も、数多くあります。受験勉強に励むと同時に、子どもたちにはできるだけ多くの体験をしてもらい、視野を広げ、豊かな感性を磨いてほしいものですね。

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