2018年入試、難関校の傾向は?

inter-edu’s eye
中学受験研究の分野で定評のある、森上教育研究所が調査した受験に役立つデータをお届けします。 今回は9月に行われた四模試の結果を踏まえ、難関校の①2012年の志願者数を100%とした志願者数推移、②学校種別における志願者数前年対比、③付属校・進学校・半付属校における志願者数前年対比から、2018年入試の傾向を分析しました。

難関校、9月四模試志願者数推移について

難関校、9月四模試志願者数推移

9月四模試の志願者数推移で、2018年入試における難関校の傾向を調べました。

9月になると、ほとんどの受験生が模試を受けるため、翌年の中学入試の動向を予想する精度が高くなります。また難関校では、志望校を変更する受験生が少ないため、さらに精度は高くなります。

上のグラフのA、Bは四谷大塚のランクで、Aランク校は偏差値65以上、Bランク校は偏差値60~65の東京・神奈川の私立中学校です。合計は、一都四県全体の合計です。

2012年の志願者数を100%として合計の推移を見ると、2016年まで減少傾向で2017年に増加しました。

2014年はサンデーショックの影響で志願者数は微増でしたが、実際の難易度は下がったと思われます。

2017年は、Aランク校、Bランク校とも志願者数が増加に転じ、2018年入試では難化する可能性が大きいと思われます。

難関校、9月四模試志願者数前年対比の詳細分析(学校種別)

男子校 女子校 共学校 合計
Aランク 104.6% 105.1% 110.9% 105.2%
Bランク 102.2% 105.7% 112.9% 105.5%
合計 101.4% 101.3% 104.3% 102.4%

上の表は、Aランク校、Bランク校、および合計の志願者数前年対比を学校種別で分類したものです。

Aランク校合計の志願者数前年対比は105.2%で5.2ポイントも増加していることがわかります。5ポイント以上の増加なので顕著な増加と言えます。また、Bランク校合計は、Aランク校以上の数値、5.5ポイントと増加しています。

学校種別の合計を見ると、全体では共学校の前年対比は104.3%で、男子校101.4%、女子校101.3%と比べても増加の割合は高いことがわかります。

学校ランクをさらに学校種別で詳細に分析すると、Aランク校、Bランク校とも志願者数の増加要因は共学校で、志願者数が大幅に増加していることがわかります。

よって2018年入試では、共学校の難関校は、大幅に難化する可能性が大きいと思われます。

難関校、9月四模試志願者数前年対比の詳細分析(付属校・進学校・半付属校)

付属校 進学校 半付属校 合計
Aランク 108.5% 105.1% 105.2%
Bランク 113.1% 99.5% 118.8% 105.5%
合計 108.7% 101.0% 101.8% 102.4%

上の表は、Aランク、Bランク、および合計の志願者数前年対比を付属校・進学校・半付属校で分類したものです。

Aランク校合計・Bランク校合計は学校種別と同じ数値で増加しています。

付属校・進学校・半付属校の合計を見ると、付属校の前年対比は108.7%で、進学校101.0%、半付属校101.8%と比べても増加の割合は高いことがわかります。

さらに学校ランクを付属校・進学校・半付属校で詳細に分析すると、Bランク校の志願者数の増加要因は付属校で、志願者数が13.1ポイントも増加していることがわかります。(※Aランクの付属校、Bランクの半付属校は、どちらも大幅に増加していますが、学校数が少なく志願者数も1,000名未満のため参考数値としてください。)

2018年入試では、付属校の難関校は、大幅に難化する可能性が大きいと思われます。

9月以降の四模試志願者数の傾向は、翌年の入試受験者数の傾向とほぼ一致しますので、引き続き、10月、11月の四模試の結果からも目を離さないようにしましょう。

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