入塾テストって何を準備すればいいの?

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中学受験を目指すご家庭の多くは、3年生(新4年生)の2月から塾通いが始まります。そのためには、今まさにこの時期からの準備が大切です。そこで今回は、いよいよ中学受験に向けてスタートを切ろうとしているご家庭に向けて、大手塾の「入塾テスト」に絞り、準備のポイントと「心構え」についてお伝えします。

大手受験塾の入塾テストとは?

入塾テストの主な目的は、「入塾可否を判定するため」と、「クラス分けのため」に行われます。またテストの成績優秀者に与えられる資格、特待生を選ぶためにも使われます。

新4年生向けの入塾テストは、国語と算数の2教科で行われます。出題範囲は特に設けられていませんが、4年生で習う内容が含まれることもあります。

大手受験塾の入塾テストとは?

入塾までのおおよそのスケジュールは

9月~10月:中学受験塾情報収集
10月~12月:入塾テスト対策
10月~1月:入塾テスト・説明会・体験授業・入塾手続き
2月:授業スタート

と考えるとよいでしょう。

大手受験塾、新4年生向け入塾テストの特徴

首都圏の大手中学受験塾というと「サピックス」「四谷大塚」「日能研」「早稲田アカデミー」の4つがよくあげられます。それぞれ塾の特色については、「強みは何か」を押さえて調べるとよいでしょう。今回は2月スタートに向けての入塾テストの実施日、テスト後の対応、特徴についてまとめました。

【サピックス】

テスト実施日 10月9日、11月23日、12月10日、1月8日に実施される新学年入室テスト
テスト後の対応 成績速報・答案画像をWEBで確認できる10日以内に個人成績票等を郵便にて発送
特徴 採点しているときに厳しく見ている点として下記が公式サイトに記載されています。
『漢字のトメ・ハネ・ハライが不十分な解答や、読めない・紛らわしい等の解答につきましては厳しく採点しております。ハネが不十分だったり、文字が薄くて読めなかったりするなどの場合は不正解とさせていただきますので、枠内に「大きく・はっきりと・丁寧に」解答するようご注意ください。』

参照:サピックス公式サイト

【四谷大塚】

テスト実施日 11月25日(以降は随時公式サイトで発表)
テスト後の対応 入塾テストの結果を24時間以内に連絡、校舎スタッフが現在の学力と今後の学習について面談を行う。
特徴 入塾テストの合格率は50%だが何度でもチャレンジでき、合格するための学習指導もある。

参照:四谷大塚公式サイト

【日能研】

テスト実施日 随時開催。日能研全国テストも入会テストとなる。
テスト後の対応 基準に達した方には「入会資格」を発行
特徴 入会テスト、日能研全国テストともには無料。

参照:日能研公式サイト

【早稲田アカデミー】

テスト実施日 毎週土曜日
テスト後の対応 テスト結果から学力に合ったクラスを紹介。また、希望により個別カウンセリングを実施。
特徴 代替えテストとして、他の模試やオープンテストの結果を採用し、入塾テストが免除される場合がある。

参照:早稲田アカデミー公式サイト

入塾テスト対策って必要?

入塾テストで出鼻をくじかれることも

入塾テストで出鼻がくじかれることも

入塾テストは、学校のテストと内容が異なります。学校のテストの点が良くても安心してはいけません。思った以上に点数が取れなくて、お子さま・親御さんともにショックを受けるかもしれません。また、塾によっては“落とされる”こともあります。

そういうものだと思って、点数が悪くても、落ちてもあまり気にしないのが一番なのですが、上手く割り切りができないご家庭も多いことでしょう。また、全く何もしないで臨むよりも、少しでも対策をして臨んだ方が入塾への気持ちも高まるので、精神面でもよいでしょう。

テスト対策が必要な理由

そしてもう一つ、テスト対策をした方がよい理由があります。

入塾テストの目的にある「クラス分け」です。成績に応じて、上位から下位までの各クラスに振り分けられるものですが、中学受験ギモン解決所「元中受ママが伝授! 入塾後、親がやるべきことは?」で、受験ドクターの春野先生はこう指摘しています。

お子さまの「自信やプライド」を考えると、できれば上の方のクラスで好スタートを切りたいのが、保護者の方の本音ではないでしょうか。 「自分はデキる」という思い込みは、実は長い受験生活の中で、勝利のための非常に大切な要素です。子どものやる気の芽を摘まないためにも、上位クラスになるまで複数回入塾テストを受けるのも、ひとつの戦略ではあります。このあたりは、ご家庭の考え方とお子さまの性格によるでしょう。

上位クラスでは、優秀な子ども同士が切磋琢磨するので、学力を伸ばせるというメリットもあります。
一方で、入塾後には定期的に「組み分けテスト」、テストの結果でクラス替えが行われ、クラスが落とされることもあります。そのプレッシャーに勝てるか、落ちたときに奮起できるか、など春野先生が言うように、お子さまの性格をふまえて考えるとよいでしょう。

どんな対策が必要?

塾にもよりますが、国語は長文問題、算数応用問題が出題される傾向にあり、学校のテストと異なるので、戸惑うこともあります。 また、どの塾でも出題されるのは漢字の読み書き。まだ習っていない内容も出題されることもあります。
従って、3~4年生の範囲を市販の参考書などを使って勉強しておくとよさそうです。
過去問を公開している塾もあれば、入塾テストのための通塾が必要な塾もあります。お子さまにとって何がベストなのか、考えましょう。

2月からのスタートに向けて準備を!

2月からのスタートに向けて準備を!

中学受験を成功に導くには、お子さまの強い気持ちとご家族のサポートが最も重要ですが、「塾」もとても大きな存在です。お子さまに合った塾を選ぶために、積極的な情報収集を行いましょう。とくに大手塾は、校舎によって授業の進め方や雰囲気が異っています。説明会や体験授業に複数参加し、先輩ママの意見も聞いて、納得するまで塾研究することが大切です。

なぜかというと、受験期の途中で塾を変えること、つまり転塾は、お子さま・親御さんともに体力がいるからです。

成績がどんどん伸びて、今の塾では物足りない!というポジティブな転塾理由でも、新しい塾では一から先生の教え方に慣れ直す必要があります。そして、先生が合わない、通うのが大変というネガティブな理由で転塾が必要な場合は、中学受験自体のモチベーションにも影響しかねません。

共働きのご家庭であればなおのこと、念入りに確認しながら準備しましょう。送り迎えや塾弁はどうするのか、プリントの管理、家庭学習スケジュール組みは誰がやるのか、サポート面を夫婦でどう分担できるかどうか、イメージしながら話合いましょう。親が目いっぱいになってしまって、イライラがお子さまに影響することは一番好ましくないことですから。

いよいよ入塾!何を準備する?

そして、入塾後は、1日、1週間のスケジュールがガラリと変わります。
塾のカリキュラムにもよりますが、学校の宿題に加えて、塾の復習、宿題等が家庭学習に加わり、あっという間にその量も増えていきます。入塾直後、最初がとても肝心です。ここでリズムが作られると、この先の受験勉強が波に乗ります。よって、入塾前から生活リズムをしっかり整え、家庭学習の習慣をつけておきましょう。

さまざまな“ドラマ”が生まれるのが「中学受験」。しっかり準備したからといって、すべてがスムーズに行くとは限りません。山あり谷ありの中学受験を、子どもだけでなく、親としての成長の経験ととらえて臨んでいきましょう!

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