地頭力は「国語力」で鍛える! そのポイントとは?
inter-edu’s eye
読み書きという点ではすべての教科のベースともいえる「国語」。最近では「地頭力」を伸ばすのに欠かせない教科としても注目されていることをご存知でしょうか? 今回は、地頭力へ直結する国語教育のポイントについてご紹介します。
国語力強化の重要性と課題
これからの国際社会の中では「思考力・判断力・表現力」は必須のスキルと言われています。ただ知識を蓄え暗記するだけではなく、得た知識をもとに自らの頭で考えアウトプットできる能力が必要です。これらの力は一般的に「地頭力」と言われており、とりわけ国語によって鍛えられる部分が多くあります。語彙の知識、読む力、書く力は、思考力や判断力、表現力を支える要素として欠かせないものだからです。文部科学省も国語教育の重要性を提言し(※1)、低学年のうちから国語力を育てる必要を説いています。今や小学校の授業では算数よりも国語の授業時間のほうが多くなっているほどです。
一方、最近行われた学習調査(※2)では、小学生において知識の応用力不足が見られるという課題が浮き彫りになりました。例えば国語なら言葉の意味、使い方といった基礎的な知識はクリアしているものの、作者の意図を文章から読み取る、自分の意見を整理して伝えるといった問題が苦手という傾向が出たのです。これは算数においても同様で、複数の資料を見比べて回答する、なぜそうなるのかを説明する記述問題などにおいて正解率が下がる傾向が見られました(図参照)。これらの結果は、まさに国語力強化の必要性を指しているといえるでしょう。
身につけるべきは「読解力」と「表現力」
では、具体的にはどんな点にポイントをおけばよいのでしょうか。文部科学省は「国語力を身に付けるための国語教育の在り方」(※1)の中で、小学生のうちは特に「読む・書く力」と「語彙力」を伸ばすことが重要であり、そのためにはまず読書が有効であるとしています。そこでより一歩踏み込んで身につけておきたいのが、文章を素早く読んで正確に理解する「読解力」です。短時間で読んで理解できるようになれば、国語以外の学力アップをさせることもできます。
さらに知識の応用力を伸ばすという意味では「書く力」も欠かせません。文部科学省も「文章を書くことの指導や自分の考えや意見を述べる機会を多く設けることなどにより,論理的思考力を高めていくことが必要である(※1)」としています。これは「表現力」が必要ということになりますので、小学生のうちに表現力を身につけるには、作文を書くことが最適です。
※1 参考:平成16年2月3日 文部科学省文化審議会「これからの時代に求められる国語力について」
※2 参考:国立教育政策研究所 平成30年度 全国学力・学習状況調査 報告書・調査結果資料
効率のよい専門コースで地頭を鍛える!
これらの地頭力=国語力を強化したいと思ったら、各分野に特化した専門の指導を受けることをおすすめします。進学塾のサイン・ワンでは、通常の国語の授業だけでは力を伸ばしにくい分野において様々な専門コースを設けています。
例えば「速脳・速読コース」では、飛ばし読みや拾い読みといったテクニックを身につけるのとは違い、文章を正確に理解しながら短時間で多くの読書ができる「読解力」を伸ばします。時間短縮した分を思考時間にあてられることは受験においても有利です。
また、「時事・記述・作文ゼミ」では、実際の新聞を教材にしてニュース記事を読みながら記述問題に取り組みます。読み取る力だけでなく社会への関心と共に語彙力を高め、自らの考えを伝える「表現力」を身につけます。
「国語力」の中でも、より重要な部分をピンポイントに学べるこれらの専門コースなら、しっかりと地頭力を鍛えられそうです。ぜひ検討してみてはいかがでしょうか。
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