第24回 最終回!小学校受験の真のメリットは?
inter-edu’s eye
約1年間にわたり連載してまいりました、「小学校受験のい・ろ・は」もいよいよ今回を持ちまして、最終回となります。ご愛読いただき、誠にありがとうございました。最終回では今までの振り返りを交え、改めて小学校受験のメリットを見ていきましょう。
編集部も目からウロコの連続
突然ですが、皆さまは、小学校受験と聞くと何を思い浮かべていたでしょうか?「子どもに無理をさせて勉強させる」「学費が非常に高い」「受験する前にかかる費用も高い」のようにネガティブなイメージを持つ方も多かったのではないでしょうか?
ところが、小学校受験対策の最前線である幼児教室におうかがいいしたときに、「私立小学校に合格するのはあくまで最終目標であって、過程を大切にしてほしい」というニュアンスで話される方が多くいらっしゃいました。
「第9回 特別企画!小学校受験のプロから見た、合格までの道のり」飯田道郎氏が親御さんにとって小学校受験をするメリットは?という質問に対し、「小学校受験の試験対策の為に、自分の子どもと真剣に向き合えるところですね。子どもが将来どうなって欲しいのかをしっかり考える機会でもあるので、小学校受験を一度経験した方は、弟・妹さんが出来た時にもう一度受験させたいと考える方が多くいらっしゃいます。」ということを話されていました。この言葉に、小学校受験のメリットが集約されていると感じています。
小学校受験をする真のメリットとは?
私立小学校は公立小学校と比べ、決して安くはない学費と引き換えに、質の高い教育を受けることができ、かつ附属校であれば大学までエスカレーター式に進むことができます。しかしここで覚えておきたいのは、私立小学校に通うだけで、お子さまに明るい未来が待っているわけではないという点です。
まだ低学年のうちはよほどの例外を除き、自分の適性や、やりたいことは見つかっていない状態です。つまり、何にでもなれる可能性を持っているともいえます。この時期に、親御さんが色々な方向性を見せてあげたり、導いてあげることはとても重要なことです。
小学校受験という場を借りて、しっかりお子さまの将来を考え、しっかり向き合える。これこそが、小学校受験の真のメリットといえるのではないでしょうか。
これから小学校受験をする方へ
最後に、これから小学校受験をしようと考えている方へアドバイスを送りたいと思います。
【幼児教室選び】
まず、小学校受験をするうえで欠かせない幼児教室選びですが、ブランドに惑わされず、この先生ならば子どもの能力を伸ばしてくれそうだと思う所に通ってください。
どんなに大手でも、先生との相性はどうしても出てしまいます。お子さまの通われているようすを見て、暗い表情でしたら、幼児教室を思い切って変えてみるのも手だと思います。
【学校選び】
次に学校選びですが、候補校がいくつかある場合、時間の許す限り、各学校の見学会や運動会などのイベントへいくつか参加するようにしましょう。天気の良い日と悪い日に見比べるだけでも印象が異なりますし、違う日に参加することで新たな一面が見えてきます。
【家庭学習】
幼児教室に通わせている場合でも、先生に任せきりにせず、親御さんも、お子さまが家にいるときは、一緒に学習しましょう。小学校受験の場合、外に出て植物を観察したりするだけでもりっぱな学習になります。親子のコミュニケーションも小学校受験のカギになりますので、おすすめです。
ココがポイント!
幼児教室も様々な種類がありますが、共通していえるのは「お子さまの成長を伸ばす手助け」をしてくれるという点です。早期教育化が進む現代、幼児教室の延長線上ともいえる、小学校受験という選択肢を視野に入れてみるのもいいのではないでしょうか。
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