2014東大合格者 伸長校インタビュー

2014東大合格者 伸長校

2014東大合格者 伸長校インタビュー2014年3月18日

今年も東大の狭き門を争い受験生たちが死力を尽くしました。 灘、開成などの東大常連校が合格者数上位に並ぶ中、目を引いたのは地方高校からの合格者数の増加です。たとえばインターエデュの東大合格者ランキングにおいて、久留米大学付設高等学校(福岡)は昨年22名から今年36名(現役、既卒含む)と合格者を増やし上位20位以内に食い込みました。また北嶺中・高等学校(北海道)も昨年6名から今年17名、昨年比約3倍ものの東大生を輩出する大躍進を見せてくれました。

そこでインターエデュでは、今年度に東大合格者数が増加した学校にその秘訣は何かを進路指導の先生方にインタビュー。各校それぞれ、生徒に個性があり独自の教育方針を持っているようです。

■駒場東邦中学校・高等学校(東京)

2013年度: 59名 ⇒ 2014年度: 75名!

進路指導担当者からのコメント

進路指導担当者からのコメント
具体的に新たに始めたことではありませんが、当校は毎年、東大に限らず生徒の第一志望への気持ちを切らさないことを大切にして生徒の指導にあたっております。本年度はそれが合格者数の伸長につながったのだと思います。
また、こちらも今年に限った事ではないのですが、生徒たちが学校で団結し、励ましあいながら学んでいく姿が特に印象的な年でした。そういったいい環境が影響したのではないでしょうか。
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■久留米大学附設高等学校(福岡)

2013年度: 24名 ⇒ 2014年度: 36名!

進路指導担当者からのコメント

進路指導担当者からのコメント
去年が例年よりもかなり合格者が下がっていましたが、去年の生徒の分も今年の生徒が合格してくれました。
特に、今年度は文系に伸びがあり、持ち直しの一因となりました。
また、カリキュラムや指導は例年どおりの指導をしっかり行いました。
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■聖光学院中学校・高等学校(神奈川)

2013年度:62名 ⇒ 2014年度:70名!

進路指導担当者からのコメント

進路指導担当者からのコメント
当初、例年と比べて全体的に学力の遅れが認められましたが、成績上位の生徒には力があり、順当に結果を出してくれました。さらに、成績中位の生徒たちに対しても、従来から実施している夏休みの講習や放課後の補習等をさらに手厚く指導することでテコ入れを行いました。
生徒たちも行事が一段落すると気持ちを切り替え、粘り強く学校の指導についてきてくれました。従って当校と致しましては、生徒の努力がしっかり反映された結果となりました。
また、東大入試自体も生徒の実力が反映されやすい内容だったのではないでしょうか。
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■北嶺中・高等学校(北海道)

2013年度:6名 ⇒ 2014年度:17名!

進路指導担当者からのコメント

進路指導担当者からのコメント
現役生は例年通りの東大志望者数でしたが、今回は不合格者が例年より少ない結果になりました。というのも昨年度から東大を中心とした難関大学志望者向け特別HRクラスの編成を開始し、生徒たちの第一志望への気持ちを切らさずに切磋琢磨できる環境を作ることができました。
また、浪人生も優秀で、その多くが昨年度も東大第一志望で、編成クラス出身の生徒たちでした。そのため、編成クラスの新設がしっかりとした学習・進路指導につながった結果となりました。
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■洛南高等学校(京都)

2013年度:15名 ⇒ 2014年度:24名!

進路指導担当者からのコメント

進路指導担当者からのコメント
景気回復の影響なのか、本年度は関東方面の大学進学を志望する学生が増えました。その結果として東大合格者数の増加につながったのではないかと思います。
特別な授業ではなくしっかり基礎をおさえた授業をおこないました。
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■栄光学園中学校・高等学校(神奈川)

2013年度:52名 ⇒ 2014年度:63名!

進路指導担当者からのコメント

進路指導担当者からのコメント
生徒たちが本来の実力を発揮できた結果だと思います。
また、今年度の3年生たちは非常に団結力が強かったです。お互いに励ましあったり、教えあったりしてモチベーションを高めていました。学校としてもそれらを後押しする形で指導に当たりました。
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各校に共通しているのは「生徒のモチベーションを継続させ地力を高める指導を行う」ということのようです。興味深い意見として、景気回復の影響で地方から東大を受験させる親御さんが増えたのかもしれないという仮説もありました。

毎年全国から多くの生徒たちが東大を目指します。来年度はどの学校の生徒が多く歓びの声を上げるのか。注目したいところです。

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