第69回 将来、わが子に行ってほしい学部は?

見て・知って・答えて!エデュママアンケート調査

将来、大学でお子さまに選んで欲しい学部はどれですか?2013/12/06

子供に選んで欲しい学部はどれ? アンケート結果グラフ

昨今の高校生は「行きたいと思う学部がわからない」という話も聞きますが、それでは親のほうは? とアンケートを実施してみたところ、なんとエデュママの半数近くが「医学部」を選択(回答者中43.8%)。2位の理工学部(16%)を大きく引き離しています。また、理系(右のグラフで緑色)と文系(オレンジ色)の比率を見てみると、全体の4分の3、75%の人が理系学部を望んでいます。

世はまさに「理高文低」時代

現在の理系人気は、あらゆる調査でも明らかです。大学受験支援サイト「パスナビ」は、2013年の私大入試で理系が爆発的に増加とレポート。「理系でも、特に医療系の人気が高いのが最近の特徴」と報告しているサイト(ZAKZAK)もあり、インターエデュのアンケート結果とぴったり一致しています。

理系人気の理由は今さら言わずもがなですが、就職に有利ということでしょう。不況期、企業は新卒採用で技術者を減らさず事務系を減らす傾向があるため、デフレ不況20年間に理系志望が徐々に増え、2009年リーマンショック以降さらに顕著になりました。

これまで文系の就職先だった金融業界にも、高度な数学知識が必要ということがわかって理系学生が流れ込んでいるとか。逆に弁護士になっても高収入は困難ということが知れ渡って鳴り物入りで設立された法科大学院の地位は失墜。法学部を希望する人は減少しています。世はまさに「理高文低」時代なのです。

リケジョ支援事業も行われている

この傾向は「リケジョ」という言葉が生まれたように、女子にも及んでいます。政府系機関で理系女子支援事業が行われ、リケジョサイトも誕生。医師不足から医学部を目指す女子も増え、看護学部の人気も顕著です。

大卒というだけでは安定した将来が約束されない時代。専門的な能力を身につけさせたい、ならば理系、とりわけ医療系が安心という親の思いは当然のこと。ただ人気が集まれば集まるほど、入試はどんどん厳しくなるのが、親にも受験生本人にもつらいところですね。

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