今からでもできる!子どもの食事問題を食育で解決 エデュママリサーチ第55回

エデュママリサーチ
2015年5月20日

第55回 今からでもできる!子どもの食事問題を食育で解決

inter-edu’s eye
小学生のお子さまを持つエデュママのなかには、食事について悩まれている方も多いのではないでしょうか。今回のエデュママリサーチでは各ご家庭の食事についての問題と、改めて見ていきたい、食育の重要性と今からでも実践できることをリサーチしてきました。

食事についての問題は時間が解決するものも?

食事について直して欲しい所は?

下記の表は、子どもの食事について直して欲しい所(幼児以上の子どもと同居している親限定)のアンケートをまとめたものです。もっとも多いものは「好き嫌い・栄養バランスの偏り」が55.60%で約半数、次に「同じものばかり食べる」「間食が多い」「食べる量が少ない」「早食い・よくかまない」となっています。

好き嫌いに関しては親御さんもご経験があると思いますが、大人になるにつれて直る場合もあります。例えば少し癖のある野菜や魚は子どもの頃は苦手だったが、大人になってから好きになったというケースもありますので、無理やり嫌いなものを食べさせるのはよくないという説もあります

「早食い・よくかまない」「食事時間が不規則」などは小さいころからの習慣や癖でどこかで誰かが直さないと、大人になってから直すのが難しい場合もあります。それを直すにはご家庭での親御さんの教育が必要になってきます。

好き嫌い・栄養バランスの偏り 55.60%
同じものばかり食べる 20.00%
間食が多い 17.80%
食べる量が少ない 15.60%
早食い・よくかまない 13.30%
ジャンクフードが多い 11.10%
食事時間が不規則 6.70%
食べ残し 8.90%
食材種類が少ない 4.40%
寝る前の食事 2.20%

参考:「小学生対象の食事について直して欲しい所(複数回答、幼児以上の子どもと同居している親限定)」調査会社ネットエイジア

食事問題の救世主とは

食育のメリットと、取り組みは?

「食育」とは『さまざまな経験を通じて「食」に関する知識と「食」を選択する力を習得し、健全な食生活を実践することができる人間を育てること』と定義されています。

食育のメリットは「五感を刺激して広範囲に学べる」という点です。例えば実際に田んぼに行き、稲を植え収穫し、食べることで食材の名前や形、色、季節感などを学ぶことができます。本やDVDでも学ぶことはできますが、実体験で得たものはなかなか忘れないものです。中学受験の理科や社会などでも食に関する問題はよく出ています。実際に五感を使って体験していれば頭にも自然と入るのではないでしょうか。

また小学校で行っている取り組みとして、文部科学省では「スーパー食育スクール」というものも実施しています。これは小学校における食育を充実するために、関係機関や団体と連携し、食育に関する取り組みを行う事業です。

平成27年度は30事業(35校)都内ではお茶の水女子大学附属小学校で実施されています。過去の実施例で「カツオの一本釣り」を社会科の水産業の分野に関連させ、水産業への理解を深めたり、和食と関連づけて日本の食文化を考えるなどを行っています。

食育のキーは食に対する愛着

先ほど好き嫌いは大人になるにつれて自然と直るかもしれないと述べましたが、成長段階である幼児期ではなるべく多くの栄養を摂り入れ、健やかに育って欲しいと思う親御さんは多いのではないでしょうか。

解決方法の一つとして自分で食材を育て、調理するということが挙げられます。簡単に出来るものではハーブなどの栽培キットを購入したり、休日に釣りに出掛け自分で釣った魚を調理するなどがあります。自分で苦労して採ってきた食材には愛着が湧き、嫌いなものも好きになる可能性もあります

また同時に命の大切さや、採ってくる難しさを知れば、普段何気なく食べているものに対して感謝することも同時に学ぶことができます。ただ大切なことは「楽しみながら学ぶこと」です。これはお子さま一人ひとりの性格による部分も大きいので、真っ直ぐ向き合いながら、色々試しながら行うといいのではないでしょうか。

ココがポイント!

食事に関しての問題は、親御さんが関係していることがほとんどです。どちらかが嫌いなものは子どもにも引き継がれてしまう可能性が高くなっています。しかし逆にいえばご家庭できちんと意識していれば好き嫌いもなく、栄養を摂ることができます。「親は子の鑑」と思い、しっかりした食事を心がけていきましょう。

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