【5年生の夏休み】国語は加点方式!記述問題を鍛える方法

国語の記述問題は、答えを模範解答のように整った文章で書かなければいけないと思っていませんか? 書くことが苦手なご家庭に向けて、お二人の先生がアドバイスをくださいました。夏休みに親子で実践できる、具体的な勉強方法も満載してご紹介します。(2020年8月12日公開の内容に加筆・動画追加)

【お悩み】記述問題がほぼ空欄…勉強方法は?

小学5年生男子のお母さまのお悩み

【お悩み】記述問題がほぼ空欄…勉強方法は?

具体的な勉強方法について質問です。
息子は、文章を書くことが苦手で、記述問題がほぼ空欄。たまに記入しているときも、頭の中でぼんやりと解答は思い浮かんだけれど、言葉でまとめることができていないようです。
夏休みに、自分の頭の中で出た解答を紙に落とす練習をしたいと思っています。具体的にはどのような練習をしたらよいでしょうか。

ぼんやり…は危険信号かも!

プロ家庭教師・中学受験カウンセラー青山麻美先生のアドバイス

相談内容に「頭にぼんやり浮かぶ」とありますが、ちょっと危険かもしれませんね。

国語の記述問題は、「自分で考える」よりも「該当箇所を探す」ことがほとんどです。例えば、どんな気持ちですか?という設問なら、文章に戻ってどんな気持ちになったのかという該当箇所に線を引いて、そこから抜き出せばいいのです。ですが、書くことが苦手な子は「なんとなく悲しい気持ちかな?でも、なんでやろ?」と考えてしまう。

国語の記述問題は、加点方式です。模範解答のような文章になっていなくても、部分点をもらうことができます。
(※子どもが勉強に前向きになる声掛けの具体例なども動画でお伝えしています)

夏休みには、「この記述だけやってみよう!」と、10分くらいで1問だけ取り組むことをおすすめします。欲を出してはだめですよ。1問ずつ取り組み、記述問題を解くステップ(※動画で説明しています)を覚えていきましょう。