緊急特集! 大学入試改革の余波(前半) ~ 中学受験が変わる!? ~

緊急特集! 大学入試改革の余波(前半) ~ 中学受験が変わる!? ~

緊急特集! 大学入試改革の余波(前半) ~ 中学受験が変わる!? ~2014年2月14日

大学入試改革についての回答グラフ

出遅れ注意! 2人に1人がもう始めている

近年、AO・推薦入試による入学者の増加など、多様化が著しい大学入試制度。大学入試センター試験の廃止および「達成度テスト(仮称)」の導入が提言されたことで、大学入試の「知識偏重」から「人物重視」の動きは本格化してきました。これにより、初等・中等教育も余波を受け、中学入試の方針も大きく変化していくと考えられます。

そこで、インターエデュがエデュママのみなさまに独自にアンケートを実施。「あなたは政府や文科省で論議されている『大学入試改革』についてご存知ですか?」とうかがったところ、「よく知らない」と答えた方はわずか8%。「知っている」と答えた方の中でも、半数以上が「興味があり自ら情報をチェックしている」と答えました。全体の2人に1人は、ただ傍観しているのではなく、もう自ら動き始めているのです。

「人物重視」の入試って?

先日、東京大学が発表した推薦入試の要件・概要によれば、同大学は「人間的成長への強い意欲を持った学生」を求めているとのこと。それに基づき、学部ごとに推薦要件を発表しています。さて、どのような要件が課されているのでしょうか。

たとえば、法学部は「問題の解決に向けてイニシアティブを発揮できること」、医学部総合健康科学科は「チームの調整力があり、リーダーシップを持つこと」、医学部医学科は「非常に優れた語学力(英語力)とそれに伴う豊富な国際経験を持つこと」などを各要件の一つに挙げています。多くの学部に共通するのは、各学問における「専門的な能力」のほか、「リーダーシップ」や「高い語学力と国際性」などが求められていること。いずれも、短期間ですぐ身につけられる力でないことは明らかであり、早期からの準備が必要と思われます。同時に、多くの中学・高校でこれらの教育強化が始まり、各入試に要素として取り入れられることも予想されます。

では、このような能力を高めるには、どう動き始めればよいのでしょうか。

東京大学各学部の推薦要件(抜粋)
  推薦要件の一部
法学部 問題の解決に向けてイニシアティブを発揮できること。
経済学部 他者との対話性に優れ、経済分野に強い関心を有すること。
教養学部 すぐれた外国語能力を有する、もしくは国際的なプログラムや活動について
経験や関心を有する者。
工学部 異なる思考様式や文化的背景を持つ人々と協力して作業を行うことができる、
外国語能力を含めた総合的なコミュニケーション能力を有すること。
医学部
医学科
非常に優れた語学力(英語力)とそれに伴う豊富な国際経験を持つこと。
医学部総合
健康科学科
チームの調整力があり、リーダーシップを持つこと。

※東京大学「平成28年度推薦入試について(予告)」参照

プロの手を借りるという選択肢もある

ディスカッションイメージ

インターエデュが注目したのは、現役合格の専門塾として、こうした「人物重視」の教育に以前から力を入れている『早稲田塾』

「国境を越えてメシを食える大人になる」を指導理念に掲げる同塾は、国際舞台にはばたく次世代のリーダーを育むべく、ほかにはない独自のカリキュラムを展開しています。たとえば竹中平蔵教授より直接指導が受けられる『世界塾』のテーマは、「世界人教育・リーダーシップ・集中英語教育」の3つ。各分野の最先端の研究に参加できる、大学教授とのコラボレーションプログラム『スーパープログラム』など、その種類は多数。東京大学が掲げる「求める人物像」、そして推薦要件に通ずるカリキュラムが並びます。また、同塾では中学生向けに『中学生プライム館』も開設。学力・経験・国際性を増す本来の意味での「エリート教育」を行い、適性に応じて高校生たちと同じプログラムも受講できます。

「大学入試に向けて何から動けばわからない」と、足踏みしているのなら、こうした取り組みに早くから徹しているプロに、指導してもらうというのも手。早めに動きだせば、成績向上だけでなく、“親の世代には想像もつかない時代”を生き抜く力も養えて、一石二鳥かもしれません。

今回の緊急特集<前半>、いかがでしたでしょうか。2月下旬公開予定の<後半>では、ともに余波を受けるライバルたちや、現役の難関大学生の生の声をお届けし、「これからやるべきこと」を具体的に考えていきます。