まさかの不合格はあるがまさかの合格ない?そのココロは? エデュママリサーチ第43回

エデュ掲示板で話題「まさかの合格はある?」2014年2014年11月7日

エデュ掲示板で話題「まさかの合格はある?」

10月末に立ったスレッド『まさかの合格ってありましたでしょうか』のやりとりに感動! ここをチェックしている皆さんにもお知らせしたいと思います。
スレ主さんは、娘さんともども、N女子大付属中に憧れています。

●あの緑いっぱいの環境と、部活が盛んで元気いっぱいの生徒さんたちの校風。
運動が好きで活発な性格の娘に合っている気がして、親子ともどもこちらの学校に惚れ込んでいます。
娘は「合格したら、あの森の中の道をセーラー服を着て通うんだ~」なんて夢見ています。

でも模試は厳しい結果。それでも、「なんとか合格させてやりたい、できる事は全部やりたい。でも合格は厳しい」と現実を見つめておられます。だからこそ、「まさかの合格をされた方がいらっしゃいましたら、体験談をお聞きしたいでです」と、スレッドを立ち上げられたのです。

◆「まさかの合格はない」が通説、でも……

さて、それに対して、「まさかの不合格はあっても、まさかの合格はありません」「“うちはまさかの合格でした”という話も聞くけれど、謙遜しているだけの場合もありました」など、まずは手厳しいご意見がいくつか。
実は、エデュのスタッフも、塾講師や関係者から「まさかの不合格はあるが、まさかの合格はない」という言葉を何度も聞いたことがあります。ですから、やっぱりそうなのかなと思ってしまいました。

ところがです! その後、投稿がどんどん応援メッセージになってきました。
※以下投稿はいずれも一部要約してあります

●読ませていただいて応援したくなります
学校にほれ込んでいるご様子。3か月できることは何でもやりたい、いいですね。いかにも受験生ご家庭です。(中略)
まだまだ100日以上、受験生はようやくマラソンのスタート切ったところです。いきなりではなくペースを守って、最後の最後でスパートかけられるよう頑張ってください。応援します。
●まさかの合格は、ありますよ
まさかの合格の定義にもよるかと思いますが、まさかの不合格と同じくらい意外と多いです。ただ、まさかの合格をあてにして、そのままにしておくと、ただの運に任せるだけになるので、合格の確率は当然下がります。本気で合格したいのであれば、すべてを犠牲にして死に物狂いで勉強をするしかありません。
●うちは最後の12月終盤から急激に伸びました
絶対にこの学校に通いたいという強い思いが、最後の踏ん張りや伸びに繋がると思います。小学生の偏差値はまだまだ不安定です。これからまだ3か月あるので、あの森をセーラー服来て通うんだ!というイメージを持って、まだまだ辛い時期が続きますが、諦めずに過去問に取り組んでください。(中略)
うちは最後の12月終盤から急激に伸びました。それまでバラバラになっていたものが繋がり始めたのがわかりました。それがようやく得点になって表れ始めました。
そんなに熱望してくださっている受験生がいると知ったら応援せずにはいられません。頑張ってくださいね。
●必死にやってみる価値はある
ウチの子どもたちも模試の偏差値が届いていなかったという点ではまさかの合格でした。でも算数が得意で合格点に届いているくらいなら見込みはあるかもしれませんよ。(中略)いずれにしてもあと100日ちょっと。必死にやってみる価値はあると思います。目標は高めに! ただ併願はぬかりなくお母さまが組んであげてください。

「まさかの不合格はあるが、まさかの合格はない」とは、「まさかの合格をあてにしてそのままにしていると、合格できないぞ!」という警告なのですね。このスレッドを読んではじめて知りました。厳しい現実に、つい「まさかの合格を!」と祈る気持ちになりがちですが、「それじゃいけない、最後まで頑張りましょう!」ということなのですね。

◆あと100日の対策は、冷静な分析、過去問、そして強い思い!

しかも、みなさん、これから入試までの対策を具体的にアドバイスしておられます。詳細はスレッドを見ていただきたいのですが、どれも、エデュスタッフが塾講師の先生方に取材してきた内容とほとんど変わりがありません。とても貴重なアドバイスなので、ここに要約させていただきます。

・残された時間で過去問に照準を絞って、学力を高める。
・冷静に落ち着いて客観的分析。現在の学力・得点力と、合格最低点、科目分野、問題特性との比較をする。
・何年か分の過去問を何度も繰り返し、そして過去問の関連問題を、問題集や模試のテストを使って復習する。同じ問題を繰り返しやり、ひとつずつ自信をつけていく。
・漢字、熟語、計算問題は、毎日朝10分ずつ毎日100日継続できれば、合わせて20点は上がる。
・模試では偏差値は関係なく、答案と過去問を見比べて、できないと受からない問題を見つけて徹底する。
・弱いところを片っ端からやるのではなく、強みを見つけてそこを確実に点をとっていく。次にできそうな問題・うろ覚えな問題を見つけて一つ一つ丁寧につぶしていく。今歯が立たない問題はとばす。あるいは本番で後回しにする問題の見分け方を練習する。

最後に、まさかの合格と不合格の両方を経験された方のメッセージをご紹介します。

●まさかの合格、あると思います。逆にまさかの不合格も
中3になる息子は両方経験しました。大丈夫だと言われていた第一志望にまさかの不合格! そして難しいと言われていたチャレンジ校(偏差値-10)の3次入試でまさかの合格! 入試時期、息子は不合格が続く中、日に日にたくましくなり最後まで頑張りました。現在、合格をいただいたチャレンジ校にお世話になっております。ぎりぎりで入ったのでついていかれるか心配でしたが、後は本人次第だと思います。
まだまだ時間はあります。お母様からみて穴がある部分がわかっているのならそこを強化して、これからは過去問をやりこんで志望校の傾向をつかむのが一番だと思います。それから、計算問題、漢字の留めはねなど、とりこぼしてはいけない部分をしっかりととれるよう!毎日練習させましょう!! 桜が咲きますように!

スレ主さんも、「ありがたく読ませていただきました」「とにかく残された日々、精一杯頑張ります!!」と書いておられます。
桜が咲きますように、インターエデュもお祈りしております!