筑駒、灘、開成合格!こだわりの教育方法とは?

inter-edu’s eye
第23回では、筑駒をはじめ灘、開成にも合格した息子さんを持つお母さまに単独インタビュー。教育に対する考え方や、中学受験時どのように子どもと接してきたのかをうかがってきました。

子どもが生まれる前から中学受験を決意

一番こだわっていたのは読書

筑駒親子正面
【T親子 プロフィール】
・筑波大学附属駒場中学校合格
・インタビュー回答:お母さま
・息子さんは将来、医者になるのが夢。
・受験ドクターでは家庭教師(東大ドクター)を受講

エデュ:筑波大学附属駒場中学校への合格おめでとうございます。その他にも合格された学校を教えてください。

お母さま:灘中学校、開成中学校にも合格しました。

エデュ:すばらしい結果ですね。中学受験はいつ頃から考えていたのですか?

お母さま:息子が生まれたとき、もっと正確に言うと私が中学生の頃からです。私自身が地方の公立中学校に通っていたのですが、そのときに能力に差のある子どもが集まっている環境はきついなと感じて…。もし自分に子どもができたら中学受験をさせて、試験を受けて集まってきた同じような能力が集まった子の環境においてあげたいと思っていました。

エデュ:息子さんが生まれる前から中学受験がスタートしていたとは!では、何か幼少期から取り組まれていたのですか?

お母さま:習い事としては体操、バイオリン、英才教室、理科実験教室に通わせていましたが、一番こだわっていたのは「読書」です。

0歳から読み聞かせをして、図書館に行っては本を1回の上限の30冊借りてきて読んだり。「童話館ぶっくくらぶ」という月1,000円程で絵やお話の質の高い本が、1~2冊送られてくるサービスも利用していました。 就学前に本を読んで集中力、理解力、語彙力を身につけることは、後々の学力に大きく影響してくると思っていたので。

エデュ:こだわった結果はいかがでしたか?

お母さま:中学受験でいえば、国語は得意教科になりましたし、何よりとても本好きになりました。幼少期の読み聞かせは、図書館で借りてくればお金もかからないし、親子のコミュニケーションにもなるのでおすすめです。

つきっきりで勉強を教えたことはないけれど…

6年生になると皆やらなくなる“あのこと”にこだわる

筑駒親子2

エデュ:中学受験時ご家庭でサポートされていたことは何でしょうか?

お母さま:勉強自体は、つきっきりで教えるようなことはありませんでした。ただ、こだわりを持ってやっていたことが2つあります。

エデュ:それは何でしょうか?

お母さま:1点目は「塾の送り迎え」です。
私は自宅で仕事をしているのですが、どんなに忙しくてもお弁当を作り、送り迎えしていました。行きは「今日も塾に行けて幸せだね。私も行きたかったな」と声掛けをしてモチベーションアップ。帰りも必ず迎えに行き、「今日はどんなことをしたの?ママに教えて!」とすぐに声掛けをしていました。色々聞いているうちに、息子からその日気になったことを自然と話し出してくれるようになります。それが息子にとっては復習にもなりますし、私にとっては息子のメンタルのウィークポイント、友達の間柄、先生との間柄、言われたことも手に取るように分かる機会になります。

家に帰ってきてから色々聞くお母さまは多いと思いますが、それでは興奮が冷めてしまっている場合があります。ですので、塾に迎えに行って、一緒に帰りながら声掛けするのをおすすめします。

2点目は「自分が勉強する姿を見せること」です。
職業柄英語力が必要なのと、息子が勉強している姿を見て自分も頑張らないといけないと思って。英検やTOEICを受けていたんです。子どもからすれば「お母さんも頑張っているから、自分も頑張ろう!」という励みにもなります。
また親にとっては自分が試験を受ける立場なので、ここでこれを言うと子どもにとってよくないと、いわば同目線に立つことができ、声掛けにも気をつけるようになります。

人は賢い人のそばにいれば賢くなる

楽しく勉強するコツとは?

筑駒親子3

エデュ:息子さんが通っていた塾とは別に東大生から直接教えてもらえる「東大家庭教師ドクター」も利用されていたとおうかがいしています。選ばれた理由は何でしょうか?

お母さま:これは私の持論ですが、人は賢い人のそばにいれば賢くなると信じています。だから直接東大生から指導を受けられる「東大家庭教師ドクター」を選びました。息子は将来、東大合格を目標にしているので、良い刺激にもなったと思います。

エデュ:なるほど。お母さまにとって中学受験とは何でしょうか?

お母さま:リターンが確実にある投資のようなものだと思います。結果がどうであれ、得られるものは自分たちがかけた労力以上にあります。たとえ中学受験でうまくいかなくても、その後の目標設定によっては、次でうまくいくかもしれない。だから、中学受験はゴールじゃないんです。先を見て、次々と目標を設定するのが楽しい勉強のコツだと思います。

エデュ:最後に受験生を持つ親御さんへメッセージをお願いします。

お母さま:子どもにフォーカスするよりも自分の好きなことは捨てずに、自分の好きなことを磨く。この姿は子どもを何よりも勇気づけてくれます。あとはやはり読書は欠かさずにしてほしいと思います。

■取材協力
受験ドクター 由緒正しいプロ講師による中学受験専門の個別指導塾(代々木校・自由が丘校・吉祥寺校・東京校・成城学園校・白金高輪校・横浜校・たまプラーザ校・南浦和校・目黒校)と家庭教師センターを運営。2018年度 開成中学校 10名、桜蔭中学校 9名と個別指導塾として高い合格実績を誇る。プロ講師による電話での無料学習相談も受付中。(http://www.chugakujuken.com

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