中学受験「学力を伸ばせる学校」【2019年度版】

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中学受験をされるご家庭にとって、第一志望校や併願校は、お子さまにあった校風であることはもちろん、入学してからの進学指導や学習内容に期待ができ、さらに大学合格実績が優れている学校という視点で選ばれることでしょう。そこで「入口の偏差値に比べて、高い大学合格実績を納めている学校」すなわち「学力を伸ばせる学校」について森上教育研究所アソシエイトの小泉壮一郎先生の調査データをもとにエデュナビが分析をしました。

~掲載校について~

・首都圏全域の国立・私立の男子校・女子校・共学校のうち、四谷大塚偏差値45以上65未満の学校を調査対象校とした。

・掲載校は、2019年に卒業した生徒が入学した6年前の中学入学時の偏差値と、卒業時の早慶上智の合格者数を偏差値換算した値を比較し、その差が+3.0ポイント以上の学校を「学力が伸ばせる学校」として選定をした。

2019年 学力を伸ばせる学校【男子】

対象校:首都圏全域/私立・国立/男子校・共学校/偏差値45以上65未満
対象実績:早慶上智

※学校名は略称にて記載しております。

偏差値範囲 学校名 中学入学時の
偏差値
早慶上智合格数に相当する偏差値 学力の伸び
偏差値
55以上60未満
城北 55.0 61.4 6.4
攻玉社 57.0 63.2 6.2
世田谷学園 57.0 63.0 6.0
桐朋 57.0 61.3 4.3
東京都市大付属 55.0 58.3 3.3
偏差値
50以上55未満
帝京大学 53.0 59.2 6.2
中央大附属横浜 54.0 59.1 5.1
国学院久我山 52.5 57.3 4.8
桐蔭学園中等 54.0 58.1 4.1
成城学園 50.0 54.1 4.1
高輪 51.0 54.9 3.9
穎明館 54.0 57.9 3.9
偏差値
45以上50未満
東京都市大等々力 48.5 56.8 8.3
青稜 46.5 53.7 7.2
成城 48.0 54.3 6.3
大宮開成 47.5 53.8 6.3
法政大第二 49.0 54.7 5.7
桐光学園 49.5 55.0 5.5
日本大学 45.5 50.3 4.8
宝仙学園共学部理数インター 45.5 49.0 3.5
関東学院 45.5 48.5 3.0

データ提供:森上教育研究所アソシエイト 小泉壮一郎

2019年 学力を伸ばせる学校【女子】

対象校:首都圏全域/私立・国立/女子校・共学校/偏差値45以上65未満
対象実績:早慶上智

※学校名は略称にて記載しております。

偏差値範囲 学校名 中学入学時の
偏差値
早慶上智合格数に相当する偏差値 学力の伸び
偏差値
60以上65未満
洗足学園 61.0 64.6 3.6
偏差値
55以上60未満
頌栄女子学院 59.0 66.7 7.7
栄東 57.0 61.1 4.1
湘南白百合学園 57.0 60.2 3.2
偏差値
50以上55未満
帝京大学 53.0 61.1 8.1
中央大附属横浜 54.0 60.9 6.9
国学院久我山 52.5 59.0 6.5
桐蔭学園中等 54.0 59.9 5.9
穎明館 54.0 59.6 5.6
成城学園 50.0 55.4 5.4
大妻多摩 50.0 54.7 4.7
山手学院 53.0 56.9 3.9
偏差値
45以上50未満
東京都市大等々力 48.5 58.4 9.9
青稜 46.5 55.0 8.5
東京女学館 48.0 56.0 8.0
大宮開成 47.5 55.0 7.5
法政大第二 49.0 56.1 7.1
桐光学園 49.5 56.4 6.9
日本大学 45.5 51.1 5.6
聖園女学院 45.0 50.4 5.4
恵泉女学園 47.0 51.3 4.3
宝仙学園 45.5 49.7 4.2
関東学院 45.5 49.2 3.7

データ提供:森上教育研究所アソシエイト 小泉壮一郎

ランクインした学校はどんな学校?~大学合格実績から~

ランクインしている学校を見てみると、全体的に大学付属校が多い印象です。その中でも内部進学率が比較的高い学校においても、外部の大学の合格実績を伸ばしていることは注目に値するでしょう。その学校とは中央大附属横浜(2019年内部進学率:68.5%)、成城学園(2019年内部進学率:53.8%)、法政大第二(2019年内部進学率:85.3%)、日本大学(内部進学率:例年平均約60%)の4校です。

東大合格者数という点からみると、男子校では、世田谷学園が2019年に東大の合格者を11名を輩出し話題となりました。また同校は中学入試において算数1科入試を導入し、受験者数を増やしたことでも注目されています。算数が得意な生徒が増えることで、ますます今後の伸びが期待される学校と言えるでしょう。
女子校では、東京女学館が2018年に東大理Ⅲに1名が合格し、2019年においては2名が東大に合格し注目を集めました。
共学校においては、東京都市大等々力。2018年に既卒生で初めての東大合格を輩出、2019年には現役で東大合格者2名を輩出し、着実に大学合格実績を伸ばしています。

女子校で東大を含めた難関大学現役合格者数が多い学校と言えば、頌栄女子学院洗足学園。その勢いは目を見張るものがあります。(詳しくは「難関大学の現役合格率が高い女子中高一貫校」をご参照ください。)湘南白百合学園においては、ハーバード大学への合格者を輩出したことで関心を集めました。

このようにランクインしている学校の校風や教育方針と、表の結果とを照らし合わせてみるとまた新しい発見があるかもしれません。ぜひ志望校選びの参考にしてみてください。