五分の可能性を常に信じて試行錯誤!開成中学校合格秘話

inter-edu’s eye
第31回では開成中学校に合格した親子にインタビュー。2度の転塾、決して早くない第一志望校の決定、なかなか息子に伝わらない思いなど、毎日試行錯誤しながらも合格できた秘訣をうかがってきました。

息子の性格に合わせ2度の転塾

目標は高く!でも最初は不安ばかり

開成親子正面
【K親子 プロフィール】
・開成中学校合格
・インタビュー回答:お母さま・Kくん
・受験ドクターでは算数・国語を受講
・将来の夢は医師になること

エデュ:開成中学校への合格おめでとうございます。はじめに中学受験を意識し始めた時期を教えてください。

Kくん:新3年生から塾に通い始めたのですが、その頃はまだ全然意識がなくて…。新4年生になって、塾の玄関に合格者の名前がずらっと張り出されているのを見て、「ここは中学受験をする塾なんだ」と意識するようになりました。

エデュ:塾はどちらに通っていたのでしょうか?

Kくん:両親のすすめで新3年生から四谷大塚。新5年生の春休みからSAPIXに通っていました。

エデュ:転塾されているのですね。四谷大塚を選ばれた理由を教えてください。

お母さま:実は四谷大塚に入るまで、公文に通わせていたのですが、息子はマイペースで気分屋。家でのプリント学習に行き詰まりを感じてしまって…。そんなときに、主人の意向で統一テストを受けさせたら、四谷大塚から案内が来たので、お話を聞きに行き、体験授業を受けさせ本人も楽しいと言っていたので通わせることにしました。主人はその頃から受験を意識していたようでした。

エデュ:新5年生の春休みからSAPIXに転塾された理由は何でしょうか?

お母さま:予習型の四谷大塚の方針がマイペースな息子には合わないと感じたからです。SAPIXは復習型で、毎回教材をその場でやるので勉強習慣も身につくと思い転塾させました。

エデュ:開成中学校を受験しようと思ったきっかけは何でしょうか?

Kくん:文化祭や運動会を見て、活気があって面白い!と感じたからです。自分の力が及んでいないような気がしても、レベルが高い学校を目指したかったので開成中学校を選びました。

エデュ:開成中学校は最難関校ですが、お母さまとしてはどのように感じましたか?

お母さま:最終的に開成中学校を第一志望に決めたのが6年生の10月と遅かったのと、成績の浮き沈みが激しかったので不安でいっぱいでした…。

合格のために自宅用コピー機を購入

お母さまの絶え間ないサポート

開成親子2

エデュ:当時の得意科目と苦手科目を教えてください。

Kくん:得意科目は国語と社会。苦手科目は算数と理科です。自分でも分かっていたのですが、計算ミスや根本的な問題の読み取りなどの間違いがとても多くて、成績の波もとても激しかったです。

エデュ:苦手科目はどのように克服したのでしょうか?

Kくん:母のすすめで受験ドクターに通って克服できました。

エデュ:なぜ受験ドクターを選ばれたのでしょうか?

お母さま:たまたまインターネットで保護者向けの開成中対策セミナーを見つけて参加しました。お話をうかがってみて、この塾なら息子の苦手科目を克服できるかもしれないと思ったからです。

開成の算数は、解答用紙を埋めるためにある程度記述ができないと駄目なのに、息子はノートにきちんと書かずに解いていて…。「考えをまとめるためにノートを使って勉強しなさい」と、息子にアドバイスするのですが、一向に聞かない。ですので、まず受験ドクターの先生からは「勉強するやり方」を聞いていました。そのおかげか段々定着していったので、通わせて良かったと思っています。

エデュ:受験期一番つらかった時期を教えてください。

Kくん:直前期です。得意科目の国語が急にできなくなってしまって…。それまではSAPIXでの座席が前の方でしたが、一番後ろに。今までなら何でできなかったのかちゃんと考えて、それを次につなげることができていたのに、そのときは、何回解いても自分がなぜできなかったのか分からなくて。結局、一番後ろになってしまったのはその1回だけでしたが、時期が時期だけに本当に焦りました。

エデュ:ご家庭で意識されていたサポートは何でしょうか?

