強く頼もしく成長させてくれた中学受験!駒場東邦合格秘話

inter-edu’s eye
第38回では駒場東邦中学校に合格した親子にインタビュー。6年生から成績が急に下がってしまったKくん。厳しい言葉をかけてしまったお母さま。つらい時期を親子でどう乗り越えたのでしょうか? 受験で勝つために大切なことなどをうかがってきました。

低学年から中学受験を意識

公文から中学受験専門の塾へ

麻布親子正面
【K親子 プロフィール】
・駒場東邦中学校合格
・インタビュー回答:お母さま・Kくん
・受験ドクターでは算数を受講

エデュ:駒場東邦中学校への合格おめでとうございます。はじめに中学校受験をしようと思ったきっかけを教えてください。

Kくん:小学校低学年の頃に近所のお兄さんが中学受験をしたという話を聞いて、自然と意識し始めたのがきっかけです。ただそのときは絶対にやってみたいというわけでもなく、地元の公立中学校に進学する以外の選択肢もあるのか程度でした。でも同級生の友達のなかにも中学受験予定の子が何人かいて、自分も刺激を受けて「やってみたい!」と思うようになっていきました。

エデュ:ご自分の意思でということでしょうか?

Kくん:最初にすすめてくれたのは両親ですが、最終的には自分で決めました。小学校入学と同時に両親のすすめで公文に通っていましたが、3年生の秋を過ぎた頃に、「このまま公文を続ける? 中学受験を考えて受験専門の塾に通う?」と聞かれて。友達の影響もあり中学受験に興味があったので、受験専門の塾を希望して、SAPIXに通い始めました。

エデュ:SAPIXに通われていたのですね。選ばれた理由を教えてください。

お母さま:通いやすさと評判、そして実際に通われていた経験のある方からのお話を聞いて選びました。

エデュ:駒場東邦中学校を選ばれたのはなぜでしょうか?

Kくん:何校か学校見学に行くうちに、自分には男子校が合っているのではないかと感じ始めました。駒場東邦中学校は文化祭に行ったときに、在校生がとても親切にしてくれて、「こんな学校に通いたいな」と思ったので選びました。あと家から通いやすいことも理由の一つです。

成績が伸び悩みつらい時期を経験

個別指導のプロの手を借りて弱点強化

駒場親子2

エデュ:当時の得意科目と苦手科目を教えてください。

Kくん:得意科目は算数。苦手科目は社会と国語です。社会は暗記が苦手、国語は5年生くらいまではあまり意識しなくてもテストで良い成績を取れていたのに、6年生になって記述で高得点が取れなくなってしまい、どんどん下がっていきました…。得意科目の算数も6年生になって成績が安定せずに苦労しました。

エデュ:苦手科目はどのように克服したのでしょうか?

Kくん:社会は覚えてもすぐ忘れてしまうの繰り返しだったので、6年生になってからはとにかく基礎固めをしようと決め、SAPIXの『コアプラス』を覚えるまで何度もやりました。漢字を間違って覚えていたものが多かったので、自信の無いものは繰り返し書いて定着させていきました。あとは土曜特別特訓の「知識の総完成」を切り取り、ファイルにしていつでも見られるようにして、一日のなかで必ず社会に取り組む時間を確保するようにして勉強していました。

エデュ:受験ドクターにも通われていたようですが?

お母さま:はい、算数だけ通わせていました。6年生になって問題の難易度、量がそれまでとは比較にならない程大変になり、成績が安定しなくなってしまったからです。ただ、やみくもに手を出す時間はないと感じ、個別指導のプロの手を借りて息子の理解度や弱点を見つけて強化していただきたいと思い、通わせていました。

エデュ:ご家庭ではどのようなサポートをされていたのでしょうか?

お母さま:夫は仕事の合間を縫って勉強を教えていましたね。直前期は出社前の1時間一緒にやっていました。私はテキストやプリント類の整理整頓、息子から「前のテキストを見たい」と言われたときにすぐに出せる状態にしておいたこと、あとはお弁当や日々の食事で栄養面のサポートをしていました。

エデュ:受験期、つらかったことをそれぞれ教えてください。

Kくん:4年生、5年生の頃は比較的塾の成績は安定していたのですが、6年生になって難易度が上がり、演習量も増えてくると、理解しないまま、定着しないままの状態で次々と授業が進んでしまい、徐々に成績も落ちていきました。勉強はしているのに思うように上がらない成績に苦しみこのままズルズルと下がってしまうのでは…と不安になりました。そんなときに両親から「勉強しているの?」、「こんなに集中力の無い受験生は他にいない。この調子じゃ頑張っている子に勝てない」と言われたのはつらかったですね。

お母さま:確かにあの頃は私も息子も余裕がなくつらかったですね。息子が勉強しているのは分かっているのですが、「仕方ないよね」では済ませられなくて、ときにきつく叱ってしまうことがありました。

息子の成長に最後は感動

いつの間にこんなに頼もしく強くなっていたの?

