はじめての中学受験Vol.8中編 どこの塾に入るべき?-塾の種類と選び方-

はじめての中学受験Vol.8中編 どの塾が合っているのかを調べよう はじめての中学受験 Vol.8前編 塾・家庭教師の種類と特徴 はじめての中学受験 Vol.8後編 入塾までの流れ

どの塾が合っているのかを調べよう

入塾前にチェックしたいこと

母と娘

塾のタイプが決まったら、具体的にどこの塾にするのが良いかを、塾のホームページやパンフレットなどで調べましょう。通える範囲に教室のある塾であること、費用が納得できることなどはもちろんですが、それぞれ授業スタイルや先生の方針に違いがあるので、そのあたりもチェックしておきたいものです。授業の見学や体験授業に参加するのもおすすめです。

また、教育ジャーナリストの中曽根陽子さんは、ご自身の著書「後悔しない中学受験」(中曽根陽子&ワイワイネット著、晶文社)で、家庭の生活に合った塾であることも大事と書いていらっしゃいます。同書に掲載されている3つの大手塾の特徴を紹介します。詳細は、中曽根陽子さんの著書をご覧ください。

SAPIX 〜最難関校の合格実績No.1〜

家庭学習と親の関与

家庭学習量が多くて有名。テキストやプリントが授業ごとに配られるため、プリント整理などを親が手伝うこともある。中には、家庭学習が手に負えず、補習塾や家庭教師を併用する生徒も多い

先生と親の関与

年4回保護者会を実施。6年生には保護者個別面談も行われる。その際、事前に質問事項のアンケートが取られ、効率よく回答が得られる。また、希望すれば随時個別相談も対応できる。成績が下がると、担当の先生が電話でアドバイスや励ましを与えてくれることがある。

日能研 〜幅広い偏差値帯に対応〜

家庭学習と親の関与

「まるごとおまかせでよい塾」と紹介されることがあるが、実際には家庭学習を復習の場として重要視しており、親も手伝いをするなど関与する。カリキュラムが明確で、何をやっているか把握しやすいと言われている。

先生と親の関与

基本的には、授業を持たない「クラス担当」という教室スタッフがすべての情報を集約しており、窓口となる。個別相談は随時可能で、クラス担当か室長が対応。希望により教科担当も対応する。その他に日能研出身スタッフがおり、子どもに近い立場でのフォロー体制がある。成績低下時の対応は、教室やスタッフによってさまざま。

四谷大塚 〜中堅校・難関校を目指すなら〜

家庭学習と親の関与

過度な予習は必要ないが、次の単元について一読してくることが求められる。また、「自学自習」を重視しており、「テストの後の解説授業→家庭学習で解き直し」の学習サイクルを身に付けるまでは、ある程度家庭での管理が必要となる。

先生と親の関与

保護者会は学期に1回程度で、授業参観はいつでも可能。1教科専任制で各教科を専門の講師が教えており、その他に担任と校舎長がいる。面談は随時可能で、それぞれが内容に応じて対応する。成績が著しく下がったときには担任や校舎長から電話が入ることがある。

どの塾においても家庭学習は重要!

勉強する子ども

3つの塾で共通していることは、家庭学習を重要としていることです。特にSAPIXにおいては、塾で課された家庭学習をこなすために補習塾に通う人も多いというほど。子どもを勉強に集中させるためには、事務的なことは親がこなさなければなりません。共働きの家庭や兄弟揃って通塾する家庭など、家庭状況と照らし合わせて考える必要があります。

親と先生の連携が子どもを支える

子どもの学習状況を知る機会の設定は、塾によって異なります。個別に相談したいときに窓口となるスタッフも塾によってさまざまで、日能研の場合は教科を担当する先生ではなく担当スタッフが対応します。塾が保護者とどのように連携しようとしているのかを知り、家庭の考えと合う塾を選びましょう。

お子さまの性格や家庭の状況を理解した上で、「塾へどこまで任せたいか」「どこまで家庭が関与できるか」をはっきりさせておきたいですね。 そうすることで塾を選ぶ基準が明確になり、ご家庭に合った選択ができるのではないでしょうか。

はじめての中学受験 アーカイブ