中学受験、午後入試は受けた方がいいの?(2ページ目)

午後入試を「受ける」「受けない」判断基準は?

中学受験カウンセラー/算数教育家の安浪京子先生は、「中学受験、午後入試を受ける?受けない?」にて、午後入試について次のようにアドバイスをしています。

午後入試で受かったところに行かない、単なる安心材料だけと考えるのであれば、1月の前受け校の合格だけで十分ということもあります。それでも午後入試を受ける意味は、2月2日の午後までにどこか合格を取っておきたいということ。つまりお守りのようなもの。「受かることによって弾みがつく」ということもあります。

午後入試が癖のある問題を出す学校だとすると、対策が必要となり負担になります。また、午後入試は第3・4志望になるケースが多いため、より癖のないところを選ぶのが基本となります。午後入試は、対策がさほど必要なく簡単なところを受けるのが良いでしょう。

これらのことを踏まえた上で、受けるか受けないかの判断に最も大切なのは、「子どもの体力があるかどうか」です。子どもは午前中の入試で体力を使い果たしているので、午後まで気力が持たなかったりします。風邪をもらってくるようなこともあります。結局子どもの体力がすべてですから、しっかり見極めていただきたいと思います。

午後入試に関しては、「みんな受けるからうちも…」ということではなく、ご家庭それぞれの判断が必要だということですね。

安浪先生のアドバイスを踏まえた上で、2月1日に午後入試がある学校を見ていきましょう。