麻布親子3

エデュ:先ほどつらい時期があったと話されていましたが、志望校を変えようと思ったことはなかったのでしょうか?

Kくん:正直ありました。6年生の秋以降に過去問演習を解いていたのですが、本当に出来なくて…。でも、「過去問の出来が悪かった年に受験しなくて良かった。今年の問題は自分に合っているかもしれない」と気持ちを切り替えて、志望校対策に注力しました。具体的には家で取り組む過去問と塾の志望校別コースの授業でやりました。自宅で過去問に取り組む際には実際の入試の様に時間を計ってやりました。受ける学校ごとに試験時間も出題される問題数も異なるので混乱しないように過去問に取り組むなかで感覚をつかんでいきました。

エデュ:気持ちを切り替えて勉強されていたのですね。お母さまから見た受験を振り返っての失敗談、成功談を教えてください。

お母さま:失敗談は「息子への声掛け」ですね。6年生の秋、ふるわない成績と出来の悪い過去問に息子も相当追い詰められていたと思いますが、その時期にさらに追い詰めるような事を言ってしまった事は今でも後悔しています。私にも余裕がなくつい厳しくなってしまったのだと思いますが、もっと息子を信じてあげれば良かったです。比較的のんびりした子なので「入試まで時間がないよ! いつやるの? どうするつもりなの?」と不安をあおるような言い方をしてしまいました。努力しているのを認めてあげたうえで、合格を勝ち取るために入試までどのように時間を使っていけばいいのかを一緒に考えていくべきでした。

成功談は入試に持って行く持ち物や服装の準備を前もって息子とやっていたことです。当日、「机の上に置けるのはこれとこれだよ」などとしっかり伝えておけたので、当日はテストに集中できたのだと思います。

エデュ:お母さまから見て。中学受験とは何でしょうか?

お母さま:「息子を大きく成長させてくれたもの」だと思います。正直ここまで大変なのか…と思うことは多々ありました。遊びたい年頃の子どもが我慢をして勉強に取り組むのは簡単なことではなかったと思います。それでも塾仲間と切磋琢磨し、目標を掲げ、ときには悔し涙も流し、私たちともぶつかりあい、でも最後には自分の力で合格を勝ち取りに行く。いつまでも幼いと思っていたわが子ですが、いつの間にこんなに頼もしく強くなっていたのだろうと感動しました。

エデュ:最後にこれから受験するご家庭へ向けてアドバイスをお願いします。

Kくん:テストの成績に一喜一憂しない方が良いと思います。自分も悪いときもあれば良いときもありました。努力した結果がすぐに出るとは限りません。諦めずにコツコツ努力を続けて入試のときに最強の自分で自信をもって、体調管理も忘れずにして試験に臨めるようにしてください。

お母さま:模試の合格判定が悪くても、過去問の出来が悪くても決して諦めないでください。私は入試まであと3か月しかないと焦っていたときに、先輩ママから言われた「あと3か月もあるじゃない。まだまだこれから伸びるんだよ」の言葉に救われました。実際、直前期に徹底的に学校別対策をやったおかげで随分取れるようになっていました。また、逆に模試で高いパーセントを出している学校だからと油断しないでください。息子は模試で80%と出ている学校でも過去問はボロボロということもありました。入試に絶対はないと思います。我が家もスケジュール通りにうまく進んだわけではないですが、やはり最後の最後まで諦めずにやり抜く事が大切なのだと思います。お子さんを信じて頑張ってください。

■取材協力
受験ドクター 由緒正しいプロ講師による中学受験専門の個別指導塾(代々木校・自由が丘校・吉祥寺校・東京校・成城学園校・白金高輪校・横浜校・たまプラーザ校・南浦和校・三軒茶屋校)と家庭教師センターを運営。2019年度 開成中学校 12名、桜蔭中学校 7名と個別指導塾として高い合格実績を記録。 プロ講師による無料の学習相談体験授業も受付中。(http://www.chugakujuken.com)