お母さま:先ほど息子も話していた通り、息子はケアレスミスが多いようでしたので、受験ドクターの先生に聞きに行き、「本番に近い環境に慣れれば、改善できると思います」とアドバイスをいただきました。

それからは、例えば開成中学校の国語であれば試験は何時から始まって、こういう問題が、こういう順番で出て、大問がいくつあって、漢字はこのぐらい出る。ちゃんとトイレを済ませて、心を落ち着けて筆記用具も揃えて、とにかく本番をイメージする「トレーニング」をさせていました。また過去問は本物の解答用紙じゃないとやる気にならないというので、わざわざコピー機を購入して、常に新しい解答用紙で問題を解かせたりしていました。解いた問題はやりっぱなしにしないで、できない、やるべき問題に印をつけていたりもしました。

あとは過去問進行表を学校別に作って、どの教科で何点取れたかを可視化していました。また、単元別の表も作って、できていないといけない単元を洗い出し、そこを重点的にやらせていました。

エデュ:しっかりサポートされていたのですね。ご両親からかけられて嬉しかった言葉と嫌だった言葉は何でしょうか?

Kくん:嬉しかった言葉は、国語や算数で難しい問題が解けたときに父から「よく頑張ったな」と褒められたことです。

嫌だった言葉は直前期にたくさん勉強しているのに、「このままじゃ受からないよ」と言われたことです。

開成合格の秘訣はとにかく諦めなかったこと

合格の可能性は五分?

開成親子3

エデュ:受験を振り返り成功談と失敗談を教えてください。

お母さま:成功談とは少し違うかもしれませんが、最後まで諦めなかったことだと思います。息子は成績に波があったので、成績が悪いときもあれば良いときもある。本人も毎回テストを受けて帰ってくるたびに、五分五分だと言っていたのですが、その「五分の可能性」を諦めなかったことが成功の秘訣だったと思っています。

失敗談はもう少し早く第一志望校を早く決め、過去問をやらせておけば良かったと思っています。本当に合格できたのは奇跡だと感じています。

エデュ:お母さまから見て中学受験とは、何でしょうか?

お母さま:家族が同じ目標に向かって一致団結できるものです。私も主人も中学受験を経験していないので、最初は全然分からなかったし、最難関校の受験も現実離れしていました。そんななかで試行錯誤しながら、1年前から過去問の分析を始め、重要性に気づいた私が主人に話したら徐々にではありますが、協力してくれるようになって。最後は家族の目標になっていきました。

エデュ:最後にこれから受験するご家庭に向けてアドバイスをお願いします。

Kくん:開成中学校の理科や社会は発展知識が大切になります。僕自身、発展知識が全然なかったので、「苦手克服ノート」というものを作っていました。先生から教わった解き方や、できなかった問題を書き留めておくのですが、自分で書いたものなので少し時間があるときにパラパラ眺めているだけでも達成感があるし、楽しいし、書いて読んでを繰り返しているうちに、知識が定着していくのでおすすめです。

お母さま:マイペースな息子でも対策や声掛けをして何とか合格できたので、決して諦めずに色々試すことが大切だと思います。志望校対策は過去問をやることが一番だと思うので、できるだけ早めに決定することが大事です。

■取材協力
受験ドクター 由緒正しいプロ講師による中学受験専門の個別指導塾(代々木校・自由が丘校・吉祥寺校・東京校・成城学園校・白金高輪校・横浜校・たまプラーザ校・南浦和校・三軒茶屋校)と家庭教師センターを運営。2018年度 開成中学校 10名、桜蔭中学校 9名と個別指導塾として高い合格実績を記録。 プロ講師による無料の学習相談も受付中。(http://www.chugakujuken.com